21/08/09
クレジットカードで投信積立のできるサービス5選。もっともお得なのは?
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クレジットカードといえば、買い物の支払いや電子マネーのチャージに使うもの。そんなイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし今どきは、クレジットカードで投資ができるサービスが登場し、広がりを見せています。今回は、クレジットカードを使ってできる「クレカ投資」と、投資信託の積立ができる5つのサービスをご紹介します。
クレジットカードで積立投資ができる!
基本的には、クレジットカードで株式の代金を支払ったり、投資信託を購入したりすることはできません。株式投資や投資信託には、元本保証がありません。もし、クレジットカードで金融商品を買って、返済するときに値下がりしてしまっていたら、お金を返せなくなってしまうからです。
しかし、毎月一定額を購入する株式投資や投資信託の積立投資であれば、クレジットカードを使ったクレカ投資が認められています。クレカ投資のサービスを展開しているクレジットカードを使うことで、クレカ投資ができる、というわけです。
クレカ投資の最大のメリットは、ポイントが付与されること。クレジットカードの決済金額に応じて、各社のポイントが受け取れます。現金で投資した場合にはもらえないポイントがもらえるのですから、嬉しいですよね。また、クレジットカードで決済をすると支払いは後払い。後日銀行から引き落とされるので、いちいち証券口座にお金を移動する必要がないのも便利です。
クレカ投資できるサービス5選!
それでは、クレカ投資のできるサービス5選を紹介していきます。なお、以下のデータは2021年8月6日時点のものとなっています。
●クレカ投資できるサービス1:楽天証券×楽天カード
・利用できるクレジットカード 楽天カード
・投資対象 投資信託
・投資対象の本数 約2,500本(楽天証券で積立投資可能な全銘柄)
・つみたてNISA 利用可能
・毎月の投資金額 100円〜5万円
・ポイント基本還元率 1%(楽天ポイント)
楽天証券は口座開設数が600万口座を突破している大手ネット証券。楽天といえば、楽天市場をはじめとする「楽天経済圏」でさまざまなサービスを活用できることでおなじみですね。
楽天証券では、楽天カードで投資信託の積立投資ができます。つみたてNISAでの積立投資も楽天カードで決済できるので、税金を節約しながらお得に積立投資ができます。
楽天証券のクレカ投資の魅力はポイントの貯まりやすさにあります。還元率は1%ですから、毎月5万円ずつ積立投資すれば、毎月500ポイント、年間で6,000ポイント手に入ります。さらに、楽天ポイントを1ポイント以上使って月500円以上の投資信託を購入すると、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象に。楽天市場で買い物した際にポイント付与率がアップします。
>>楽天証券はこちら
>>楽天カードはこちら
●クレカ投資できるサービス2:SBI証券×三井住友カード
・利用できるクレジットカード 三井住友カード
・投資対象 投資信託
・投資対象の本数 約2,500本(SBI証券で積立投資可能な全銘柄)
・つみたてNISA 利用可能
・毎月の投資金額 100円〜5万円
・ポイント基本還元率 0.5%(Vポイント)
楽天証券と同じく、口座開設数が600万口座を突破しているSBI証券では、2021年6月30日から三井住友カードを利用したクレカ投資サービスをスタートしました。SBI証券でも、積立投資可能な全銘柄をクレカ投資で購入できます。つみたてNISAも使えます。
購入額の0.5%がもらえるVポイントは、1ポイント=1円で買い物の際に使えるポイントです。三井住友カードはセブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの大手コンビニ3社とマクドナルドで使うと+2%の還元があるので、クレカ投資と一緒に使うとポイントが貯めやすそうです。
>>SBI証券はこちら
>>三井住友カードはこちら
●クレカ投資できるサービス3:SBI証券×タカシマヤカード
・利用できるクレジットカード タカシマヤカード
・投資対象 投資信託
・投資対象の本数 約2,500本(SBI証券で積立投資可能な全銘柄)
・つみたてNISA 利用可能
・毎月の投資金額 100円〜5万円
・ポイント基本還元率 0.1〜0.3%(タカシマヤポイント)
SBI証券にはもうひとつ、タカシマヤカードを使ったクレカ積立もあります。三井住友カード同様、SBI証券の取扱投資信託を購入することができます。
