21/11/16
クレジットカード利用率ランキング、1位は楽天。2位や3位は?
※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
クレジットカードの保有率は86.6%にものぼるそうです(JCB「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版)。ほとんどの方が1枚、2枚とクレジットカードを持っている時代と言っていいでしょう。では、数あるクレジットカードの中でもっとも利用されているのは、いったいどのカードなのでしょうか。今回は、クレジットカード利用率ランキングと、上位のカードの概要を紹介します。
もっともよく利用されているクレジットカードは?
株式会社スパコロが全国の20代~60代3,244名を対象に実施した「クレジットカード利用率についての調査」によると、現在利用されているクレジットカードの利用率ランキングの1位は楽天カード。32.5%の方が利用しているとのことでした。以下、イオンカード、ヤフーカード(現PayPayカード)、JCBカード、dカードと続きます。
●クレジットカード利用率ランキングTop10
スパコロ「クレジットカード利用率についての調査」より引用
同調査では、クレジットカードを選ぶ理由も調査しています。クレジットカードを選ぶ理由の第1位は「ポイント・マイルが貯めやすいから」。多くの方がポイント・マイルを重視していることがわかります。利用額が多い人の方が、ポイント・マイルを重視していることもうなずけます。
●クレジットカードを選ぶ理由
スパコロ「クレジットカード利用率についての調査」より引用
ランキング5位までに入ったクレジットカードをチェック
では、ランキング5位までに入ったクレジットカードの概要を見てみましょう。なお、以下の情報は2021年11月15日時点のものとなっております。
●【クレジットカード利用率ランキング1位】楽天カード
楽天カードの主な特徴
【年会費】永年無料
【基本還元率】1%
【国際ブランド】VISA・MasterCard・JCB・American Express
【特徴】
・楽天市場での利用でポイント3倍
・楽天のサービス利用(SPU)で楽天市場のポイント最大15倍
・楽天ペイ・楽天ポイントカード併用でポイント三重どりも可能
・海外旅行保険付帯(2000万円・利用付帯)
・家族カード無料、ETCカード550円(税込)で発行可能
楽天カードは18歳以上(高校生除く)であれば誰でも申し込みができるクレジットカードです。年会費永年無料にも関わらず、基本の還元率は1%と高めなのが嬉しいですね。
楽天カードが人気の理由は、楽天ポイントをザクザク貯める仕組みがいろいろあるからでしょう。楽天カードは会員数2100万人を超える、クレジットカード最大手です。
楽天カードを楽天市場で利用すればポイント3倍(3%)還元が受けられます。さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスを利用していると、楽天市場での買い物で得られるポイントがさらに増加。最大で15倍(15%)までもらえるようになります。
また、お店での支払いは楽天ポイントの三重どりが狙えます。楽天カードでスマホアプリの「楽天ペイ」にチャージ(楽天キャッシュ)することで0.5%、楽天ペイで楽天キャッシュを使って支払うと1%のポイント還元が受けられます。そのうえで、支払い時に楽天ポイントカードを提示すると、楽天ポイントカードで最大1%のポイント還元が受けられるので、合計の還元率は2.5%にできます。
海外旅行の旅費などを支払えば海外旅行保険が付帯。家族カードやETCカードも発行可能と、クレジットカードとしての機能も充実しています。
>>楽天カードはこちら
●【クレジットカード利用率ランキング2位】イオンカード
イオンカードセレクトの主な特徴
【年会費】永年無料
【基本還元率】0.5%
【国際ブランド】VISA・MasterCard・JCB
【特徴】
・イオン銀行のキャッシュカード・電子マネーWAONとしても利用可能
・イオングループの対象店舗で1%還元
・割引やポイントアップのキャンペーンに参加できる
・ショッピング保険が付帯
・家族カード・ETCカードを無料で発行可能
