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25/07/31

家計・ライフ

買ってはいけない「ゴルフ会員権」の特徴5選

買ってはいけない「ゴルフ会員権」の特徴5選

ゴルフを長く楽しむうえで魅力的なのが「ゴルフ会員権」。プレー料金の割引や予約の優遇、コンペ参加など、さまざまな特典があるため、購入を考えているゴルフ好きの方もいるでしょう。しかし、すべてのゴルフ会員権が「買い」かというと、そうではないのが現実です。経営状態やアクセス、会員数など、見落としがちなポイントに注意しないと、せっかくの会員権が無駄になってしまうことも。この記事では、ゴルフ会員権の基本知識をお伝えしたうえで、「買ってはいけないゴルフ会員権の特徴」を紹介します。後悔しないための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

ゴルフ会員権とは?

ゴルフ会員権とは、特定のゴルフ場における会員の権利です。ゴルフ会員権の内容はゴルフ場によって異なりますが、主に次のようなメリットがあります。

・ビジターより割安の料金でプレーできる
・優先的に予約が取れる
・ゴルフ場主催のコンペに参加できる
・一人でも予約できる(同行者がいなくても、他の会員と一緒にプレーできる)
・ハンディキャップ※を取得できる
※技量の異なるプレーヤー同士が公平な基準で競い合えるようにする仕組み(出典:日本ゴルフ協会)

このように、ゴルフ会員権を取得することで多くのメリットを享受できますが、実は、ゴルフ会員権を入手しただけでは、そのゴルフ場の会員にはなれません。一般的には、ゴルフ場が定めている入会条件を満たす必要があります。入会条件はゴルフ場によって異なりますが、一般的に以下のような条件を設けているところが多いようです。

【入会条件の例】

・年齢
・国籍
・他クラブ在籍
・推薦・紹介者
・性別

●ゴルフ会員権の種類

ゴルフ会員権は大きく分けて「預託会員制」、「株主会員制」、「社団法人制」「プレー権会員制」の4種類があります。

筆者作成

ゴルフ場によって導入している種類が異なるので、どのようなタイプか理解したうえで購入を検討しましょう。

●ゴルフ会員権はどこで買える? 費用は?

ゴルフ会員権は、ゴルフ会員権業者から購入するのが一般的です。「え?ゴルフ場で購入するんじゃないの?」と思う方も多いと思いますが、ゴルフ場で会員を新規募集しているケースは多くありません。

そのため、ゴルフ会員権を購入したいタイミングで新規募集していなければ、すでにゴルフ会員権を持っている人から、ゴルフ会員権業者を通じて購入することになります。

ゴルフ会員権の価格はゴルフ場によって大きく異なります。数万円~数千万円というように価格に幅があるので、ご予算に合わせて選びましましょう。

また、ゴルフ会員権を購入する際は、本体価格以外に以下のような費用が発生します。

【購入時にかかる費用】

・ゴルフ場に支払う費用:名義変更料、入会保証金(入会預託金)、年会費
・ゴルフ会員権業者に支払う費用:売買手数料、紹介料(紹介者がいない場合)

発生する費用や金額はゴルフ場によって異なります。気になるゴルフ会員権がある場合は、まず購入時にかかる費用の内訳と総額、年会費などの維持費を業者に見積もってもらって、元が取れそうか確認しましょう。利用頻度によっては、ビジター会員のほうがおトクに利用できる場合もあるので、そのような利用方法も含めて検討することをおすすめします。

こんなゴルフ会員権に注意!買ってはいけない5つの特徴

ゴルフ会員権を購入する場合、どのようなゴルフ場を選ぶかは非常に重要です。購入後に後悔しないよう、次のような点に気を付けて選びましょう。

●買ってはいけないゴルフ会員権1:経営が不安定

経営状態が不安定なゴルフ場は、コースのメンテナンスが十分でなかったり、倒産するリスクがあったりするため注意が必要です。近年は、ゴルフ場利用者の高齢化や若者のゴルフ離れなどの影響で、経営状態が悪化しているゴルフ場も少なくないようです。

預託会員制や株主会員制のゴルフ会員権の場合、倒産時には預託金や出資金を請求できる権利があるものの、全額返還されないケースもあります。ゴルフ場の経営状態は業者から情報を入手できる場合が多いので、購入前にぜひ確認しておきたいポイントです。

●買ってはいけないゴルフ会員権2:会員数が多い

会員数が多すぎるゴルフ場にも注意しましょう。会員数が多ければ予約が取りづらくなるため、その分プレーできる回数が減ってしまう可能性があります。

ゴルフ場の適正会員数は、一般的に1ホールあたり100名程度、18ホールなら1200~1300名程度が目安と言われています。会員数はゴルフ場や業者から確認できるので、購入前にチェックしておきましょう。

●買ってはいけないゴルフ会員権3:リセールバリューが低い

リセールバリューとは、保有しているゴルフ会員権を譲渡(売却)する際の価格です。特に、預託会員制や株主会員制など、入会時にまとまった金額が必要なゴルフ会員権を購入する場合は、この点に注意しましょう。

リセールバリューは変動するため、購入時に明確な金額を知ることは難しいですが、購入時にゴルフ場に支払う「名義変更料」に着目すると判断しやすくなります。名義変更料はゴルフ場に支払う手数料の一種で、売却時には戻ってこないお金です。一般的に、ゴルフ会員権本体の価格より名義変更料が高い場合は割高といえるので、これを目安に判断するとよいでしょう。

●買ってはいけないゴルフ会員権4:人間関係が良好ではない

ゴルフ場によっては、メンバーと運営側の関係が良くなかったり、メンバー間の人間関係が複雑(派閥があるなど)だったりするところもあるようです。ゴルフ場の雰囲気やサービスがよくても、人間関係のせいで気持ちよくプレーできなければ、退会する人が増え、ゴルフ会員権の価値が下がってしまうリスクもあります。

購入を検討しているゴルフ場の会員に知り合いがいる場合は、その方に内情を聞くのがよいでしょう。業者から情報が得られる場合もあるので、可能な方法で事前にヒアリングしておくと安心です。

●買ってはいけないゴルフ会員権5:自宅からのアクセスが悪い

自宅からアクセスが悪いゴルフ場は、後々行かなくなる可能性が高くなります。ゴルフ場の利用頻度が少なければ、ゴルフ会員権の元が取れなくなってしまうので、注意が必要です。自宅から遠すぎると、通わなくなるだけでなく、ガソリン代や高速料金なども多くかかるため、目安として自宅から1時間以内のゴルフ場を選ぶことをおすすめします。

自分に合ったコスパのよいゴルフ会員権を選ぼう

ゴルフ会員権は、ライフスタイルやゴルフへの熱量によって「おトクかどうか」が変わってきます。大事なのは、「安いから買う」「高級だから安心」ではなく、自分にとって本当に使いやすく、無理なく通えるゴルフ場を選ぶことです。

ゴルフ会員権を購入する際は、ゴルフ場の情報だけでなく、利用頻度・費用・人間関係などをふまえて総合的に判断しましょう。

鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)

銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com

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