ゆうちょ銀行にしかない7つのメリット

ゆうちょ銀行は、2007年に民営化された銀行です。日本全国に広がるネットワークのお陰で使いやすく、多くの人に親しまれています。
日本国民の人数が約1億2,396万人(2024年7月1日時点)であるのに対し、ゆうちょ銀行の通常貯金口座数は約1億2,000万口座（2024年3月末時点、以上日本郵政グループのウェブサイトより）と、ほとんどの国民が保有していることがわかります。
今回は、そんなゆうちょ銀行のメリットを7つ紹介します。

ゆうちょ銀行のメリット1：全国各地に支店がありATM設置台数も多い

ゆうちょ銀行のATMは、2024年3月末時点で、約31,200台あります。ゆうちょ銀行以外の金融機関のATMは全国で89,232台（一般社団法人全国銀行協会「2022年版決済統計年報」より）なので、全国のATMの25％はゆうちょ銀行のATMであることがわかります。
また、ゆうちょ銀行の支店は郵便局内にもあるため、総店舗数が23,557店(2024年３月末時点)と多く、ゆうちょ銀行以外の銀行店舗数の約1.75倍に匹敵します。

そのため、急いで振込や引き出しをしたい時にすぐに立ち寄れることや、旅先でATMを見つけやすいというメリットがあります。

ゆうちょ銀行のメリット2：キャッシュカードが無くてもATMを利用できる

ゆうちょ銀行の特徴として、通帳のみで現金を引き出せるサービスがあります(ただしファミリーマートや商業施設に設置されているゆうちょATMでは、通帳での引き出しは行えません)。
また、2023年5月から、ゆうちょ銀行アプリでATMの入出金が行えるようになりました。
「ゆうちょ通帳アプリ」と「ゆうちょ認証アプリ」をインストールすることで、スマートフォンでATMを操作できます（Android、iOSともに対応していますが、バージョンによるので利用前に確認が必要です）。
スマートフォンだけでお金の出し入れができるようになると、キャッシュカードや通帳を忘れても、ATMが利用できるので利便性がとてもよくなります。

ゆうちょ銀行のメリット3：払込書がATMで読み取れる

ゆうちょ銀行のATMにはペイジーマーク付きの払込書を読み取る機能があります。また、ゆうちょ銀行の支店にあるATMではペイジーマークの無い払込書の支払いもできます。
この機能はほかの金融機関のATMにはありません。そのため、インターネットバンキングを利用できない方も、ゆうちょ銀行のATMを利用すると、窓口に並ぶ必要なく手軽に支払いができます。

ペイジーマーク付きの払込書の場合、ATM画面で「QRコード支払・ペイジー」→「料金払込（ペイジー）」ボタンを押し、機械上部の払込書挿入口から読み込む仕組みです。払込書挿入口のないATMや、ペイジーマークの記載のない払込書の場合は、払込書に記載の番号を手入力することで支払いが可能です。
駅やコンビニに設置されているゆうちょ銀行ATMには払込書挿入口がありませんが、画面の案内に従い手入力することにより支払いが行えます。

ゆうちょ銀行のメリット4：平日以外や夜間もATMを無料で使える

ゆうちょ銀行や郵便局内のATMでは、土日祝日や平日夜間も無料で預入や引き出しが行えます。平日と土曜日は7：00～23：00の間、日曜・祝日は7：00〜21：00のすべての時間で手数料が無料です。多くの銀行では平日の早朝や夜間、土日祝日は手数料がかかりますが、どの時間帯でも無料で使える点は、ゆうちょ銀行の大きなメリットです。

＜ゆうちょ銀行や郵便局内ATMの利用可能時間＞

ゆうちょ銀行公式サイトより

＜ファミリーマートに設置されているATMの利用可能時間＞

ゆうちょ銀行公式サイトより

ゆうちょ銀行のメリット5：窓口の営業時間が長い

多くの銀行の営業時間は9:00～15:00ですが、ゆうちょ銀行の窓口の営業時間は平日の9：00～16：00と1時間長いのもメリットの1つです（一部店舗を除く）。15時までには間に合わないという場合でも、ゆうちょ銀行に行けば間に合います。忙しい方にとっては、1時間という差はとても大きく感じるものですので大きなメリットと言えるでしょう。

ゆうちょ銀行のメリット6：オンラインサービスが充実している

ゆうちょ銀行にはインターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」や、入出金の確認などがスマートフォンからできる「ゆうちょ通帳アプリ」があります。

「ゆうちょダイレクト」では、ゆうちょ銀行間の送金であれば即時に入金され、15時以降の手続きでも翌日扱いになりません。さらに、ゆうちょ銀行間の送金であれば、月5回まで無料で行えます(送金無料回数は、ゆうちょ通帳アプリによる送金回数との合算となります)。

「ゆうちょダイレクト」ではペイジーの振込も可能で、公金または公共料金のお支払いの場合、手数料は30円、その他の支払手数料は61円です。

また、「ゆうちょダイレクト」には、FAXや電話から振替や残高照会が行えるテレホンサービスもあります。サービス利用時間も0:05〜23:55とほぼ24時間利用できるので、営業時間外も活用できます。利用するには事前申込が必要ですが、ネットバンキングに馴染みがない方にとっては利便性の高いサービスでしょう。

また、「ゆうちょ通用アプリ」では、「ゆうちょダイレクト」と同じく、残高照会、入出金の確認ができる以外に月々の収支をグラフ化してくれます。先述したようにカードや通帳がなくてもスマホだけでATMの操作も可能です。
そのうえ、スマホで簡単に個人間送金ができる「ことら送金」にも対応。相手がことら送金に対応している場合、他行宛であっても、最大10万円未満の個人間の送金が月5回まで無料でできます。

ゆうちょ銀行のメリット7：ゆうちょPayが使える

ゆうちょ銀行には電子決済サービスの「ゆうちょPay」もあります。ゆうちょPayは、郵便局はもちろんの事、コンビニやスーパー、ドラッグストア、家電量販店、ファストフード店などで利用できます。ゆうちょPayを使うと、登録してある口座から代金が即時引き落としされるため、使い過ぎ防止にも繋がります。

ゆうちょPayは利用金額400円につき1ポイントのポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント＝1円としてゆうちょPayでの支払いに利用できます。なお、ポイントの有効期限は贈呈月の翌月から12カ月後の月末までですので注意しましょう。

ゆうちょ銀行口座を活用しよう

ゆうちょ銀行は全国各地にATMがあり、スマホだけで引き出せるのがメリット。窓口の営業時間も長めでATM手数料も無料の時間が多いので、生活費口座として活用するのもいいかもしれません。また、インターネットバンキングに不慣れな方にとっても、便利なサービスが多くあります。「まだ口座がない」「口座はあるけど使っていない」というのであれば、今回ご紹介したサービスも含めて、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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