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26/01/12

家計・ライフ

自己破産を呼び込む「3つのお金の罠」

自己破産を呼び込む、お金の3つの罠

日常の支払いで、便利だからと何気なく使っているものが、実は深刻な借金のきっかけになることも。これは決して他人事ではありません。
気づかないうちに借金を膨らませ、最悪の場合には自己破産に至る場合も。
代表格はリボ払いですが、それだけではありません。
今回は、なぜそれが危険なのか、そしてリスクを避ける方法をわかりやすく解説します。

お金のワナ1:リボ払い 月々一定額でも借金が減らない

リボ払い(=リボルビング払い)は、高額な買物をしても月々の支払額を一定にできる、という支払い方法です。
支払額が毎月同じなら、計画的に使えそうと思う人もいます。
しかし、それは大きな勘違いです。

リボ払いには高い手数料(実質年率約8~18%) がかかり、残高がなかなか減らない仕組みになっています。金利が高いだけでなく、支払いが長期化すると手数料の総額が膨れ上がるため、元の借入額以上の負担になることもあります。

たとえば、あるクレジットカード会社のリボ払いを30万円利用し、月々1万円ずつ返済していくシミュレーションをしたところ、支払い合計金額は36万8355円に。実に7万円近くも手数料を支払わなければならなくなるのです。

返済が追いつかず、多額の残高を抱えてしまうと、自己破産を考えなければならないほど深刻な状態になることがあるのです。
そのため、まずはリボ払いの安易な利用はしないこと。一括払いが難しい買物は、クレジットカードの分割払いがベターです。2回払いなら手数料はかからず、残高もわかりやすくなります。

お金のワナ2:カードキャッシング 即金性と引き換えに重い負担

急な出費が必要になった時、クレジットカードのキャッシング枠の利用が助かった、という経験をした人もいるかもしれません。
コンビニなどのATMで、すぐに現金を引き出せるのは、いざという時には便利なものです。
とはいえ、キャッシングの利息はすぐに発生し、通常の買物でクレジットカードを利用するよりもはるかに高い金利が適用されます。利率はカード会社によって異なりますが、年利15%~18%が一般的です。

金融機関や自宅に行けば資金はあるけれど、現金が今すぐ必要、という緊急の場合なら利用価値もあります。しかし、お金がないから生活費のためにキャッシング、という選択はとても危険です。
翌月になってもお金が工面できる見通しがないなら、利用するべきはキャッシングではなく、自治体の公的な貸付制度などの福祉サービスかもしれません。

見通しのないままに借金であるキャッシングをしてしまうと、返済が滞りかねず、さらなる負担が増え、借入れが雪だるま式に増えるリスクがあります。

自己破産まっしぐらのお金のワナ3:多重債務 返済のために借りる悪循環

はじめは数万円のキャッシングだったとします。
友達と食事に行くのに、ちょっと手持ちの現金が足りなかったから、そんな理由だったかもしれません。
しかし、来月の収入が今月と同程度であれば、来月も同じような経済状況でしょう。
つまり、返済にまわすお金はない、ということです。

キャッシングをして、期日までに返済をしなければ延滞金がかかり、信用情報にも傷がつきます。そこで、仕方なく別のクレジットカードでキャッシングして、そのお金で返済する。
そして来月も、その翌月も同様に・・・。

こんな自転車操業状態は、まさに「多重債務」の典型です。

しかも、返済の利息はどんどん膨らんでいきます。
なぜなら、先月キャッシングをした3万円を今月返済する時には、3万円+利息の金額が必要です。そのお金を別のキャッシングで借りたら、その翌月の返済は「(3万円+利息)+新たな利息」になります。

そのうち、借入先が増えてしまうと管理も難しく、どこからいくら借りたのか、しっかり把握できなくなる場合もあります。

借金を抱えていると、何をするにも気がそぞろになりがち。冷静になれば借金を重ねるのは損になることはわかるはずですが、次の返済のことで頭がいっぱい、お金が借りられるのなら利息の計算は後回し、そんな状態に陥れば、自己破産まっしぐらです。

多重債務は最終的には返済不能に至ることもあるため、計画的な借入れを心がけ、返済計画が立たない借入れは避けることが重要です。

自己破産に至らないために

これらのワナにはまるきっかけは、多くの場合ちょっとしたものです。
少しずつ使うだけ、気を付ければ大丈夫、と思っているうちにはまってしまう傾向がありますので、よくよく注意をしておきたいものです。

もし今回紹介したような「お金のワナ」を使ってしまい、返済が難しくなってきた場合には、早めにファイナンシャル・プランナーなどの専門家に相談することをお勧めします。
借金が膨らんでくると、冷静な判断ができなくなってきます。
そんな時に、すべてを自力で解決しようとしなくても大丈夫。
リスクを回避しきれなかった時には、プロの力を借りるのも賢い選択です。

何より、使わないことが一番安全。借金や支払いの管理は、収入と支出のバランスを常に意識し、無理な借入れを避けることが大切です。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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