21/03/24
クレジットカードのセキュリティコードってなに?知られたらヤバイ? 3つの注意点と対処法
ネットショッピングなどでクレジットカードを利用する際、「セキュリティコード」を求められることがあります。そもそも、セキュリティコードとはどのようなもので、どんな時に役に立つのでしょうか。また、ロックがかかってしまった場合や第三者に知られてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。ご紹介します。
クレジットカードのセキュリティコードとは?
クレジットカードのセキュリティコードとは、クレジットカードの裏面または表面に記載されている3桁・4桁の数字のことです。カードブランドによってはCVV2(Card Verification Value)やCVC2(Card Validation Code)とも呼ばれます。
セキュリティコードは、第三者によるクレジットカードのなりすまし利用等、クレジットカードの不正利用を防止するために存在します。
セキュリティコードはクレジットカード端末やATMに細工をすることで不正にカード情報を抜き取る「スキミング」という手口では読みとれないことが一般的です。そのため氏名・カード番号・有効期限といったカード情報に加えてセキュリティコードを入力することで、スキミングによる不正利用を防止するのに有効とされています。
●セキュリティコードと暗証番号の違い
セキュリティコードは暗証番号と間違えられやすいですが別物です。暗証番号は店頭でのショッピングやATM利用時に求められますが、セキュリティコードはネットショッピングなどの非対面決済の際に求められます。暗証番号は任意の数字を自分で決めることができるのに対して、セキュリティコードはクレジットカード発行時にカード会社によってカード本体に記載されるため自分で決めることはできません。
●セキュリティコードの記載場所は国際ブランドにより異なる
セキュリティコードの記載場所はクレジットカードの国際ブランド(VISA、JCB、AMEXなど)によって異なります。多くの場合はクレジットカード裏面の署名欄に記載されていますが、AMEXカードなど一部の国際ブランドやクレジットカードの種類によってはカード表面に記載されている場合もあります。ご自身のクレジットカードのセキュリティコードがどこに記載されているかは国際ブランドやカード会社の公式サイト等で確認してみましょう。
セキュリティコードの3つの注意点とその対処方法・対策
クレジットカードのセキュリティコードを間違えたり第三者に知られてしまったりした場合はどうなるのでしょうか?ここではセキュリティコードの扱いにおける主な注意点と対処方法・対策についてご紹介します。
●セキュリティコードの注意点①:一定回数間違えるとロックがかかる
セキュリティコードは一定回数間違えて入力するとロックがかかり、解除するまでクレジットカードが利用できなくなります。暗証番号と間違えて誤った番号を何度も入力してしまわないよう注意が必要です。
もしロックがかかった場合はクレジットカード会社に連絡してロックを解除してもらいましょう。ロック解除にはカード情報(氏名、カード番号、有効期限)のほか、住所や生年月日などの情報を求められることがあります。
●セキュリティコードの注意点②:セキュリティコードを知られたときは再発行が必要
クレジットカード本体の盗難や紛失などで第三者の手に渡った場合はセキュリティコードが容易に知られてしまうため注意が必要です。そのような場合は速やかにクレジットカード会社に届け出ましょう。暗証番号と異なりセキュリティコードは変更できないため、第三者に知られた場合はカードの再発行が必要になることが一般的です。
●セキュリティコードの注意点③:セキュリティコードを狙うフィッシング詐欺に注意
近年はカード番号だけでなくセキュリティコードまで狙う「フィッシング詐欺」が多発しています。フィッシング詐欺とは、金融機関やショッピングサイト等を装ったメールで偽サイトに誘導し、セキュリティコードを含むクレジットカード情報などの重要情報を不正に入手する手口です。
偽装メールや偽サイトは巧妙に作られているものも多く本物と見分けがつかない場合もあります。フィッシング詐欺に遭わないためには以下のような対策をおこないましょう。
・メールに記載されているURLが正しいものか確認する
・メールに記載されているURLはクリックせず、正規のWebサイトからアクセスする
・フィッシング詐欺かどうか判別できない場合は送信元の会社に確認してみる
まとめ
セキュリティコードはインターネット決済のセキュリティを高めるために有効な手段です。普段インターネット決済をおこなわない人はあまり意識しないかもしれませんが、いざ入力が必要な場合に慌てないためにも、セキュリティコードとはどのようなものなのか、ご自身のクレジットカードのどこに記載されているか確認しておきましょう。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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