21/07/01
【2021年版】プロ厳選おすすめプラチナカードランキングベスト3
クレジットカードの中でも非常に高いステータスを誇るプラチナカード。プラチナカードといえば、かつては招待された特別な人しか手に入れることができませんでした。しかし、最近は招待がなくても申し込むことができるようになっています。
そこでクレジットカードやキャッシュレス決済に詳しいマネーコンサルタント頼藤太希さんに、プラチナカードを利用するメリット、選び方の3つのポイントなどを聞いてきました。おすすめプラチナカードのベスト5もご紹介します。
●教えてくれたのは…
頼藤太希さん
Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『SNS時代に自分の価値を最大化する方法』(河出書房新社)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。
プラチナカードの5つのメリット
プラチナカードは一般的に、ゴールドカードよりもさらにハイクラスのクレジットカードのことを指します。年会費は高額ですが、ゴールドカードよりもワンランク上のサービスが受けられるとあって、人気のあるカードです。プラチナカードのメリットは大きくわけて以下の5つです。
●プラチナカードのメリット1:特典が豪華
プラチナカードは、特典が非常に豪華です。高級レストランの大幅な割引があったり、ホテルや高級旅館などのアップグレードサービスを受けたりすることもできます。レストランのコース料理が1名分サービスされたり、特別なメニューを提供されたりすることも。ハイグレードな人向けのサービスが非常に充実しています。
「年会費が高くても、それを補うサービスが受けられるのであれば、十分使う価値がありますよね。ゴールドカードよりもポイント還元率が高く、年会費分をポイントで補えてしまうプラチナカードもあります」(頼藤さん)
●プラチナカードのメリット2:ステータスが高い
プラチナカードは、財布から出すだけでステータスの高さを示すことができます。もちろん、プラチナカードならではのおトクな特典もうれしいのですが、年会費の高額さ、希少性もステータスをより引き上げてくれるはずです。
●プラチナカードのメリット3:利用限度額の上限が上がる
プラチナカードは、利用できる上限が通常のクレジットカードやゴールドカードよりも高く設定されている場合が多いです。年会費が高く、よりハイクラスで信用のある人が使うという前提ですので、高額利用のニーズにも十分応えられます。
「年間100万円以上利用するとポイントがもらえるプラチナカードや還元率が変わったりするプラチナカードもあります。それだけで年会費以上の利用価値があるでしょう」(頼藤さん)
●プラチナカードのメリット4:付帯の保険内容が充実している
クレジットカードの付帯保険と言うと、基本的にはショッピング保険や海外旅行の際に利用できる傷害保険が多いですが、プラチナカードの場合はゴルフ保険や電化製品が破損した場合の保険など、さまざまな保険が付帯します。また、保障(補償)される金額も、一般カードやゴールドカードより高額になっています。
●プラチナカードのメリット5:コンシェルジュサービスや無料医療相談などが受けられる
コンシェルジュとは、宿泊施設や航空券、新幹線などの予約や手配をまるで秘書のように整えてくれる人のこと。旅行のコーディネートをしてくれたり、お土産やギフトなどを選んでくれたり、予算に合った美味しいレストランの予約をしてくれたりと、24時間365日あなたのビジネスもプライベートもサポートしてくれるはずです。
また、医療相談を無料で受けられるというサービスを提供しているカード会社も。忙しくて病院に行けないけれどちょっと気になるというときに気軽に相談できるのもいいですよね。
「プラチナカードを保有するようなハイクラスの方は、日々忙しくしていることが多いでしょう。コンシェルジュサービスを使えば、ホテルや交通の手配はコンシェルジュに任せて、自分はすべきことに集中する、ということもできます」
プラチナカードを選ぶ3つのポイント
頼藤さんによると、プラチナカードを選ぶ際には、以下のポイントをチェックすべきだといいます。3つのポイントを確認しておきましょう。
●プラチナカードを選ぶ3つのポイント1:ステータスと特典・保険の内容
プラチナカードで重視したいのは、やはりステータス性。ステータスが確立されているプラチナカードを選びましょう。また、プラチナカードを持つことで受けられる特典や保険の内容もチェックしておくべきです。プラチナカードの場合、還元率ばかりに気を取られる必要はなく、受けられるサービス内容が充実しているかどうかを見るべきです。
●プラチナカードを選ぶ3つのポイント2:利用するサービス
