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25/11/11

家計・ライフ

年金生活者が実感した「やめてよかった」5つのこと

年金生活者が実感した「やめてよかった」5つのこと

年金生活に入ると、経済的にも体力的にも、現役時代と同じようにはいきません。定年後は「何をするか」を考えるより、「何をやめるか」を見直すいい時期なのではないでしょうか。実際、長年の習慣や「こうあるべき」という思い込みを手放し、軽やかな毎日を送るシニアも増えています。
今回は、実際に「やめてよかった」と思える5つの事柄をご紹介します。

年金生活者がやめてよかったこと1:義務的な人付き合い

「断ってはいけない」「付き合わなければならない」そんな“義務感のつきあい”ほど、心をすり減らすものはありません。町内会や趣味サークルなど、人とのつながりを広く持つのは良いことですが、シニア期は「無理をしない範囲」で十分。ソロ活が好きな人なら、気の合う人とだけ関わるスタイルも立派な選択です。

人づきあいの注意点として、1つのコミュニティだけに依存するのは避けましょう。もし人間関係が合わなかった場合、逃げ場がなくなってしまいます。複数の“居場所”を持っておくことで、心のバランスが保てます。

また、年賀状・お中元・お歳暮など、必要ないと判断すれば、終活の一環として整理するのもいいでしょう。「これを機に失礼します」と伝えれば、角を立てずにやめられます。
時間やお金の負担が減り、心にもゆとりが生まれます。そんな“人づきあいの引き算”が、年金生活を軽やかにしてくれます。

年金生活者がやめてよかったこと2:見栄を張った買い物

「まだ若く見られたい」「いいものを持っていたい」そんな気持ちは自然なことです。
けれども、見栄のための出費を続けていると、いつの間にか家計にも心にも負担が積み重なります。

シニア期に大切なのは、“他人の目”よりも“自分の心地よさ”。
たとえば、白髪染めをやめて自然なグレイヘアに変えた人の中には、「かえって上品に見られるようになった」「髪にツヤが戻った」と感じる人も多いものです。
また、車も同じ。維持費や燃費を考えれば、大きな車よりもコンパクトカーに乗り換えたほうが、経済的で使い勝手もよくなります。

「節約しなきゃ」と考えるより、「ムダを省いて暮らしを整える」と考えるのがポイント。“見栄”を手放すと、生活の効率が上がります。本当に必要なものだけを選ぶようにして、毎日を軽やかに過ごしましょう。

年金生活者がやめてよかったこと3:無理な仕事

「せっかく再雇用されたから」「まだ働けるうちは働かないと」――そんな気持ちで続けているうちに、知らず知らずストレスを抱えていませんか?
再雇用では、現役時代よりも権限や給与が下がることが多く、やりがいを感じにくいという声も少なくありません。

“生涯現役”が理想とされる一方で、健康に日常生活が送れる期間を表す「健康寿命」は男性が72.57歳、女性が75.45歳(厚生労働省「健康寿命の令和4年値について」)。長く働くことよりも、心身の健康を守りながら自分らしく暮らすことの方が大切です。

週に2~3回のアルバイトと年金を組み合わせて、ゆとりある生活を送っている人もいます。「元気なうちにやりたいことをする」と決める勇気が、老後の充実につながります。
無理して働くより、“自分のペースで働く”ことこそ、年金生活の安心と笑顔を支える秘訣です。

年金生活者がやめてよかったこと4:保険

「もしもの時のため」と思って支払い続けている保険も、保険料が家計を圧迫するようでは本末転倒。生活を守るための保険が、かえって暮らしを苦しくしてしまっては意味がありません。

医療費の自己負担には上限がある「高額療養費制度」や、介護が必要になったときの「介護保険」など、公的な支援制度を上手に使えば、民間の保険は最小限でも安心です。

これからの暮らしで大切なのは、「入っていて安心」よりも「使わなくてすむ安心」。
そのためには、規則正しい生活を送り、旬の食材を楽しみ、適度に体を動かし、しっかり眠ること。そして、年に一度の健康診断を欠かさないなど、自分自身の体調に細やかに気を配ることこそ大切といえるでしょう。

年金生活者がやめてよかったこと5:頑張りすぎること

定年後も「まだ頑張らなきゃ」「人に迷惑をかけたくない」と、自分を追い込みがちな人は少なくありません。けれども、いつまでも現役時代のペースで動こうとすると、心も体も疲れてしまいます。

シニア期は、“頑張ること”より“力を抜くこと”が大切な時期。
掃除ロボットや食洗機を活用して家事を軽くしたり、「今日は無理せず明日やろう」と気持ちをゆるめたり。そんな「手放す工夫」が、毎日を穏やかにしてくれます。

また、予定を詰め込みすぎず、疲れたら素直に休むことも立派な自分メンテナンス。頑張りすぎをやめると、時間にも気持ちにもゆとりが生まれます。

「自分が心地よくいられるか」を大切に

現役時代、十分に頑張ってきたのだから、年金生活になったら「自分が心地よくいられるか」を大切にしましょう。
無理や我慢を重ねるより、しっくりこないものは思いきって手放し、心から好きなことを残す。そんなシンプルな生き方こそが、年金生活を穏やかで幸せなものにしてくれます。

舟本美子 ファイナンシャルプランナー

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー

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