25/12/11
宝くじ高額当せん者はどんな人が多い?年齢、職業、血液型、星座など調べてみた

大みそかに抽選が行われる年末ジャンボ宝くじの販売が始まると、12月の宝くじ売り場には「昨年当せん者が出ました!」「本日一粒万倍日」などの掲示と、長蛇の列を目にすることも多いのではないでしょうか。「一体どんな人が当たるのかな?」「本当に当たっている人はいるのかな」と気になることはありませんか?
今回は、宝くじ公式サイトにある、1000万円以上の当せん者アンケート結果を見ていきましょう。
宝くじに当たる人はどんな人?
宝くじ公式サイトには、毎年「宝くじ当せん者レポート」が掲載されています。1000万円以上の当せん者がどんな人なのか、アンケートをとったものです。2022年~2024年の3年間の宝くじ当せん者レポートの内容を見ていきましょう。
●年齢:3年連続60歳以上の当せん人数がトップ
年齢別の当せん者の割合は、いずれの年も60歳以上の当せん者数がトップでした。
<2024年の年齢別の当せん者数と割合>

宝くじ公式サイト「宝くじ当せん者レポート」より筆者作成
2024年のアンケートでは、60歳以上が51.9%、50代の方が25.0%、40代の方が13.5%と年齢が上がるほど当せん者数が増える結果となっていました。この傾向は2022年も2023年も同様です。年を重ねるほど購入者の割合も増えるのかもしれません。
●職業:3年連続で会社員がトップ
当せん者の職業の割合も、3年連続で会社員が一番でした。
<2024年の職業別の当せん者数と割合>

宝くじ公式サイト「宝くじ当せん者レポート」より筆者作成
2024年の当せん者アンケートの結果を見ると、会社員が42.2%ともっとも多く、ついで無職22.6%となっていました。先ほど紹介した年齢別の結果では、60歳以上の当せん者が多いことからも、無職の方はおそらく年金で生活している方と推測できます。以下、主婦(主夫)7.8%、自営業7.8%、公務員4.6%という順番で当せんしていました。1枚300円から購入できるため、お勤めの方から、給与収入のない方まで気軽に買える商品であることがうかがえます。
●血液型:A型がもっとも多い
血液型も過去3年間、A型が1位、O型が2位、B型が3位、AB型が4位になっていました。
<2024年の血液型別の当せん者数と割合>

宝くじ公式サイト「宝くじ当せん者レポート」より筆者作成
「A型がラッキー」ではないでしょう。日本人の血液型の人数の割合と同じ結果となっていて、血液型によって宝くじへの購入意欲に偏りがないことがわかります。
●星座:2024年にラッキーだったのは「双子座」
2024年の星座別当せん者の割合を確認すると、トップの双子座の割合は12.4%、当せん者数の中で一番人数の少ない山羊座は6.5%ですので、差は約6%でした。
<2024年の星座別の当せん者数と割合>

宝くじ公式サイト「宝くじ当せん者レポート」より筆者作成
当せん者が多い星座は、2022年は射手座、2023年は水瓶座と毎年異なる結果となっていました。各星座の運が悪いかというとそうでもなく、どの星座の人にでもチャンスはありそうです。
当せん者の気になる買い方は?
当せん者は、宝くじをどのように買っているのでしょうか。
●当せん者の買い方は、毎年買い続ける傾向に
当せん者の購入歴による割合を見てみると、「今回が初めて」という人が一番少なく、その後も、購入歴が長くなるほど当せん者の割合が増え、「10年以上」買い続けていたという人の割合が71.9%という結果になりました。1回で諦めず、毎年のイベントとして楽しみ続けることが当せんにつながる秘訣なのかもしれません。
●当せん者は1度の宝くじで何枚買う?
当せん者の中では1度の宝くじで30枚を購入する人が一番多く21.3%、ついで10枚の17.4%という結果に。連番で買う場合、10枚に1枚は当たる宝くじが多いからか、キリよく購入している人が多いようです。一方で、当せん者のうち13.1%の人は100枚以上と高額購入していることも見えてきました。
必ずしも大量に購入すればするほど当せんするわけではないこともアンケート結果からうかがえます。
●購入した売り場は「いつもの売り場」
当せん者はどこで宝くじを買っているのでしょうか?
売り場を選んだ理由の1位は、「いつも買っているから」。つまり、いつも購入している売り場で当せんしている人が多いようです。当せんで有名な売り場などニュースで紹介を見かけますが、「有名な売り場」を理由に購入している人は11.5%にとどまりました。
宝くじはドリームマネー
当せん者のアンケートをまとめてみると、当せんしている人の存在感が増し、ワクワクした気持ちになりますね。
そんな当せん者の方々の購入動機の1番には「夢を持ちたいから」が挙げられていました。一方で「お金が欲しくて一発勝負」という方は10.2%という結果でした。
この結果は理にかなっていて、年末ジャンボ宝くじの当せん額を販売額で割った還元率は約50%です。広告費なども含まれているため、投資として宝くじを捉えるなら、購入しても元をとりにくい割高な商品といえるでしょう。
そのため、「今すぐにお金が必要」と困窮している人は、宝くじを買うのは危険です。お金がない人は無理に宝くじに手を出すのは控えましょう。
投資商品と同じように考えると割高ですが、宝くじは、夢を買うものです。買ってから当せんまでの「当たったらいいな」とワクワクする気持ちは、外れたとしても心が躍るものがあります。宝くじが気になる方、イベントとして楽しみたい方は、落選しても痛手を負わない金額までに留めておきましょう。
【関連記事もチェック】
・お金のない人ほど頻繁にする「貧乏を招く5つの行動」
・定年後に払い続けると貧乏へ転落する「5つの支出」
・亡くなった人の銀行口座はいつ凍結される?解除する方法は?
・50代で買うと老後破産を招く6つのモノ
・貧乏人は買うけど、お金持ちは買わないもの7選
金子圭都 ファイナンシャルプランナー(CFP︎®︎)
学生の頃、親族の死をきっかけにお金について学び、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。お金の勉強をする女性コミュニティでイベントの企画・運営に3年間携わり、のべ200人以上のお金の悩みに寄り添う。その後独立し、お金の不安を安心に変えるマネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
