イオンカードも18歳以上(高校生除く)であれば誰でも申し込みができるクレジットカードです。イオンカードはとても種類が多いので、ここでは一番お得と考えられる「イオンカードセレクト」を紹介します。
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・電子マネーWAON・クレジットカードの3つの機能が1つになったカードです。
イオンカードセレクトを利用してクレジットカード払いをすると、200円(税込)ごとに1ポイントのWAON POINTが貯まります。基本の還元率は0.5%ですが、イオングループの対象店舗ならば200円(税込)ごとに2ポイントのWAON POINTが貯まりますので、還元率は1%にアップします。
また、イオンカードセレクトでは、電子マネーWAONにオートチャージをすると200円ごとに1ポイント(電子マネーWAONポイント)が貯まります。電子マネーWAONポイントは電子マネーWAONにチャージして使えるポイントです。
電子マネーWAONポイントは、電子マネーWAONで買い物をすることでも貯まりますので、イオンカードセレクト1枚でポイントの二重どりが簡単に実現します。
さらにお得なのが、イオン系列の各店舗で行われる毎月の割引・ポイントアップキャンペーンに参加できること。たとえば、以下のようなキャンペーンが毎月行われています
・お客さま感謝デー(毎月20日・30日):5%オフ
・ありが10デー(毎月10日): ポイントが基本の5倍
・お客さまわくわくデー(毎月5日・15日・25日):ポイントが基本の2倍
イオン銀行の利用状況によっては「イオン銀行Myステージ」のランクが上がり、普通預金金利や振込手数料無料などの優遇も受けられます。近所にイオンやイオンの系列店舗があり、普段から利用している人なら特に必携の1枚といえるでしょう。
>>イオンカードはこちら
●【クレジットカード利用率ランキング3位】PayPayカード
PayPayカードの主な特徴
【年会費】永年無料
【基本還元率】1%
【国際ブランド】VISA・MasterCard・JCB
【特徴】
・PayPayに直接チャージできる唯一のクレジットカード
・Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用で3%還元
・Tポイントが貯められる
PayPayカードは年会費永年無料のクレジットカード。基本還元率は1%で、PayPayポイントを貯めることができます。それだけでもお得な部類ですが、Yahoo!ショッピングやLOHACOといったネット通販で利用すると、常に3%還元(Tポイント1%+PayPayポイント2%)が受けられます。さらに毎月5日・15日・25日の「5のつく日」には、PayPayカードを利用することで5%還元(Tポイント1%+PayPayポイント4%、要エントリー)となります。
また、スマホ決済のPayPayを利用するなら見逃せないのが、PayPayカードのチャージ機能。PayPayの残高へのチャージは銀行口座やATMなど、いろいろな方法がありますが、PayPayに残高をチャージできるクレジットカードはPayPayカードのみだからです。もちろん、PayPayポイントも最大1.5%受け取ることができます。さらに、2021年12月1日からはPayPayでのPayPayカード決済でPayPayポイントが1%上乗せで戻ってきます(終了日未定(終了時は2カ月前告知))。
Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用する方には嬉しい高還元率です。
●【クレジットカード利用率ランキング4位】JCBカード
JCB一般カードの主な特徴
【年会費】1375円
(ネット経由入会で初年度無料、2年目以降Web明細利用・50万円以上ショッピング利用で無料)
【基本還元率】0.5%
【国際ブランド】JCB
【特徴】
・JCBの発行するプロパーカード
・「JCBオリジナルシリーズパートナー」加盟店舗でポイント最大10倍
・ネットショッピング「Oki Dokiランド」でポイントが最大20倍
・海外・国内の旅行保険、海外のショッピング保険が付帯(利用付帯)
・家族カード440円(税込)、ETCカード無料で発行可能
JCBカードのなかでもっともベーシックなカードがJCB一般カード。年会費はネット入会なら初年度無料、2年目以降も条件を満たせば無料にできます。
