connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

20/07/26

保険

ペット保険を選ぶ3つのポイントと加入の流れ5つのステップ

コロナウイルスによる自粛生活の中で、犬や猫といったペットを新しく家族として迎える人々が増えています。ペットとの暮らしは楽しいものですが、一緒に暮らすとなれば、病気やケガも心配ですね。

ペットのもしもの出費に備える保険にペット保険があります。しかし、どれにしようか迷ってしまい、結果的に宣伝文句だけで決めてしまったという話もよくあります。

そこで今回は、「これなら安心!」と納得してペット保険に加入するためのポイントをまとめました。

ペット保険を選ぶときのポイントとは?

ペット保険では、ペットが病気やケガで治療を受けたときに、治療費にかかった費用の一定割合を補償します。ペットには人間のように公的な健康保険制度がありません。病気やケガで治療をしたら、全額が飼い主の負担になります。そこでペット保険を検討するときは「なるべく安い保険料でたくさん補償があるもの」や「スムーズに給付を受けられるもの」で比較するのが良いでしょう。

というのも、ペット保険はこの先長く継続する必要があるため、保険料が高すぎるものは飼い主の負担になります。また、実際に治療を受けたとき、給付手続きが面倒であれば、請求が遅れたり、忘れてしまったりすることもあるでしょう。これでは、ペット保険に入った意味がありません。

たくさんあるペット保険の中から「安い・簡単・安心」の3拍子揃ったものを選び、比較表にまとめました。

●ペット保険4社比較表

2020年7月時点の各社パンフレットをもとに筆者作成

ペット保険を検討するときのポイントを3つ、紹介します。

ペット保険を検討するときのポイント1:保険料がいくらか

保険料を考えるときは、補償割合・更新ごとの保険料・割引制度を見ていくと良いでしょう。それぞれについて詳しく説明します。

●補償割合でみる保険料

ペット保険は、通院・手術・入院などにかかった治療費の5~7割を補償するものがほとんどです。保険料は、補償割合が多くなればなるほど高くなります。

上記の補償内容は標準的なものですが、ペット保険をもっと安いもので検討する場合は、手術だけに特化し補償するもの(アイペット損害保険「うちの子Light」)、1日あたりの治療費に免責をもうけ「○○円以上の治療費の5割、7割」を補償するもの(SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短のペット保険ライト」、入院・手術だけを補償するもの(アニコム損保「どうぶつ健保ぷち」などがあります。

一方、補償割合をもっと手厚くしたいという要望に対して(ペットメディカルサポート「ペットサポートのPS保険」)の中に、治療費の10割を補償コースもあります。

●更新であがる保険料

ペット保険は1年ごとに契約を更新します。そのため、ペットの年齢が上がるごとに保険料は高くなるのが普通です。しかし、SBIいきいき少額短期保険「犬と猫のペット保険」やペットメディカルサポート「ペットサポートのPS保険」などは、0~2歳、3~5歳の3歳ごとに1度、ゆるやかに保険料が上がります。また、これら2社は、12歳以降の保険料が上がらないという特徴もあり、長生き傾向のペットに寄り添う保険料になっています。

●多彩な割引制度で安くなる保険料

ペット保険には、いろんな割引制度があります。代表的な割引制度を以下に列挙します。

・インターネット割引
インターネットを通して申込をすると、保険料が安くなります。
・多頭割引
犬だけ、猫だけに限らず、犬と猫という組み合わせでも対象になり、頭数によって割引率が変わります。
・無事故継続割引
1年間で保険金の支払いがなければ、翌年の保険料が割り引かれます。保険会社によっては、給付が多いと割増になることもあり注意が必要です。

毎月の固定費となる保険料は安い方が良いですよね。補償割合、補償の範囲をしっかり検討しましょう。更新したときの保険料、割引制度などの情報も目を通すようにしましょう。

ペット保険を検討するときのポイント2:給付請求が簡単か

ペット保険の給付請求は2つのタイプがあります。

●後日請求型

後日請求型は、動物病院で治療費を全額支払った後、ペット保険会社へ保険金を請求します。治療費を支払ってから書類を請求・記入し、支払われるまで1~2か月ほどかかる可能性があります。治療費は、いったん建て替えることになります。どのペット保険会社でも、行われている給付請求方法です。