せっかくプラチナカードを手に入れても、普段使わないような場所のレストランで優待を受けられたり、行かないような場所のホテルでグレードアップのサービスが受けられたりするというのではあまり意味がありません。また、海外旅行をあまりしない、空港を使わないという場合もメリットが目減りしてしまいます。ちゃんと支払う金額に見合った特典が受けられるのかを確認しましょう。
●プラチナカードを選ぶ3つのポイント3:コストとのバランス
そもそも、なぜプラチナカードを持ちたいかという目的を考えてみましょう。ステータスがあるカードを持つということに意味があるのか、それともしっかりした上質なサービスを受けたいのか、それによっても選ぶ基準が変わります。とにかくプラチナカードを持ってみたい、という場合は年会費を抑えたほうがいいでしょう。
逆に、多少年会費が高くてもちゃんと上質なサービスを受けたいという人は年会費よりもサービスや特典内容を重視すべきでしょう。
おすすめプラチナカードランキングベスト3
それでは、おすすめのプラチナカードをご紹介します。
●おすすめプラチナカードランキング3位:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスカード
クレディセゾンの「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスカード」は海外旅行が多いと言う方にお勧めです。海外旅行をアシスタントしてくれる海外アシスタンスデスクがあったり、148以上の国や地域の1300か所以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録できたりします。また、海外利用の場合には永久不滅ポイント優遇で通常の2倍(1000円ごとに2ポイント)が受け取れます。ポイントは1ポイント=5円相当で買い物などに利用できます。
「JALのマイルを効率的にためられる「SAISON MILE CLUB」に無料で登録可能。買い物で貯まる永久不滅ポイントが自動的にJALのマイルになるので、マイルがどんどん貯まっていきます。ますます、旅行や出張に役立ちそうですね」(頼藤さん)
●おすすめプラチナカードランキング2位: MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
「MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は言わずと知れたハイクラス国際ブランド「アメックス」のプラチナカードです。ビジネスカードのため「原則として業歴3年以上で、2期連続黒字決算の法人または個人事業主」であることが申込み資格となっています。ビジネスの助けとなるオフィス用品やレンタカー、社員教育などの加盟店での優待が受けられるのが特徴ですね。世界中のほとんどの国から24時間利用可能な「プラチナ・コンシェルジュサービス」では、出張時から緊急時までさまざまな支援を受けることができます。
「銀行系のクレジットカードなので、安心感がありますね。ビジネスカードではありますが、プラチナカードの中では年会費も控えめで、条件を満たしさえすれば持ちやすいカードといえるでしょう」(頼藤さん)
>>MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはこちら
●おすすめプラチナカードランキング1位:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」もハイクラス国際ブランド「アメックス」のプラチナカードです。年会費は14万3000円(税込)と非常に高額ですが、ヒルトンやリッツ・カールトンなどの高級ホテルでアップグレードが楽しめたり、1年に1回対象のホテルに無料で1泊宿泊できる宿泊券がもらえたりと、特典は非常に充実しています。また、最高1億円の旅行傷害保険と個人賠償責任保険が付帯しており、いざというときにも安心です。
「かつては招待制でしたが、今では申し込みのできるプラチナカードです。年会費も高く、審査の難易度も高いと言われていますが、その分高いステータス性を誇ることができるでしょう」(頼藤さん)
まとめ
上質なサービスを効率よく、おトクに受けることができるプラチナカード。年会費は確かに安くはありませんが、上手く使いこなせれば、年会費以上のメリットを受けられます。自分に合ったプラチナカードを探してみてくださいね。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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