JCB一般カードで嬉しいのが「JCBオリジナルシリーズパートナー」の加盟店舗で使用するとOki Dokiポイントが最大10倍貯まること。たとえば、以下のような店舗が加盟店舗になっています。
・スターバックス(10倍)
・セブンイレブン(3倍)
・Amazon(3倍)
・高島屋(3倍)
・小田急百貨店(3倍)
・モスバーガー(2倍)
・ビックカメラ(2倍)
・出光SS・シェルSS(2倍)
いずれも身近で普段使いすることの多い店舗ではないでしょうか。ポイントも貯めやすいですね。
さらに、ネットショッピング「Oki Dokiランド」ではポイントが最大20倍。利用付帯ながら旅行傷害保険・ショッピング保険も充実しています。
>>JCB一般カードはこちら
なお、39歳未満の方であれば「JCBカードW」「JCBカードW plus L」もおすすめです。JCBカード W・JCBカード W plus Lは基本還元率がJCB一般カードの2倍となる1%。公共料金や税金の支払いでもポイントがもらえ、Amazonの還元率は4倍にアップします。さらにJCBカード W plus Lには女性向けのプレゼントや疾病保険なども用意されています。
いずれも年会費無料ですが、申し込みは18歳から39歳までに限定されています。従って、39歳未満ならばJCBカード W・JCBカード W plus Lのほうがおすすめです。なお、39歳までに申し込んでおけば、40歳以降も年会費無料でカードを利用し続けることができます。
>>JCBカードW/W plus Lはこちら
●【クレジットカード利用率ランキング5位】dカード
dカードの主な特徴
【年会費】永年無料
【基本還元率】0.5%(実店舗)・1%(ネット)
【国際ブランド】VISA・MasterCard
【特徴】
・特約店や加盟店でdポイントの加算・割引
・ポイントの二重どり・三重どりがしやすい
・毎週金・土曜日の「d曜日」でネットショッピングがお得
・ドコモユーザーならば利用料金の支払いでもポイントが貯まる
・家族カード無料、ETCカード初年度無料(2年目以降利用ない場合550円(税込))で発行可能
dカードは、NTTドコモが発行する年会費永年無料のクレジットカード。ドコモユーザーはもちろん、ドコモユーザーでなくても申し込み可能です。
dカードの還元率は0.5%(実店舗)・1%(ネット)なのですが、JAL・ノジマ・メルカリ・マツモトキヨシといった対象のdカード特約店で利用すれば、特約店のポイントも合わせてもらえます。また、ネットショッピングでも毎週金・土曜日に開催される「d曜日」に対象サイトを利用すると、最大4%のポイント還元が受けられます(要エントリー)。
こうしたキャンペーンを使わずとも、dカードはポイントの二重取り・三重取りがしやすいクレジットカード。スマホ決済の「d払い」の支払い方法にdカードを指定すれば、d払いのポイントとdカードのポイントの両方が手に入ります。さらに、dカード加盟店では、d払いの決済前に「dポイントカード」を提示するとポイント還元が受けられます。つまり、dポイントの三重取りもできるのです。dカードはドコモユーザーに限らず、dポイントを効率よく貯めていきたい方におすすめの1枚だといえます。
>>dカードはこちら
まとめ
クレジットカードの利用率ランキングと、上位のクレジットカードの概要をポイント面を中心に紹介してきました。クレジットカードで得をするなら、普段から利用しやすく、ポイントが貯めやすいものを選ぶことが大切。ぜひ、自分の日々の生活やクレジットカードの利用シーンを振り返ってみて、最適なクレジットカードを選んで使ってくださいね。
【関連記事もチェック】
・公共料金や税金はクレジットカードで払うとお得! メリットとお得なクレジットカード、注意点を解説
・公共料金支払いで、一番使われているクレカは? 公共料金支払い用クレジットカードランキング
・クレジットカードで投信積立のできるサービス5選。もっともお得なのは?
・Google Pay(グーグルペイ)でクレジットカード決済しよう!メリットや設定方法も解説
・Apple Pay(アップルペイ)はメリット満載!クレジットカードやSuicaなどの設定方法を丁寧に解説
畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう