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18/01/26

家計・ライフ

女性のおひとりさま、老後はいくらかかる?

女性が一生おひとりさまだとしたら老後までにいくらあれば安心できるのでしょうか。老後にどんな暮らしをしたいかで準備するお金も変わりますが、一緒に考えていきましょう。

おひとりさま女性の老後の生活費

老後の生活費がいくらかかるのか想像することはなかなか難しいことだと思います。2016年総務省発表の「家計調査報告書」から現在の高齢単身無職世帯の生活の状況を見てみると、収入は約12万円、支出は約15万6000円と毎月約3万6000円の赤字であることがわかります。

ここで注意しておかなければならないのは、家計調査報告書の金額は、衣食住の最低限の支出であることと、支出の中の住宅費は持ち家前提なので、賃貸の場合の家賃は含まれていないことです。

仮に老後も賃貸で住み続けるとすると、さらに家賃分の支出が増えることをかんがえておかなければなりません。また、教養、娯楽、交際費などは36000円と少額なので、旅行に行ったり、趣味の幅を広げたりとゆとりのある生活をしようと思うのであれば、さらに必要なお金は増えていきます。

高齢単身無職世帯の家計収支ー2016年ー

※総務省 2016年度家計調査報告より

老後の年金はいくらもらえる?

「家計調査報告書」にある収入のうち、社会保障給付という金額が年金に当たる部分ですが、あくまでも11万1000円という金額は現在もらえる額であり、20代、30代の人が受給年齢に達する頃には、同じ水準でもらえるとは限りません。

2016年12月に可決された「年金制度改革法案」により、2019年からはマクロ経済スライドの強化により、社会情勢によって年金の受給額が自動的に調整されるようになりました。
厚生労働省によると、20年から30年後には、現在の受給水準の60%〜70%になると試算されています。

さらに現在年金の受給開始年齢は65歳ですが、引き上げも検討されていますので、将来的には70歳になる可能性も考えておかなければなりません。

おひとりさま女性なら、最低2500万円必要

老後のお金はいくら必要なのかを考えるときに大事なのが何歳までの生活費を準備するかです。もちろん、何歳まで生きるかは誰にもわかりませんが、最低でも90歳までの準備だけはしておきましょう。

2016年厚生労働省発表の平均寿命は男性が80.98歳、女性は87.14歳となっています。女性は二人に一人は90歳まで生きるとされています。老後のお金を考えるのであれば、最低限90歳までの生活費は準備しておきたいものです。

家計調査報告書をもとに、65歳以降の年金収入は社会保障給付の70%、老後の支出は総支出の数値を用いて、90歳まで26年間生きた場合の老後資金を計算してみましょう。

65歳から年金を受け取ると仮定した場合、収入は、毎月約7万8000円、受取る年金合計は2433万円。一方支出は毎月15万6000円、支出金額合計は4680万円です。

差額2247万円は老後資金として準備する必要があります。さらにゆとりある老後を送りたい人や、老後も家賃の支払いがある人はさらに上乗せしておく必要があります。
また、病気になったとき、介護状態になったときのことまで考えればさらに300万円くらいは準備しておいた方が安心かもしれません。

受け取れる年金の金額は働き方、働いた期間によって一人一人異なりますので、自分の場合はいくらもらえるのか詳しく知りたいという人は、日本年金機構のねんきんネットで試算してみましょう。

まとめ

必要なお金は老後にどんな生活をしたいかで変わります。65歳をすぎても、元気で働けるのであれば働いて収入を得ることもできます。また、現役時代に老後にも収入が入る仕組みを作っておいてもいいでしょう。楽しく過ごしている老後を想像しながら、少しずつでも楽しみながら貯める努力をしてみましょう。


執筆者

黒須かおり
ファイナンシャルプランナー(AFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてライフプランのコンサルティングを行う。住宅ローンや教育費から、相続や老後のマネー相談まで、幅広い資金計画のアドバイスを手がけている。現在女性起業家を中心とするコンサルタントとしても活動中。FP Cafe登録パートナー。

記事提供:moneliy

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