22/09/20
「お金が貯まらない人」がよく訪れる3つのある場所
さほど贅沢はしていないはずなのに、なぜかお金が貯まらないという声を聞くことがあります。そこで今回は、「なぜかお金が貯まらない」という悩みを解決するために、お金が貯まらない理由とお金を貯める考え方をご紹介。あわせて、「お金が貯まらない人」が共通していく3つの場所をチェックしていきます。
お金が貯まらない理由とお金をためるための考え方
なぜかお金が貯まらないその理由は、「残ったら貯めようという意識」と、「使っている意識が少ないお金」が原因です。
●お金が貯まらない理由:「残ったら貯めようという意識」があるから
お金を貯めようとするとき、「貯蓄=収入-支出」で考える人は、お金が貯まりません。収入から支出を除いた残りを貯めようとすると、支出が多い月にはお金が貯められなくなりますし、つい使いすぎる原因にもなってしまいます。
お金を貯めるには「支出=収入-貯蓄」の意識をもつことが大切です。つまり、最初から貯蓄する額を収入から差し引いて、残った金額で生活をやりくりしていく意識が必要ということです。先取り貯蓄をすることで、残りのお金をすべて使ってもお金が確実に貯められます。また、ムダなお金を極力使わないようにする気持ちが生まれます。
●お金が貯まらない理由:「使っている意識が少ないお金」があるから
お金は、使っていないのになくなるはずはありません。使っているのです。「ラテマネー」と呼ばれるちょこちょこ買いやサブスクなど、使っている意識が少ないお金がいろいろとある場合も、お金が貯まりません。
特にその金額が数百円と少額であれば、「これくらい使っても大したことはない」という気持ちも生むでしょう。しかし、一回の出費が少額でも、積もり積もれば大きな支出になります。お金を貯めたいならば、家計把握のためにも、使っている意識が少ないお金の洗い出しをしてみましょう。そして、不要な出費ならなるべくなくす、あるいは予算化するなどして、出費を減らすようにしましょう。
「お金が貯まらない人」が共通していく3つの場所
最初から貯蓄する額を収入から差し引いて、残った金額で生活をやりくりしていくことは意識ができたとしても、使っている意識が少ないお金は、意識しようにも気づけない可能性もあります。「お金が貯まらない人」が共通していく場所をご紹介しますので、使っている意識が少ないお金に気づくきっかけにしてみましょう。
●お金が貯まらない人がいく場所1:コンビニ
ランチの帰りに、仕事の帰りに、なんとなくコンビニに立ち寄る習慣があるという方は多いのではないでしょうか。コンビニで使うお金はたいていの場合、少額です。しかし、1回に使う金額は少額であったとしても、毎日になれば、その金額は大きくなります。しかもコンビニは原則、定価販売なので、スーパー等で購入するよりも割高です。
ですから、毎日必要なものであれば、あらかじめ安い店舗でまとめ買いをして自宅や会社にストックをしておきましょう。また、なんとなく買おうとしたものが本当に必要なものなのかどうかもチェック。コンビニのレシートをまとめておいて、後から振り返ってみましょう。
コンビニとの付き合い方を今一度考えてみるだけで、お金は貯まりやすくなります。
●お金が貯まらない人がいく場所2:時間外の銀行ATM・コンビニATM
仕事帰りに時間外の銀行ATMやコンビニATMに寄って銀行口座からお金を引き出している人はいませんか? 夜間でも土日祝日でもお金が引き出せて便利ですが、銀行のATMは利用時間によっては時間外の利用手数料がかかります。また、コンビニATMでも、ほとんどの場合利用手数料がかかります。
ATMの1回の手数料は110円~220円程度。少額であるため、あまり気にせずに引き出している人もいると思います。しかし、やはり積もり積もれば大きな金額です。ATMの利用手数料(220円)を週3回支払っていたら、毎月220円×3日×4週=2,640円となります。それが1年続けば31,680円です。少額だからと甘く見ず、無料で引き出せる時間帯にATMを利用するようにしましょう。
また、銀行や取引状況によっては「毎月○回までATM利用手数料無料」といった特典が用意されていることもあるので、お使いの金融機関の無料の条件を確認してみましょう。
●お金が貯まらない人がいく場所3:高級〇〇
高級ホテルに泊まったり、高級レストランで食事をしたりという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、高級なモノやサービスを購入および利用するのが悪いわけではありません。あらかじめ予算を組み、準備を重ねた上で購入・利用するのであれば問題ありません。
しかし、お金のことを考えず「せっかくの旅行だから」と、後先考えずにお金を使ってしまうのはもちろんNG。また、高級ホテルやレストランに味を占めて、生活レベルが落とせなくなって、お金を使い過ぎてしまうのもNGです。今後の見通しを立てずに、収入レベルを超えた支出を繰り返していては、お金が貯まらないのも当然の結果です。
お金を貯めたいのであれば、あらかじめいくらまで使っていいのかを予算立てて、それ以上は使わないようにしましょう。一時の感情に負けて、お金を使いすぎることのないように心がけることが大切です。
まとめ
お金が貯まらない理由とお金を貯める考え方、そしてお金が貯まらない人が共通していく3つの場所を紹介してきました。もし自分が当てはまっていることがあれば要注意。お金が貯まる人になるために、お金の使い方について考える時間をつくってみてくださいね。
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キムラミキ 株式会社ラフデッサン 代表取締役
AFP・社会福祉士・宅地建物取引士。外資系生命保険会社、マンションディベロッパーの営業を経て独立。現在は、就労移行支援事業所Fine米子オフィス(うつや発達障がいのある方の就労サポート施設)の運営に携わり、経済的自立をしたいと考える方のサポーターとして活動中。得意分野はライフプラン、キャリアプラン、生命保険、不動産。BSS山陰放送ラジオパーソナリティ歴10年以上の顔も持つ。
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