21/07/30
楽天カード、2枚目も発行可能に。2枚目を持つメリットと注意点
お金との付き合い方を考えるうえで、クレジットカードをどう使い分けるか、どのように活用するかというのは非常に重要なポイントではないでしょうか。クレジットカードを選ぶ際、ポイント還元率や優待の内容などで選ぶ人も多いと思います。今回は1人でも「2枚目のカード」が発行できるようになった楽天カードのお得な使い分けについてご紹介します。楽天カードを利用している方も多いと思いますので、ぜひご活用いただければと思います。
2枚目の楽天カードを持つ理由とメリット
楽天カードでは1人につき2枚目の楽天カードを持つことができることが話題となりました。これまで、楽天カードは原則1人1枚しか持てなかったのですが、2021年6月1日からは、2枚目を持つことができるようになったのです。
2枚目の楽天カードを持つことのメリットは大きく3つあります。
1つ目のメリットは、楽天カードを2枚持った場合に引き落とし銀行口座を別に設定することができるという点です。引き落とし口座を分けることができるので、利用用途を分けることができるのです。
2つ目のメリットは、2枚の楽天カードで貯まった楽天ポイントを1つの楽天IDでまとめて管理できるという点です。1枚目の楽天カードと2枚目の楽天カード、それぞれ楽天ポイントが貯まりますが、それを1つの楽天IDで管理できるのでまとめてポイントを利用することができます。
3つ目のメリットは、国際ブランドを分けられるという点です。たとえば、1枚目の楽天カードをJCBで作成して2枚目の楽天カードをVISAにする、などというように国際ブランドを分けられます。これによって、万が一JCBブランドのクレジットカードが利用できないというお店に出くわしたときにも2枚目のVISAブランドの楽天カードを使うことができるのです。国際ブランドを分けられると使えるお店の幅が広がりますので便利ですよね。
2枚の楽天カードはどのように使い分けるべき?
では、2枚目の楽天カードを保有した場合、どのように使い分けると便利でしょうか。
おすすめは、生活費と娯楽費で分けて利用する方法があります。生活費を削るのはなかなか難しいものですが、娯楽費を削減することは可能ですよね。ただ、1枚のクレジットカードで生活費も娯楽費も支出していると、あとから明細を見て分けて集計するのが手間です。2枚の楽天カードを使い分けることで、どのくらい生活費・娯楽費に使っているかの内訳が明確になり、無駄遣いをチェックしやすくなります。
2枚の楽天カードは、引き落とし口座を分けることができます。これを使って、家計にかかる費用と自分自身が自由に使う費用とを分けて決済することもできます。たとえば、結婚して生活にかかる費用と自分自身のお小遣いとして使えるお金を分けたい場合にも便利です。
また、もし個人事業主として働いているのなら、事業用の出費と自分の生活にかかる出費で決済する楽天カードを分けるのも一つの案でしょう。クレジットカードを分ければ、事業用の出費だけをすぐに把握できます。確定申告の手間が大幅に削減できるので非常に便利ですよね。
2枚目の楽天カードで気を付けるべきこと
2枚目の楽天カードを作成するメリットについてご紹介してきましたが、次は注意点についても見ていきましょう。主な注意点を3つご紹介します。
1つ目の注意点は、引き落とし口座について。2枚の楽天カードは、最初の設定では同じ引き落とし口座になっています。そのため、引き落とし口座を別にしたい場合は、別途楽天カード会員専用のオンラインサービス「楽天e-NAVI」または郵送での手続きが必要になります。忘れずに手続きしましょう。
2つ目の注意点は、2枚同時に持てない組み合わせが存在するということです。
たとえば、楽天PINKカードをすでにお持ちの方は、2枚目のカードとして楽天PINKカードを選ぶことはできません。また、年会費が有料の楽天カードを2枚保有することもできません。年会費が有料の楽天カードには、「楽天ブラックカード」「楽天プレミアムカード」「楽天ゴールドカード」の3種類がありますが、これらを2枚保有することはできません。ポイント還元率を考えると、より多く使うカードをこれらのカードにしたほうがいいでしょう。
3つ目の注意点は、楽天カードの利用可能枠は1枚目の楽天カードと2枚目の楽天カードで共通になることです。2枚目の楽天カードを持ったからと言って、利用可能枠が大きくなるわけではありません。また、楽天証券で投資信託を購入する場合、楽天カードを利用して決済できる上限は5万円までとなりますが、2枚目のカードを保有しているからと言って10万円分購入できるわけではないという点も注意が必要です。
まとめ
今回は楽天カードの2枚目発行についてご紹介しました。楽天カードを2枚用意して、用途に合わせて使い分ければ、よりおトクにクレジットカードを利用することができますね。また、国際ブランドを分けておくことで、利用の幅も広がります。ぜひ、自分に合った楽天カードの使い分けを見つけて、活用してくださいね。
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大塚 ちえ ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種
新卒から証券会社一筋で働く、現役アラサー金融ウーマン。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る。
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