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21/01/12

資産運用・経済

NISAの非課税枠を1530万円と最大化する方法

私たちにとって身近な存在になってきた投資。超低金利時代が長く続き、私たちの資産形成にも大きな影響を与えています。投資をしなければ資産がふえないからと、投資を始めた人も多いのではないでしょうか。その中でも、節税できるということでNISAやつみたてNISAを使うことを検討している人もいると思います。今回は、NISAとつみたてNISAの制度変更と非課税投資枠を最大限に活用する方法をご紹介します。

NISAとつみたてNISAの特徴についておさらい

NISAは2014年にスタートし、多くの個人投資家の投資デビューを後押ししてきました。通常、株や投資信託を運用して得られた利益には約20%の税金がかかります。10万円の利益を得たとしても、通常なら8万円足らずの手取りになってしまうのです。ですが、NISA口座で得た利益には税金がかかりません。10万円の利益が出たら10万円が手取りとなります。もちろん売買手数料はかかりますが、税金がかからないというだけでも大きく手取りが変わってくるのです。利益に対して税金がかからないという点では、つみたてNISAも同様です。せっかく非課税で投資できる枠があるので、有効に活用したいですよね。

そんなNISAとつみたてNISAですが、選べるのはどちらか一つです。NISAは、年間投資できる金額の上限は120万円で、最長5年間となります。投資できる商品は、国内外の株式と投資信託です。一方のつみたてNISAは年間投資金額の上限は40万円、そのかわり期間が長く最長20年となっており、投資できるのは国の基準を満たした投資信託のみです。

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2024年からNISA、つみたてNISAが新しくなる!

そんなNISAとつみたてNISAが法改正により2024年からリニューアルとなります。NISAは「新NISA」(仮称)という新しい制度に。2階建てのしくみになっており、低リスクの投資信託等に投資対象を限定した積立枠(1階部分)と従来と同様の株式投資ができる枠の2階建てとなります。年間投資額は1階部分が20万円、2階部分が102万円の総額122万円となります。

つみたてNISAも現行は2037年までの制度でしたが、期限が2042年まで5年延長されました。これにより、2023年までに投資を開始した人は20年間積立投資ができることになります。

最大1530万円の非課税枠を使う方法

こうしたNISAとつみたてNISAを活用し、非課税投資枠を最大化する方法があります。NISA・新NISA、そしてつみたてNISAを順番に使うのです。

現状はNISAかつみたてNISAのどちらかを選択する必要があります。ただ、1度選んだらずっとそちらを使い続けなければならないというワケではありません。

まずは制度の終了が近いNISAを2021年のうちに始め、2021年の非課税投資枠120万円を確保します。制度が終了してしまう2023年までの3年間で360万円の非課税投資枠を入手し、2024年からは新NISAを利用します(なお、NISA口座を持っていれば、2024年から自動的に新NISAに移行します)。そうすると新NISAの年間122万円×5年間分で2028年までで610万円の非課税投資枠を確保できますよね。そして翌年の2029年からはつみたてNISA口座に切り替えて、投資信託を積み立てていきます。すると、年間40万円×14年間の560万円分の枠を使うことができるのです。

つまり、
・NISA口座 360万円
・新NISA口座 610万円
・つみたてNISA口座560万円
=1530万円の非課税投資枠が確保できるのです。

これだけ多くの非課税投資枠が確保できるのはうれしいですよね。ぜひ有効に活用して、非課税投資枠で資産をふやしていきましょう。

まとめ

いかがでしたか。NISAやつみたてNISAの手続きは実際やや複雑で面倒に感じることもありますし、手続き完了までに時間もかかります。しかし、せっかく非課税で投資ができるようなしくみがあるので積極的に活用していきたいものです。効率よく、資産形成を進めていきましょう。

大塚 ちえ ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種

新卒から証券会社一筋で働く、現役アラサー金融ウーマン。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る。

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