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20/06/21

家計・ライフ

お金を貯める上で、やってはいけない貯蓄・やるべき貯蓄

誰もがお金を貯めたいと思って、いろいろな方法で貯蓄をしています。そのがんばりはすばらしいのですが、中にはがんばりの方向性が間違っている人もいます。これでは、お金はなかなか増えていきません。

今回はそんな、せっかくの努力を台無しにしかねない「やってはいけない貯蓄」と、お金を着実に貯めるなら「やるべき貯蓄」をお伝えします。

やってはいけない貯蓄その1:10年以上使う予定のないお金をタンス預金や預貯金に入れる

日々使うお金をタンス預金としていくらか手元に置いておいたり、出し入れ自由な預貯金に入れたりするのは問題ありません。しかし、10年以上使う予定のないお金までタンス預金や預貯金に入れてはいけません。なぜなら、お金が全く増えていかないからです。

タンス預金ではもちろん金利はまったくつきません。また、たとえば大手都市銀行の普通預金金利年0.001%ですから、100万円預金をしても、1年間にもらえる金利は税引後でわずか8円です。10年以上使う予定のないお金は、コツコツと投資に回したほうがが増えやすくなります。

また、タンス預金では盗難や紛失の危険がありますし、普段使いの預貯金では不意の出費で苦しいときに引き出してしまう可能性もあります。それを防ぐためにも、より有利なところに預けておくべきでしょう。

やってはいけない貯蓄その2:iDeCoで定期預金・保険を選ぶ

節税しながら老後資金を貯めるiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)で運用できる商品には、定期預金・保険・投資信託があります。このうち、「元本確保型」の定期預金・保険を選ぶと、元本は原則として減りません。しかし、逆に増えることもほとんどないのです。

しかも、iDeCoの運用には、最低でも毎月171円、年間2052円の手数料がかかります(さらに、金融機関によっては手数料がかかる場合もあります)。もらえる金利より手数料が高いということになりかねません。もちろん、定期預金や保険でも所得控除による節税効果は得られますが、運用益非課税の効果を生かすなら投資信託を選びましょう。

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やってはいけない貯蓄その3:手数料の高い商品での貯蓄

お金を増やそうと投資商品に目を付けるのはいいのですが、どの商品でもいい、というわけではありません。以下のような商品は、選ぶべきではありません。

●手数料の高い投資信託

投資信託は、金融機関が投資家からお金を少しずつ集め、プロである運用担当者が運用する金融商品。いうなれば、株式や債券などの詰め合わせです。

投資信託の手数料には、大きく分けて購入時に支払う「販売手数料」、保有中ずっと支払う「信託報酬」、売却時に支払う「信託財産留保額」の3種類があります。このうち、もっとも重要なのは信託報酬です。長い間保有しつづけるほど、ちょっとの差が大きな差となって出てきます。
また、販売手数料は金融機関によって異なります。A銀行では2%だったのに、B証券ではゼロだった、ということもあります。どちらで買っても商品そのものは同じものですから、B証券のほうがずっとお得ですね。
手数料が限りなく少ない商品を選ぶのが、投資信託の鉄則です。

●特別金利の定期預金+投資信託セット商品

一定期間は特別金利が適用される定期預金と投資信託のセット商品があります。
たとえば、定期預金の金利が3カ月のみ4%(年率)、投資信託の販売手数料3%、信託報酬2%(同)という商品があったら、定期預金の金利分がずいぶんお得に見えるかもしれません。でも、そんなことはありません。

仮に定期預金50万円、投資信託50万円の計100万円購入したとします。
定期預金に3カ月預けた場合の利子は、50万円×年4%×(3カ月÷12カ月)=5000円。定期預金の利息には、20.315%の税金がかかりますので、実質4000円程度がもらえます。

一方、投資信託の手数料は、購入時に50万円×3%=1万5000円かかります。さらに信託報酬の2%は、投資信託を持っている間ずっとかかります。ですから、最初の1年間の手数料は、単純計算で50万円×5%=2万5000円になるのです。

つまり、「金利で得している」と思いきや、投資信託で大損しているのです。ダマされてはいけません。

●ロボアド(投資一任型)

ロボアドには、購入から売却まですべてお任せの「投資一任型」と、ポートフォリオ提案のアドバイスだけがもらえる「投資助言型」の2種類があります。ここでお話ししているのは、前者の投資一任型です。

ロボアドに投資を任せれば、設定にしたがって、さまざまな商品をバランスよく組み合わせて購入してくれます。購入後の値動きで偏る資産のバランスを整える「リバランス」という作業もロボアドにお任せできますから、手間がかからないとはいえます。

しかし、投資信託の中にも、複数の資産を組み合わせている商品があります。バランス型ファンドといいます。たとえば、「8資産均等型」といえば、1本で国内・先進国・新興国の株式と債券、国内と先進国の不動産の8資産にまとめて投資ができるのです。バランス型ファンドも、ロボアドと同様、リバランスを自動でしてくれます。

こう見ると、ロボアドもバランス型ファンドもほぼ同じように見えます。それでいて、信託報酬は、ロボアドは年1%程度なのに対し、バランス型ファンドは年0.2%程度です。

肝心の運用成績は、ロボアドもバランスファンドも大差はありません。つまり、ロボアドを利用するくらいなら、バランス型ファンドを使った方が断然いいと考えます。

●貯蓄型の保険

保険には、解約したときにお金が戻ってこない掛け捨て型と、解約したとき・満期になったときにお金が戻ってくる貯蓄型があります。一見、「お金が戻ってくる貯蓄型のほうがいい」と思われるかもしれませんが、入るべき保険は掛け捨て型です。なぜなら、貯蓄と保障は分けて考えるべきだからです。

そもそも、掛け捨て型と貯蓄型では、保険料が5倍以上違う場合もあります。貯蓄型の場合、解約・満期のときに返すお金(解約返戻金・満期保険金)を積み立てるため、保険料が高くなっています。満期になるとお金が増える商品はありますが、その増える金額も預貯金よりはましな程度です。中途解約すると基本的に元本割れします。そのうえ、支払っている保険料のどの部分が貯蓄なのか、保障なのかも、わかりにくい商品なのです。

また、保険は販売手数料が高いのも難点です。円建て保険では保険料の3%前後、外貨建て保険は保険料の7%前後となっています。

やるべき貯蓄その1:生活費の6か月から1年分の預貯金

今あまり貯蓄がない…という場合は、まずは生活費の6か月から1年分の預貯金を用意しましょう。これだけあれば、万が一ケガや病気をしたり、リストラされたりした場合にも、次のアクションを取りやすくなります。

効率よくお金を貯めるには、家計を把握して支出を抑えることが大切です。普段何にお金を使っているのか、無駄遣いはないのかを確認して、削れるところを削って貯蓄に回します。

やるべき貯蓄その2:お金を失わずにコツコツ増やす積立での投資

生活費の6か月から1年分の預貯金が貯まったら、お金を大きく失うリスクを抑えながらコツコツ増やす積立での投資を取り入れましょう。
値動きのある商品は、積立投資でコツコツ購入すると、価格が安いときにたくさん買い、高いときに少しだけ買うので、平均購入価格を下げることができます(ドルコスト平均法)。これにより、値上がり時の利益を得やすくなります。

積立投資で利用したい制度・サービスには、以下のようなものがあります。

●つみたてNISA

つみたてNISAは、積立投資専用の「NISA(少額投資非課税制度)」です。投資で得られた利益(運用益)には通常20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAならばこの税金がゼロにできます。

年間の投資金額は40万円まで、非課税期間は20年。購入できる商品は金融庁が定めた基準を満たす投資信託やETFに限定されています。楽天証券、SBI証券、マネックス証券などでは100円程度の少額からスタートできます。


●iDeCo

iDeCoは自分で出した掛金を運用して老後資金を作る制度です。定期預金・保険・投資信託を購入できます。 iDeCoのメリットは、3つの税制優遇が受けられることにあります。
・ 掛金が全額所得控除できるので、所得税や住民税が安くなる
・ つみたてNISAと同じく運用益が非課税になる
・ 受け取る際にも控除が受けられるため、税金の負担が減る
iDeCoは最低月5000円からスタートできます。上限金額は勤め先などによって異なります。60歳までは原則として引き出せませんが、メリットは大きくなっています。

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●純金積立

純金積立は、毎月一定額を積み立てながら金の現物に投資をしていく商品です。
田中貴金属工業や三菱マテリアルなどの貴金属商、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などのネット証券で始めることができます。

おすすめはネット証券。最低積立金額が1000円からと少なく(貴金属商では3000円から)、年会費や保管料がかからないからです。また、積立手数料も比較的安く設定されています。

株式や債券などとは異なり、金そのものに価値があります。昔から「有事の金」といって、政治・経済の混乱時に買われるため、株式や債券などとは異なる値動きをする傾向があります。資産を分散する意味でも役立ちます。


●積立での株式購入

スマホ証券のひとつ、PayPay証券(旧OneTapBUY)の「PayPay証券 日米株」は、1000円から日本株・米国株を購入できるサービスです。通常、1社の株を買う(100株単位)場合、数万円から数十万円かかることを考えると、ずっと手軽です。

「積み株」では1000円から、米国株の主要銘柄を積立で購入できます。米国株の積立というと、少しハードルが高そうですが、積み株ならば手軽にアップルやグーグルといった世界的企業の株主になれます。

PayPay証券 日米株


●積立FX

円やドル、ユーロといった通貨を売買して利益を狙うFX(外国証拠金取引)。これも積立投資ができます。

SBI FXトレードの「積立FX」は、購入通貨・購入金額・購入頻度・レバレッジの4点を登録しておくことで、FXで積立投資をしてくれる仕組みです。
たとえば、1日100円分ずつの米ドルを毎日買い付ける、といったことができます。もちろん、利息のようなスワップポイントも受け取れます。

通貨の為替レートは1日で激しく動くことが多くあります。また、少ない資金で多くの取引ができるレバレッジも、普通のFXなら25倍までかけられるため、FXはしばしばリスクの高い投資だと紹介されています。

しかし、積立FXで積立投資をすれば、為替レートの値動きとも上手く付き合っていくことができます。また、レバレッジも1〜3倍までとなっているので、リスクも抑えられます。

まとめ

お金を着実に貯めるならやってはいけない貯蓄・やるべき貯蓄を見てきました。一見、お得そうな方法でも、よくよく考えると損……ということも、結構あります。そうした、やってはいけない貯蓄をやめて、やるべき貯蓄にシフトしましょう。それだけで、お金の貯まるスピードは上がっていきます。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『SNS時代に自分の価値を最大化する方法』(河出書房新社)、『入門 仮想通貨のしくみ』(日本実業出版社)、『人気FPが教える! 稼げるスマホ株投資』(スタンダーズ)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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