22/09/24
【楽天ユーザー必読】「楽天カード」を使うべきでない4つの支払い
年会費無料でポイントの貯まりやすい楽天カード。通常、楽天カードの支払いでは支払代金の1%のポイントが貯まります。しかし、なかには楽天カードを使うとお得にポイントがもらえない支払いもあるのです。
今回は楽天カードを使うべきでない4つの支払いをご紹介します。「クレカでの支払いは全て楽天カード」という人は、知らないうちに損をしていないかチェックしてみてください。
楽天カードを使うべきでない支払い1:公共料金や税金の支払い
楽天カードでの公共料金や税金の支払いはお得でない場合があります。というのも、2021年6月1日から楽天カードで公共料金(電気・ガス・水道)や税金(国税、都道府県税など)、国民年金保険料などを支払った際のポイント還元率が、従来の1%から0.2%(500円につき1ポイント)に下がってしまったためです。
他のクレジットカードでの支払いなら、通常のお買い物と同じポイント還元を受けられるものも多くあります。お手持ちのカードで0.2%より高いポイント還元率のものがあれば、そちらのカードで公共料金を支払ったほうがお得かもしれません。
なお公共料金の事業者や税金の種類によっては0.2%の対象外となる場合があります。詳しくは楽天カードの公式サイトで確認しましょう。
楽天カードを使うべきでない支払い2:キャッシュレス決済へのチャージ
楽天カードを使って、楽天グループ以外のキャッシュレス決済サービスへチャージするのも、おすすめできない支払いの一つです。2022年9月時点で、以下のキャッシュレス決済サービスに楽天カードでチャージした場合、ポイント付与が受けられません。(ApplePay、GooglePay経由のチャージ含む)
・WAON
・nanaco
・ファミペイ
・スマートICOCA
・モバイルPASMO
・モバイルSuica
・モバイルSuica(楽天Pay)チャージ ※
・auPAY
・Kyash
※楽天カードからの還元はないが、楽天ペイから0.5%の還元あり
WAONならイオンカードセレクト、nanacoならセブンカード・プラス、というようにそれぞれのキャッシュレス決済サービスでお得にチャージできるクレジットカードは異なります。楽天ペイ以外のキャッシュレス決済にチャージするなら、お得にポイントが付与されるクレカを使うとよいでしょう。
楽天カードを使うべきでない支払い3:投資信託のカード積立
楽天証券では2022年9月買付分以降の積立投信において、一部のファンドで楽天カードクレジット決済のポイント還元率が1%から0.2%に下がります。
ポイント還元率が0.2%に引き下げられる銘柄は、「信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満のファンド」です。低コストが魅力のインデックスファンド(株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託)の多くはポイント還元率0.2%の対象となるため、このようなファンドで積み立てている人にとって魅力は半減してしまうかもしれません。
楽天証券の積立投信で従来のポイント還元率1%をキープしたい場合は、楽天キャッシュ決済がおすすめ。楽天キャッシュは楽天経済圏のサービスや楽天ペイアプリ加盟店などで使える電子マネーです。
楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると0.5%がポイント還元されますが、2022年中は積立投信を楽天キャッシュ決済することでポイント還元率が最大1%になるキャンペーンを開催中。これまでどおり低コストのファンドで積立投信を続ける人は、決済方法を楽天キャッシュに変えてみましょう。
楽天カードを使うべきでない支払い4:ETCカードの付帯
楽天カードではETCカードを付帯できますが(楽天ETCカード)、年会費がかかる場合があります。楽天ETCカードは、以下の条件を満たす場合のみ年会費が無料になります。
・楽天ゴールドカード会員
・楽天プレミアムカード会員
・楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員またはプラチナ会員
お手持ちの楽天カードの種類や楽天PointClubの会員ランクによっては税込み550円の年会費がかかるので、申込の際は注意しましょう。
ETCカードを無料で付帯できるクレジットカードもあるので、楽天ETCカードの年会費無料の条件に当てはまらない人は、ほかのクレジットカードでETCカードを申込むのも一案ですよ。
楽天経済圏を使うなら楽天カード一択!賢く使い分けよう
ここまで楽天カードを使うべきでない支払いをご紹介しましたが、そうは言っても楽天経済圏のサービスを使うなら楽天カードがお得であることに変わりはありません。たとえば楽天市場アプリでのお買い物を楽天カードで支払えば、ポイント還元率はいつでも3.5%以上です。
せっかくお得な楽天カードを利用するのであれば、ポイント還元での損は避けたいもの。楽天経済圏のサービス利用は楽天カード、公共料金や他社のキャッシュレス決済へのチャージなどポイント還元率が低くなる支払いは別のクレジットカード、というように賢く使い分けましょう。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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