●窓口精算型

ペット保険会社から送られてくるペットの「保険証」を動物病院の窓口に提示すると、
例えば、7割を補償している契約をお持ちの場合は、窓口では3割を負担するだけでOKです。残りの治療費は、動物病院がペット保険会社に直接請求します。
私たちが、病院で治療を受けた場合と同じ手順でペットの治療費の支払いをすることができ、手続きが簡単です。手術や入院、連続で通院するなど、治療費が心配な状況でも焦ることはありません。
アニコム損保の「どうぶつ健保」、アイペット「うちの子」が対応しています。

日々、仕事や家事をしながら、動物の世話をする場合、急な治療費はドキッとするものです。慣れれば後日請求型もそう難しいものではありませんが、できれば簡単に済ませたいものです。窓口精算型は、飼い主にとって、治療費の負担が少ないというメリットがあります。

ペット保険を検討するときのポイント3:その他の補償が手厚いか

ペット保険の補償には、先に紹介した治療費の一定割合を補償する以外にもさまざまなサービスがついています。それら手厚いサービスを紹介します。

●ペットメディカルサポート「ペットサポートのPS保険」

・車イス費用(最大10万円)
事故で歩行が困難になった際の車イスの装置、装具の費用を補償。万が一の事故でも、日常生活を通常通りに過ごす助けになります。
・24時間365日 獣医師相談ダイヤル
愛犬・愛猫の健康や医療、しつけ、問題行動などさまざまなお悩みを無料で相談することができます。

●アニコム損保「どうぶつ健保」

・どうぶつ健活
ペットの腸内環境を調べる検査を無料で受けることができます。病気リスクについて知ることができます。さらに、病気リスクが高いと判定されれば、アニコムの指定病院で血液検査を無料で受診することができます。病気の早期発見につながります。
・迷子捜索サービス
ペットと暮らしていると、脱走したり、迷子になったり。「ペットがいない!」と慌てることがあります。そんな場合、ペット探偵による迷子捜索を無料で受けることができます。
・どうぶつホットライン
どうぶつに関するお悩みを何でもLINEで獣医師に無料で相談することができます。

保険料が少々高くても、無料で受けられるサービスが充実していれば、安心です。
アニコム損保の「どうぶつ健保」は、病気の予防という視点が斬新です。また、病気・ケガ以外のペットにまつわる心配事を解消できる頼もしいサービスもセットされています。
ペット保険に無料でついてくる手厚いサービスはバラエティに富んでいます。ペットとの生活には、いろんなアクシデントはつきものであるため、気軽に相談できる窓口はうれしいものです。

ペット保険へ加入する際の流れ

最後に、ペット保険の申し込みの手続きについて説明します。書類の郵送で行う方法には5つのステップがあります。インターネットを使っての申し込みもほぼ同様です。

・ステップ1:資料請求
ペット保険各社のウェブサイトで資料請求を行います。

・ステップ2:申し込み書類の記入・返送
申込書類(申込書・告知書)を記入し、返送します。
告知書は、ペットの正しい健康状態を伝えるためのものです。

・ステップ3:保険会社で審査
申込書、告知書の内容について審査されます。

・ステップ4:契約の成立
審査が完了したら、契約に関する書類が届きます。
ご契約成立のお知らせ、保険証券、保険金請求の手順についての案内、獣医師の無料サービス等のお知らせ等が届きます。

・ステップ5:保険料の引き落とし
支払方法は、カード、口座振替などがあります。それぞれ引き落としとなる時期が違うため、確認が必要です。

なお、ペット保険には、補償の対象になる治療、そうでない治療があります。契約する際は、パンフレットや重要事項説明書などに記載されている対象外の補償について、必ず確認するようにしましょう。

まとめ

高額化しがちなペットの治療費も、ペット保険を備えておけば安心です。とはいえ、ペットにはいろんなお金がかかってくるため、大きすぎる補償を選ぶと、負担感が増します。あまり欲張らず、長期的に継続しやすい補償を選ぶようにしましょう。

舟本美子 ファイナンシャルプランナー

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

3歳の娘と36歳の旦那と3人家族です。
現在保険に加入していなく、入らなければ、とは思っています。
月々の生活に余裕がないのですが、最低限入っていた方がいい保険はなんでしょうか。
とりあえ...

マネー相談の続きを見る

はじめまして、20代OLです。
がん保険と医療保険はどちらかに加入をした方が良いのでしょうか。または、どちらの保険商品にも加入しない方が良いのでしょうか。アドバイス頂けたら幸いです。

マネー相談の続きを見る

▼プロフィール
年齢:私58歳
住居:マンション
職業:失業中で無職
貯金:私 約200万円
▼聞きたいこと
資産がドル建て養老保険しかありません。プルデンシャルのドル建て年金支払い...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