24/01/28
【新NISA】株主優待と配当金「ダブルで嬉しい」2月権利確定銘柄3選
日経平均株価は2014年1月15日に一時3万6000円を超え、バブル崩壊後の高値を更新しました。約33年11カ月ぶりの高値となっており、新NISAのスタートも相まって株式投資に注目が集まっています。
株式で人気があるのは株主優待がある銘柄や高配当の銘柄です。さらに、中には株式優待がもらえて配当金にも魅力のある銘柄も存在しています。今回は2月権利確定の「ダブルで嬉しい」銘柄を3つ紹介します。なお、データは2024年1月18日時点のものです。
株主優待+配当金銘柄①:ヨンドシーホールディングス (8008)
女性アクセサリーのブランド4℃は根強い人気でコロナ禍でも安定的な配当を出している銘柄です。ブライダルジュエリーやファッション小物もあり男性からのプレゼントとしてはもちろん女性自身のご褒美として幅広い年齢層からの支持を得ています。
・株価 2005円
・最低投資額(100株単位) 20万500円
・予想配当 8300円
・予想配当利回り 4.14%
・権利確定 2月
【株主優待】3種類から選択
・100株以上
①株主ご優待券(2,000円分)
②4℃オリジナルQUOカード(500円分)
③日本水フォーラムへの寄付(1,000円分)
・500株以上
①株主ご優待券(5,000円分)
②Canal4℃ジュエリー
③日本水フォーラムへの寄付(3,000円分)
※1000株以上段階ごとに金額・ランクアップ
【配当】
筆者作成
株主優待+配当金銘柄②:Jフロントリテイリング(3086)
大丸・松坂屋を中心に百貨店事業を展開しています。商業施設では他にパルコや銀座シックスなども手がけています。デベロッパー事業、金融事業等も拡大。株主優待は買い物の割引が受けられる優待カードとなっています。
・株価 1382円
・最低投資額(100株単位) 13万8200円
・予想配当 3300円
・予想配当利回り 2.39%
・権利確定 2月
【株主優待】
大丸・松坂屋お買い物ご優待カード
大丸・松坂屋での買い物の際に提示すると10%割引
(利用限度額)
100株以上 500株未満…50万円
500株以上 1,000株未満…100万円
1,000株以上 2,000株未満…200万円 など
※1単元以上の継続保有で利用限度額100万円加算
【配当】
筆者作成
株主優待+配当金銘柄③:タビオ(2668)
国内の靴下工場で製造した商品を靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」「Tabio」「TabioMEN」で販売している会社です。株主優待は自社店舗で使える株主優待カード。3年以上の長期保有で金額がアップするうれしい特典付きです。
・株価 1208円
・最低投資額(100株単位) 12万800円
・予想配当 3000円
・予想配当利回り 2.48%
・権利確定 2月
【株主優待】
株主優待カード
100株以上…保有1〜3年未満は1,000円分、3年以上は1,500円分
500株以上…保有1〜3年未満は5,000円分、3年以上は8,000円分
1,000株以上…保有1〜3年未満は10,000円分、3年以上は16,000円分
※株主優待は1年以上継続保有(2月・8月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)が条件。長期保有特典は3年以上継続保有(2月・8月の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)が条件
【配当】
筆者作成
株主優待銘柄を新NISAの成長投資枠で購入するには
2024年スタートの新NISAでは、成長投資枠で株式投資ができます。2023年までに一般NISAまたはつみたてNISAの口座を持っていた場合、2024年からはそれらの口座を保有していた金融機関に自動的に新NISAの口座開設が行われ、つみたて投資枠と成長投資枠が持てます。
ただし、銀行や郵便局で新NISA口座を持っている場合は新NISAの成長投資枠で株を購入することはできません。株は証券会社でしか購入できないからです。
株を成長投資枠で購入したい場合は、証券会社に口座開設するか、銀行や郵便局の新NISA口座を証券会社に移管するようにしましょう。
株主優待はどうやったらもらえるの?
株は証券会社でのみ購入できます。証券会社に口座開設した後、株を購入し権利確定日に株主であった場合、その企業の設定日に口座開設した住所に送付されます。なお、権利確定日に株主になるためには、権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)までに株を購入する必要があります。
なお、引っ越しした場合、証券会社に住所変更手続きをしておかないと株主優待が届かない事態になってしまうので注意が必要です。
企業によっては、期日を決めてどの優待を選ぶか回答が必要なものもあり、うっかり期日をすぎてしまうと優待はもらえません。筆者ももらいそびれてしまったことがありますので、気をつけましょう。
株主優待・高配当の銘柄への投資は、低金利時代に魅力的。ぜひダブルで手に入れることを検討してみてくださいね。
*本記事で紹介した個別の銘柄については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄の株式等の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。
【関連記事もチェック】
・NISA・iDeCo本で日本一の著者が教える「新NISA・iDeCo完全ガイド」【Money&YouTV】
・新NISAで買いたい、高配当&株主優待「ダブルで嬉しい」銘柄5選
・ゆうちょ銀行だけにある7つのメリット
・お金が貯まらない人が頻繁に訪れる4つの場所
・年金だけで裕福に暮らす6つのアイデア
稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう