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20/07/17

家計・ライフ

40代貯蓄の実態は50万円! 40代におすすめお金の貯め方・増やし方4つの方法

「40代」と一口で言っても、家族構成やライフスタイルは様々です。おひとり様の生活を謳歌している人、子だくさんなので今後の教育費が気がかりな人、家族のためにマイホームを購入したいと考えている人。皆それぞれに異なる人生を送っています。老後の生活を考えるにはまだ少し早い40代ではありますが、この年代に共通のお金の貯め方と増やし方にはどんな方法があるのでしょうか。40代の貯蓄をチェックした上で、お金の貯め方・増やし方を紹介します。

40代の単身世帯の貯蓄額は衝撃の50万円?

まずは40代の平均貯蓄額と中央値を見ていきましょう。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」の金融資産保有額は以下の通りです。

●40代の金融資産保有額ごとの割合(金融資産を保有していない世帯を含む)

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」をもとに筆者作成

40代の夫婦世帯の平均額は694万円、単身世帯の平均額は564万円です。この数字を高いと感じる人が中にはいるかもしれませんね。平均額というものはごく少数のお金持ちが引き上げてしまうからです。

一方、中央値は夫婦世帯が365万円、単身世帯が50万円となっています。中央値とは、調査対象世帯を保有額の少ない順に並べた時に、ちょうど真ん中(中央)にくる値(ここでは世帯の金融資産保有額)を指します。

さらに、「金融資産非保有」という回答も夫婦世帯で18.7%、単身世帯では40.5%あります。なんと、単身世帯の4割超えは貯蓄がゼロなのです。老後を考えるには少し時間の余裕がある40代とはいえ、これでは「老後2,000万円必要」説にはほど遠い数字ですよね。

しかし、そうだからといってこの中央値に自分の貯蓄額を照らし合わせて安堵するのも問題です。なぜならば、人それぞれライフプランは異なるため、必要なお金の金額も当然変わってくるからです。

40代はじわじわ出費が増え始める年代

例えば30代前半で結婚して子供が二人いると仮定すると、40代は子供たちが中学校や高校に入学する時期です。

小学校までは公立であればさほど教育費はかかりませんが、中学校に進学すると公立でも大抵の学生は部活動や塾の費用が必要になってきます。そして私立となると、一人あたり年間約100万円前後の学費を納めなくてはなりません。さらに高校では、大学受験に向けての予備校費用や浪人したときのためのお金も試算にいれておく必要があります。

結婚後に住宅を購入した人は、20年以上の住宅ローンを組んでいるケースが多いので、教育費に加えて住宅ローンの支払いが長期間続きます。

このように、次々と出費が重なってくるのが40代の時期なのです。子供が小学生のうちはなんとなくでも貯められていたのに、中学生になったら途端に貯められなくなった、というのはこのような理由からです。

単身世帯の人も、「貯蓄がゼロのままでも大丈夫」と楽観している人は少ないと思います。
貯蓄の必要性は分かっているのに貯められない。そんな人が多いのではないでしょうか。

まずは固定費を見直そう

「貯蓄の必要性は肌で感じていますが、今の収入から捻出するのは乾いた雑巾を絞るようなもので無理です!」そんな風に諦めてしまっている人もいるかもしれません。しかし、本当にそうなのでしょうか。どの家庭の支出にも気づかない無駄が潜んでいる場合が多くあります。特に携帯電話、生命保険などの固定費は見直すことで削減効果が高くなる費目です。他にも、家族が惰性で続けていてほとんど通っていないスポーツジムや習い事、利用していないネットの月額課金制のサービスなどがないかを確認してみましょう。

こうやって固定費を見直すことで浮いたお金を先取りで貯蓄に回していきます。
具体的な貯蓄方法には、次の4つがあります。

●おすすめの貯蓄①:つみたてNISA

まずおすすめするのがつみたてNISA(積立ニーサ・少額投資非課税制度)。毎月自動的に定額で投資信託を積み立てていく制度です。年間40万円が積み立ての限度額で、金融庁の厳しい条件をクリアした商品のみが絞り込んで販売されています。よって、初心者が安心して取り組め、長期で運用を続ければ利益が見込めます。20年の運用期間の間に出た利益が非課税になるので、よりお金を貯めやすくなります。


●おすすめの貯蓄②マッチング拠出制度またはiDeCo(個人方確定拠出年金)

次におすすめするのがマッチング拠出制度またはiDeCO(個人型確定拠出年金)です。
勤務先で企業型確定拠出年金(企業型DC)が導入されているならば、マッチング拠出制度を利用できる場合があります。マッチング拠出制度とは、勤務先の掛け金に加えて従業員も掛け金の拠出ができる制度です。掛け金は全額が所得控除の対象となり、運用益に税金がかからなくなるなどのメリットがあります。
このマッチング拠出制度がなければ、税制メリットと運用利回りの恩恵を受けられるiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を利用すると良いでしょう。

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券


●おすすめの貯蓄③財形貯蓄制度

勤務先に財形貯蓄制度が導入されているようでしたら、こちらを利用するのも良いでしょう。財形貯蓄制度には「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3種類があり、目的別に積み立てを行うことが可能です。

このうち「財形年金貯蓄」と「財形住宅貯蓄」は、双方の合計で550万円までの元本につく利子に税金が発生しません。毎月、給料から天引きで自動的に積み立てをしてくれますので手間がかからず、知らない間にお金が貯まっていきます。簡単に引き出せない強制力もありますので、貯蓄が苦手な人にはぴったりです。

●おすすめの貯蓄④積立貯蓄

勤務先に財形貯蓄制度がない人は、金融機関の積立貯蓄を利用しましょう。こちらも毎月、給料から天引きで自動的に積立が行われますので、着実にお金を貯めていくことができます。メガバンクと比較するとネット銀行は利回りも良く、ネットで手続きが完結するので便利です。

まとめ

「給料が余ったら貯蓄」では永遠に貯蓄はできません。まずは自分が何にいくら使っているのか、無駄はないかを把握することが重要です。その上で先取りで貯蓄するという「強制的に貯める仕組み」を作っていけば、誰でも資産を積み上げていくことができます。早速、家計を見直してみませんか。

小河由紀子 「発達障害がある子」を育てる親御さんを元気にするFP

神奈川県出身。結婚・出産後に産婦人科で医療事務に従事。一念発起してCFP®と日商簿記2級の資格を取得。お金の勉強と数字の楽しさに目覚める。その後保険代理店勤務などを経て、2018年に独立系FPのためのプラットフォーム会社に所属。翌2019年に「FPオフィスOgawa」を開業。顧客がお金に振り回されず、自らコントロールする力を身に着けてもらえるよう、分かりやすい言葉で現実的なアドバイスを行っている。FP Cafe登録パートナー

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