21/01/09
【2021年版】自動車税をクレジットカード払いするメリット・デメリットまとめ 都道府県別手数料一覧も紹介
自動車を所有している方は自動車税(正確には、自動車税(種別割))を支払わなければなりません。実は自動車税はクレジットカード払いが可能です。今回は、自動車税をクレジットカード払いするメリット・デメリットや都道府県別手数料について解説します。
自動車税をクレジットカードで支払う3つのメリット
自動車税をクレジットカードで支払うと大きく3つのメリットがあります。
●①支払いを先延ばしにできる
自動車税の支払い期限は、一般的には5月末日です。自動車税を現金で支払う場合、この日までに現金を用意して支払う必要があります。しかし、クレジットカード払いならばすぐにお金を用意する必要はありません。
クレジットカードで支払った場合、翌月の請求日に引き落としされます。
そのため、すぐに自動車税を支払えない場合は、カードで支払うことで、支払いを先延ばしにできるのです。いつまで先延ばしにできるかはクレジットカードによって異なりますが、たとえば毎月15日締め・翌月10日支払いのクレジットカードで5月末日に支払った場合、実際の支払いは7月10日となります。1ヶ月以上先延ばしにできるのです。
●②ポイントなどを貯められる
ほとんどのクレジットカードでは、支払い額に応じてポイントが付与されます。自動車税の支払い額もポイント付与の対象です。
自動車税は年間数万円以上の出費になるので、カードで支払えば、数百ポイント貯められる可能性があります。
●③いつでもどこでも支払いが可能
クレジットカードを利用すれば、自動車税もスマホやパソコンからいつでも支払いができます。
たとえば日々忙しく働いている方や、家事や子育てに忙しい方などは、コンビニやATMに出向いてわざわざ支払いをするのは手間でしょう。しかし、クレジットカード払いなら、通勤中や家にいるときに、WEB上からかんたんに支払いができます。
自動車税をクレジットカードで支払う際の3つの注意点
自動車税をクレジットカードで支払うのはお得ですが、知っておきたい注意点も3つあります。
●①決済手数料がかかる
クレジットカードで自動車税を納める場合、自動車税とは別に決済手数料が必要です。決済手数料は各都道府県で異なります。多くの都道府県では330円(税込)ですが、自動車税の金額に応じて変動する地域もあるので注意が必要です。
・都道府県別自動車税のクレジットカード決済手数料(税込)
かかる手数料と還元されるポイントを比べて、ポイントのほうが多いのであれば、クレジットカード払いを利用しましょう。
普通車の年間の自動車税は車の総排気量次第ですが、3万円〜10万円ほどかかります。総排気量が1リットル〜1.5リットルの車の自動車税は3万4,500円です。
神奈川県のケースでは、クレジットカード払いの決済手数料は330円なので、ポイント還元率が1%であれば、決済手数料分の元は取れる、ということになります。なお、本稿執筆時点で石川県と高知県はクレジットカード払いに非対応です。
●②納付証明書の発行までに2週間〜3週間かかる
自動車税をクレジットカードで支払った場合、自動車税の納付証明書の発行までに2〜3週間かかるケースがあります。領収書も発行されません。また、電子確認により自動車税の納税証明書を提出しない場合でも、クレジットカードでの支払いが電子確認できるようになるまでには、約2週間程度かかります。
車検が近づいている場合は、クレジットカード払い以外の方法で納付したほうが、車検を受けやすくなります。納付証明書は、窓口で支払えば当日手に入りますし、電子申請の場合もコンビニでの納付は約5日程度、金融機関窓口での納付は約10日程度でできるようになります。
●③納付後の取り消しができない
クレジットカード払いで自動車税を納付した場合、納税者の都合で支払いの取り消しはできません。各都道府県の納付ページなどにもこの旨の記載があります。間違えて自動車税を二重納付した場合は、戻ってくるものの、還付までに2か月近くかかる可能性があります。そのため、カードで支払う場合は、きちんと確認をしてから納付をしましょう。
クレジットカード払いをする手順を解説!
自動車税をクレジットカードで支払う方法には、「Yahoo!公金払い」を利用する方法と、各都道府県のクレジットカード支払いサイトを利用する方法があります。
●Yahoo!公金払いでカード払いをする流れ
2020年12月時点でYahoo!公金払いから自動車税の支払いができるのは、全国30都道府県です。
Yahoo!公金払いで納付する場合は、以下の手順で手続きを行います。
1. Yahoo!公金払いのサイトにアクセス
2. 自動車税を選択
3. 都道府県を選択
4.支払画面へ進む
5. 納付番号と確認番号を入力
6. クレジットカードの情報を入力
7. 支払いを行う
まず、納付書記載の納税番号と確認番号を用意しておきます。
Yahoo!公金払いのサイトに行き、自動車税を選択します。その後該当する都道府県を選んでください。
後は、納付番号と確認番号の入力→クレジットカードの情報を入力するだけで、かんたんにカードで支払いができます。
●各都道府県の支払いサイトからカード払いをする流れ
各都道県の支払いサイトからカード払いをする流れは以下の通りです。今回は東京都を例に解説します。
1. 各都道府県の支払いサイトにアクセス
2. 納付番号・確認番号を入力
3. クレジットカードの情報を入力
4. 支払手続き完了メールの送付先を入力
5. 支払いを行う
各都道府県の支払いサイトから納付する場合もYahoo!公金払いから入力する場合と比較して、大きな違いはありません。
納付番号や確認番号は必ず必要なので、事前に用意しておきましょう。クレジットカードの支払情報や支払手続き完了メールの送付先を入力後に、支払いを行います。
このように、クレジットカードでの支払いは、ネットからかんたんに手続きが可能です。
クレジットカード払いをすれば、自動車税の納付が便利になる
自動車税をクレジットカードで納付できればポイント還元が受けられてお得なうえに、わざわざコンビニエンスストアやATMに行く必要がありません。自宅からかんたんに支払いができます。
ただ、6月の納付期限を過ぎた場合、クレジットカードでの支払いができなくなるので注意が必要です。早めに手続きできるよう、準備しておきましょう。
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小栗健吾 現役のFXトレーダー及びWEBライター
地方の大学を卒業後、会社員を経て、WEBライターとして活動中。FXや仮想通貨の取引経験(FXは8年以上)があり、現役トレーダーの目線で記事を多数執筆している。また、現在はFXだけでなく、「キャッシング」「副業」「節税」などマネー系の記事も多く執筆している。
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