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19/11/03

家計・ライフ

【お金持ちの定義】 いくらあったらお金持ちなのか。日本に富裕層はどのくらい存在するのか

お金持ちになりたい、と思っている人は少なくありません。
しかし、具体的にいくらお金を持っていたら「お金持ち」と言えるのでしょうか。
今回は、お金持ちの定義について考えてみましょう。

お金持ちの入り口は、資産3000万円以上

野村総合研究所が2018年に発表した推計によれば、日本の富裕層は約127万世帯とのことでした。
それぞれの世帯数を見てみましょう。

●純金融資産保有額別にみた世帯数

野村総合研究所ウェブサイトより

いわゆるお金持ちと言われる超富裕層は純金融資産が5億円以上、富裕層は1億円以上ということが分かります。そして、超富裕層と富裕層の世帯は合計しても約127万世帯で、割合にすると約2.4%。かなり少数派という結果でした。

圧倒的に多いのはマス層と言われる、金融資産3000万円未満の世帯で、割合は約78.2%。ここから金融資産をもう少し増やせると、アッパーマス層というお金持ちの入り口に進めるようです。
では、お金持ちとお金持ちではない人の違いとは、どのようなところに表れるのでしょうか。

お金持ちほど生活設計を立てている!

知るぽると(金融広報中央委員会)の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)2018年調査結果」を見てみましょう。
それぞれ、最も多かった項目を黄色にしています。

●金融商品保有額と、家計運営の評価

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)2018年調査結果」より

生活設計とはライフプランのこと。将来、どのようなライフイベントがあり、いくら必要になるのか見積もり、計画的に資金の準備をしておくことです。
このライフプランを立てている世帯の割合が、資産3000万円以上の世帯では、半数以上の約6割になりますが、1500万円未満ではライフプランは立てていない世帯が多数派になります。

しかも、「現在生活設計を立てていないが、今後は立てるつもりである」が最も多くなっています。言葉どおりに解釈すれば、今後は頑張るということですが、別の見方をすれば「やろうとは思っているけど、なかなか…」ということなのかもしれません。

さらに注目しておきたいことは、「現在生活設計を立てていないし、今後も立てるつもりはない」という世帯が最も多かったのは、金融資産を持っていない世帯です。
これからも、今後も行き当たりばったりでは、家計が厳しくなるのも無理からぬことでしょう。


では次に、家計運営がどのような結果だったと思うか、自己評価の違いについて見てみましょう。

●金融商品保有額と、家計運営の評価

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)2018年調査結果」より

ここでも、お金持ち世帯とそうではない世帯の違いがくっきりと浮き彫りになっています。
「思ったような家計運営ができた」と評価している世帯は、資産3000万円以上の世帯で最も多く、45.2%でした。一方、1500万円未満の世帯では、「思ったより家計運営は苦しかった」が多くなっています。

これは、お金持ちほど現実を厳しくとらえ、堅実な家計運営を心掛けているからではないでしょうか。
金融資産を持っていない世帯で、家計運営について「意識したことがない」が多くなっていることと対照的に思われます。

お金持ちに見える人と、本当のお金持ちの違い

本当のお金持ちは、派手にお金を使ったりせず、計画的に資産形成をしている人なのではないでしょうか。

財布に1万円札が何枚も入っていたり、ブランド物をたくさん身につけていたり、海外旅行にしょっちゅう行っていたり、周囲にお金持ちと見られるのは外側に表れた事柄にすぎません。
実際になりたいのは、「お金持ちに見える人」、それとも「本当のお金持ち」、どちらなのかを意識して、周りに流されずにしていきたいですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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