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23/04/01

家計・ライフ

買った時点で「損」するモノも…プロが絶対買わないアイテム5つ

買った時点で「損」するモノも…お金のプロが絶対買わないアイテム5つ

現代社会で暮らすことは、毎日のように何かを買うことでもあります。そのなかには、買ってよかったと思えるモノがある一方で、買った時点で損だと思うようなモノもあります。
FPである筆者が買わないと心掛けているモノはなにか、じっくり考えてみました。

FPが買わないモノ1:ノリで買いそうになるお買い得品

買うか買わないか、最後の決め手は損得勘定よりも感情、ということは誰しも経験があるのでは。かくいう筆者も例外ではありません。
スーパーの食料品売り場の「3割引き」シールが貼ってあるお肉のパック、デパートの「わけあり品ワゴンセール」、インターネットショッピングの「今だけチャンス」のタイムセールなど、買う気にさせるあの手この手は枚挙にいとまがありません。

その場のノリで買って、その時はよくても、その後冷静になると「そんなにおトクじゃなかった」「似たようなモノを持っていた」「結局使いきれなかった」など、買ったことを後悔することもしばしばです。
売り手はプロなので、その場で冷静さを取り戻すのは至難の業。そんなわけで、売り手にのせられそうな雰囲気を感じた時には買わないことにしています。買わなければ、少なくとも損はしないと思うからです。

FPが買わないモノ2:見栄心をくすぐられる贅沢品

気分で買ってしまうモノには、見栄心をくすぐる贅沢品も当てはまります。ウェブサイト、SNS、雑誌などを見ると、素敵だなと思うモノは次々と出てきます。
しょせんすべては買えません。しかし、なかにはつい買ってしまいそうになるモノがあります。それは、見栄を張りたい気持ちが刺激されるモノではないかなと、最近よく感じています。

自分が使う持ち物ばかりではなく、お世話になった方など思い浮かべて「あの人にプレゼントしたら喜ばれそう」、もっと正確に言えば「私の株が上がりそう」、という下心なのかもしれません。そんな自己嫌悪とセットになりがちな贅沢品を見かけたら、お財布のヒモをギュッとかたくするようにしています。

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FPが買わないモノ3:惰性で買物カゴにはっている常備品

逆に、何も考えていないからこそ買ってしまいがちなモノもあります。たとえばスーパーに買物に行ったとして、まず果物売場でリンゴ、魚売場で鮭の切り身…、と自動的に買物カゴに入れてしまうことがあります。まだ家にあった、と思い出しても引き返すのは面倒だし、売場に戻すのも気が引けるし、まぁ日持ちするからいいか、と自分を納得させて買うことは、できれば避けたい購買行動です。本当に必要なモノとは言えないからです。

同様に、習慣的に立ち寄るコンビニ、いつもの自販機、ラーメンにはいつも餃子セット、といったように、無意識のうちに買っているものは意外と多いのかもしれません。
欲しいモノ、必要なモノは買いますが、きちんと意識して買いたいものです。いつも買っているからと惰性に流されて買っていると節約にはつながりません。

FPが買わないモノ4:手数料が高い投資信託

金融商品で買わないモノと言えば、手数料の高い投資信託です。投資信託は、株式投資と比べると少額からでも売買が可能で、リスク分散もしやすい投資方法です。刻々と変わる値動きを追っていなくても大きな損失になることもほぼありませんので、比較的安心していられることも、精神衛生上のメリットです。

ただ、気を付けたいのは手数料です。投資信託は投資の専門家が、投資家に代わって運用してくれる仕組みなので、その分手数料(信託報酬)がかかります。投資信託そのもので利益が出ても、手数料が高くては利益が目減りしてしまいます。
しかも、将来の利益は不確定ですが手数料は確定しています。必ずかかるコストだからこそ、しっかり見極めた銘柄選びが肝心です。

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FPが買わないモノ5:買ったとたんに大きく値下がりする新築の不動産

不動産物件は、個人にとっては大きな買物です。ローンを組んで長期にわたって返済していくためには、家計のマネープランを立てて実行することが重要です。
そんなマネープランを根底から揺るがしかねないのが、物件価格の予想外の値動きです。

マンションなどの新築物件は買った時点で中古物件になり、何らかの事情により売ることになったとしても、価格の下落は約2割を見込んでおく必要があると言われています。
地域や設備によっては、さらに値下がりする場合も。そのため、不動産を購入する場合には大きく値下がりするリスクのある物件は避けなければなりません。
大きな買物だからこそ、見極めは大切です。

まとめ

今回は、買わないように気を付けているモノをピックアップしました。筆者もまだまだ修行中、と感じました。
日常生活から投資、不動産まで、お金はムダなく有意義に、楽しく使いたいですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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