タカシマヤのクレカ積立で貯まるタカシマヤポイントは、積立投資の期間に応じて増えていく仕組み。開始1年目から積立金額の0.1%、3年目から積立金額の0.2%、5年目から積立金額の0.3%という具合に還元率がアップします。
>>SBI証券はこちら
>>タカシマヤカードはこちら
●クレカ投資できるサービス4:tumiki証券×エポスカード
・利用できるクレジットカード エポスカード
・投資対象 投資信託
・投資対象の本数 5本
セゾン・グローバルバランスファンド
ひふみプラス
セゾン資産形成の達人ファンド
コモンズ30ファンド
まるごとひふみ15
・つみたてNISA 利用可能
・毎月の投資金額 100円〜5万円
・ポイント基本還元率 0.1〜0.5%(エポスポイント)
丸井グループが運営するtumiki証券では、マルイグループのクレジットカード「エポスカード」で投資信託の積立ができます。実はクレジットカードで投資信託を購入できるクレカ投資の元祖です。
商品は5本に絞られていますが、どの商品も中長期的に安定的にお金を増やせる可能性の高い優良ファンドばかりです。つみたてNISAも利用できます。
エポスポイントは年間積立金額に対して年1回、0.1%(初年度)~0.5%(5年目以降)相当のエポスポイントが付与されます。長く続ければ続けるほど、ポイントがお得になります。
>>tsumiki証券はこちら
>>エポスカードはこちら
●クレカ投資できるサービス5:セゾンポケット×セゾンカード・UCカード
・利用できるクレジットカード セゾンカード・UCカード
・投資対象 投資信託・株式
・投資対象の本数
【投資信託】2本
セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン資産形成の達人ファンド
【株式】約140銘柄(ETF含む)
・つみたてNISA 利用可能
・毎月の投資金額 1,000円〜5万円(株式は5000円から)
・ポイント基本還元率 (6回の積立累計金額に対して5000円ごとに1ポイント)
証券会社のスマートプラスとクレディセゾンが提携して運営しているサービスです。投資信託だけでなく、株式も積立購入できるのが特徴です。投資信託は月1,000円から5万円までの範囲で設定可能。株式は月5,000円から積み立てできます。
セゾンポケットではクレジットカード決済による積み立てを6回行うと、6回の積立累計金額に対して、5,000円ごとに1ポイント付与されるしくみです。また、貯まった永久不滅ポイントは100ポイント(450円相当)から、投資信託の積み立てや1回ごとの購入で利用できます。
>>セゾンポケットはこちら
>>セゾンカードはこちら
>>UCカードはこちら
クレカ投資サービス、どこがおすすめ?
以上、5つのクレカ投資サービスを紹介してきました。おすすめのサービスは、人によって異なってきます。
ポイント還元率の面でもっともお得なのは、やはり基本還元率が1%と高い「楽天証券×楽天カード」でしょう。実際、楽天証券の資料によると、投資信託積み立てをしている人の約7割がクレジットカード決済を行っているとのこと。人気の高さがうかがえます。
「SBI証券×三井住友カード」も、サービス開始1ヶ月ほどで30億円の新規申し込みがあったとのこと。すでにSBI証券で投資している、口座を持っているというならば特に「SBI証券×三井住友カード」「SBI証券×タカシマヤカード」が選択肢に入ってくるでしょう。
そのほか、初心者ならば、商品数が絞り込まれている「tsumiki証券×エポスカード」、株式にも積立投資をしたいならば「セゾンポケット×セゾンカード・UCカード」という具合に、用途に合わせて選ぶようにするといいでしょう。
>>楽天証券はこちら
>>楽天カードはこちら
まとめ
今後、クレカ投資サービスを展開する証券会社は増えてくると思われます。マネックス証券でも2021年冬以降に投資信託の積立サービスをスタートすると発表されています。ぜひ、自分にとって使い勝手の良いところでスタートさせてくださいね。
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高山 一恵 ファイナンシャルプランナー
(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万9000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍100冊、累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。X(旧Twitter)→@takayamakazue
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