22/01/20
マネックス証券のiDeCo(イデコ)、9つの特徴・メリットとは? 取扱商品のラインナップも合わせて解説
マネックス証券のiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は口座管理手数料が安く、商品のラインナップも充実しています。そのうえ資料もわかりやすいので、安心して始められるでしょう。
今回は、マネックス証券でiDeCoをすることで得られる9つの特徴・メリットと、楽天銀行のiDeCoで取り扱っている商品ラインナップをご紹介します。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット1:口座管理手数料が業界最安
iDeCoは、どの金融機関を利用しても、所定の口座管理手数料がかかります。口座管理手数料の支払い先は、大きく次の3つに分かれます。
・国民年金基金連合会…月105円(税込)
・信託銀行…月66円(税込)
・金融機関(運営管理手数料)
このうち、国民年金基金連合会と信託銀行に支払う手数料は、どの金融機関でも同じ金額です。しかし、金融機関への運営管理手数料は、金融機関ごとに異なります。月数百円、年数千円の運営管理手数料がかかる金融機関も多くあります。その点マネックス証券は、運営管理手数料が0円ですので、業界最安でiDeCoをスタートできる金融機関だといえます。iDeCoの運用は数十年にも及びますので、手数料の有無は大きな差となるでしょう。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット2: iDeCoポートフォリオ診断で資産配分がわかる
iDeCoの商品は、どの商品に掛金の何%を振り分けるかという配分を指定して、合計が100%になるようにして購入します。とはいえ、商品をどう組み合わせればいいか悩んでしまう方もいるでしょう。そんなときに使えるのが、iDeCoポートフォリオ診断です。
iDeCoポートフォリオ診断では、年齢や投資経験など5つの質問に答えるだけで、おすすめのポートフォリオ(資産配分)を提案してもらえます。結果は商品Aに○%、商品Bに○%という割合で、具体的に表示されます。この割合で配分を指定すれば、おすすめのポートフォリオで運用ができます。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット3:iDeCo専用ダイヤルやAIチャットで問い合わせ可能
マネックス証券では、iDeCo専用の問い合わせダイヤルを用意しています。受付時間は祝日を除く平日の9時から20時、土曜日の9時から17時です。平日の日中は忙しいという方でも20時まで問い合わせできますし、土曜日に相談することもできます。
受付時間外の質問には、24時間365日利用可能な「自動チャット」が便利です。質問を入力したり、画面の指示にしたがって操作したりするだけで、不明点が解決するでしょう。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット4:初心者でもiDeCoを理解しやすい
マネックス証券のiDeCoには、初心者でもiDeCoを理解しやすいコンテンツが用意されています。
「iDeCo簡単ガイドブック」では、手続きの流れがフローチャートでわかりやすく示されています。また、「お金のプロにiDeCoを学ぶ」では、iDeCoの概要やスタート時の注意点、商品や運用方法などについて動画で学べます。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット5:情報提供が充実
マネックス証券ではiDeCoに限らず、さまざまな商品を扱っています。それだけに、投資の情報提供が充実しています。
「マネクリ」は「今日の投資に効くメディア」として、投資未経験者からベテラン投資家まで、幅広く情報を発信。最新のマーケット情報から投資入門者向けのコンテンツまで充実しています。
また、独自のアナリストのレポート・決算カレンダーや経済指標カレンダーなどのオリジナルマーケット情報も用意されています。
オンラインのセミナーや会場型のセミナーなども開催されています。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット6:会社四季報が無料で読める
「株式投資も興味が出てきた」という方にうれしいのが、投資家のバイブルともいわれる「会社四季報」がパソコン・スマホで、無料で読めることです。
会社四季報は、東洋経済新報社が年に4回、3・6・9・12月の中旬に刊行している本です。株式市場に上場している会社のこれまでの業績や今後の動向などが詳しく掲載されています。
本来、1冊2300円(税込)するのですが、マネックス証券の口座開設をすれば無料。お得ですよね。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット7:つみたてNISA・iDeCoシミュレーションが役立つ
iDeCoと似た制度につみたてNISA(積立NISA・少額投資非課税制度)があります。つみたてNISAは、iDeCoと同じように利益にかかる税金がゼロにできる制度なのですが、細かな部分にいろいろな違いがあります。そして、どんな資金を用意したいかによって、iDeCoとつみたてNISAのどちらを優先すべきかが変わります。
「どっちを使うべき?」と迷ったら、マネックス証券のウェブサイトにある「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」を使ってみましょう。積立投資の目的や毎月の投資金額などの条件を入力するだけで、両制度をどのような金額配分で利用すべきか、おすすめのプランを提示してくれます。
また、そのプランどおりの場合にいくらくらい増えるのか、iDeCoやつみたてNISAでどのくらい節税できるかが一目でわかります。運用の全体像がつかめるのはもちろん、将来の資産がいくらになるかイメージするのにも役立ちます。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット8:独自の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」が使える
マネックス証券の「MONEX VISION」は、一人ひとりに合わせた資産設計のアドバイスをしてくれるツールです。現在のポートフォリオ(資産構成)を分析・診断したうえで、目標とするポートフォリオに近づくための分散投資法をアドバイスしてくれます。
マネックス証券で保有している資産だけでなく、他の金融機関で保有している資産も登録できるので、資産の全体像を見渡したり、今後の運用の方向性を決めたりするのに役立つでしょう。
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリット9:低コストの商品が揃っている
マネックス証券のiDeCoでは、低コストの商品が充実しています(信託報酬[税込]:0.0968%〜1.98%)
●マネックス証券のiDeCo取扱商品ラインナップ
・国内株式型 7本
・外国株式型 8本
・国内債券型 1本
・国際債券型 3本
・国内REIT型 2本
・国際REIT型 1本
・バランス型 3本
・その他 1本
・(定期預金)1本
マネックス証券では、元本確保型の定期預金1本と投資信託26本、合わせて27本の商品を扱っています。国内・先進国の株式型を中心に、インデックス型ではひととおりの投資先を取り揃えています。
信託報酬はiDeCoの口座管理手数料と同様、保有中にかかるコストになります。数十年にわたる投資になることを考えると、少しでも安いものを選んだ方が利益を出しやすいといえるでしょう。マネックス証券の場合、信託報酬の幅は年0.0968%〜1.98%。0.1%台の安価な商品も複数用意されています。
マネックス証券のiDeCoには注意点も…
マネックス証券のiDeCoにはメリットがたくさんあるのですが、一方で注意点もあります。
マネックス証券では、投資信託を持っているだけで毎月ポイントがもらえる「投信ポイントプログラム」というサービスがあるのですが、iDeCoで保有している投資信託はこの対象外です。
また、マネックス証券ではポイントで株式投資の手数料を支払えたりしますが、iDeCoの手数料をポイントで支払うことはできません。
こうした投資をしたいのであれば、iDeCoとは別につみたてNISA(積立NISA)や株式投資などをする必要があります。
まとめ
マネックス証券のiDeCoの特徴・メリットを9つ紹介してきました。
マネックス証券ではiDeCoを安価にスタートできます。初心者にやさしい資料やツールなども充実していますし、商品もバランスよく取り揃えられています。ぜひマネックス証券でiDeCoをはじめて、老後の資産形成に取り組みましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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