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25/09/13

家計・ライフ

定年後「お金と時間があっても」しなくていい5つのこと

定年後「お金と時間があっても」しなくていい5つのこと

現役時代は何かと忙しく、時間に余裕ができたらしようと考える方は多いでしょう。しかし、60代ともなると、気力や体力の衰えが目立ち始め、あれもこれもと手を出す余裕はありません。こんなときは、やりたいことに的を絞ると充実度が増します。言い換えれば、定年後は「しなくてもいいこと」を避けることが老後を快適に過ごすカギになります。
今回は、幸せな老後を送るために「しなくていいこと」を考えていきます。

定年後しなくてもいいこと1:ど素人なのに退職金を全額投資に回す

大きな金額の退職金を手にし、少しでも資産を増やしたいという気持ちはよくわかります。しかし、1度に全額投資してしまうのは考えものです。投資は、時間を味方につけて長期・分散で行うことが鉄則だからです。株価の暴落などに直面すれば、買ったときの半値になることもあり得ます。若い時なら損をしても長い投資期間で挽回できるチャンスがあるでしょうが、投資期間が短い場合には元値に戻る時間はないかもしれません。
投資は値動きがあるからこそ、価格のブレ幅も大きくなり増やる可能性もあるのです。しかし、老後資金が一気に減ってしまっては、老後の生活に不安を感じることになります。インフレに負けないための資産運用は大切ですが、投資初心者は、資産の一部からスタートし、少しずつ投資をするスタンスをおすすめします。

定年後しなくてもいいこと2:無理をして再雇用で働く

再雇用とは、今までの会社で働き続けることです。定年年齢で一度退職した後に、再度雇用される働き方で、同じ会社だけでなくグループ関連会社に勤務することもあります。ここで問題となるのは、同じような仕事をしても、再雇用で働く場合には嘱託や契約社員として働く場合が多いことです。従前の賃金の4割から6割程度の収入に下がってしまうこともあります。また、今まで部下であった者の下で働く場合もあり、指示する側と指示される側が逆転すれば、もやもやした感情を抱き、モチベーションを維持して働くことが困難になります。
もちろん、慣れた職場で心地よく仕事ができれば、再雇用で働くことに問題はありません。しかし、社会的地位や肩書がなくなって、心理的ストレスがかかるようであれば、無理をして再雇用で働き続ける必要はありません。再雇用のほかにも、起業、再就職など別の働く形は存在します。残り少ない人生ですから、いやなことはできるだけせず、自分が心地よいと思う働き方にシフトしましょう。

定年後しなくてもいいこと3:仕事に繋がらない難関資格の取得

難関資格に挑戦するというと、それなりの時間と費用がかかります。難しい資格になればなるほど独学は難しく、資格予備校の講座を受講したり、答案練習会や模試などを受けたりするなど、お金だけでなく気力・体力も必要になります。また、老後に資格を取得しても仕事につながらない場合もあり、メリットが少ないことも挙げられます。資格取得後にやりたいことがはっきりしている場合はいいのですが、他人からよく思われたいとか社会的ステイタスを求めているだけなら、本当にその資格取得が必要なのか自分の気持ちを振り返ってみることも必要です。

定年後しなくてもいいこと4:気乗りしないサークル活動や趣味を続ける

老後を健康に過ごすためには、外出する予定があるかどうかが重要になるそうです。会社に勤めている時には、いやでも会社に行き、仕事に時間を割いていましたが、毎日が日曜日になると、時間はあっても何も用事がなく、テレビにしがみついているという人も多いようです。
かといって、用事を作るために気が合わない人ばかりの気乗りのしないサークルに入っても長く続きませんし、「楽しい」とか「幸せ」という充実感を味わうことはできません。趣味を持つのなら自分の好きなことや心地よいと感じるものを選びたいものです。年を重ねて一番先に老いが始まるのは、「意欲」だそうです。意欲の衰えが、足腰や脳など全身のあらゆる衰えの引き金になります。やりたいこと、好きなことを趣味にして人生を楽しみましょう。

定年後しなくてもいいこと5:過度な貯蓄に固執し外に出ない生活

年金生活になると現役時代より収入が減ります。そうなると、しなくてもよいお金の心配をするあまり、外出するとお金が減ると思い、お金を使うことに罪悪感や喪失感を抱く人がいます。お金は生活を楽しむ道具ですから、貯めることばかり考えて使わずに残ってしまっては、本来の目的を果たさないままになります。お金は心身の健康維持や生きがいのために有効活用しましょう。

お金を際限なく使っていては老後資金が枯渇してしまいますが、予算の範囲内で適度な外出の予定を作りましょう。たとえば、自炊にこだわり過ぎずにたまにはランチ外出をする、ショッピングモールに行く、買い物ついでに歩くなど、少しおめかしをして気分が高揚するようなことが好ましいと思います。見た目をよくするとポジティブな気持ちになり、太陽の光を浴びることでセロトニンが分泌され意欲を高めてくれます。多少の出費が伴っても、健康を維持するお金の使い方で、老化を止めてくれる効果が望めるのなら、介護費用に使うよりずっと有意義です。

現役時代はお金や財産、学歴、地位の高さなどを他人と比較してその優劣で幸せを感じていた人もいるでしょう。しかし、定年後は若いころと比較して、肩書きも体力も収入も下がってしまいます。現役時代に縛られて、世間の目を気にして過ごしても幸せは感じられません。他人との比較や過去の思い込みを捨てて、自分が心地よいと思うことを選んで過ごしてはいかがでしょうか。

池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®

証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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