19/08/24
お金持ちと貧乏をわける3つの生活習慣
一見すると同じような生活習慣でも、お金持ちと貧乏な人との間には、明らかな違いがあります。うっかりすると見逃してしまいそうな違いとは、どのようなものなのでしょうか。
今回は、お金持ちの生活習慣を、貧乏な人との比較を通して考えてみたいと思います。
お金持ちと貧乏をわける3つの生活習慣1:お金持ちは、お金のことは時々しか考えない
収入よりも支出が少なければ、その差額が貯まっていき、お金持ちにもなるでしょう。
しかし、支出を少しでも抑えたいからといって、いつもお金のことばかり考えているのは気が滅入るものです。
貧乏な人も、お金のことを考えるのは時々かもしれませんが、それはどんな時でしょうか。ムダづかいを後悔したり、月末ピンチでどうやって乗り切ろうか考えたりする時、つまりお金を使った後ではないでしょうか。
お金持ちがお金のことをじっくり考えるのは、主に予算を立てる時、つまりお金を使う前です。
予算は一度立てたら基本的に変更しないので、その後はあまりお金のことは考えず、予算を守ることだけ注意していればいいのです。
貧乏な人は、そもそも予算を立てていないことも少なくありません。予算とは、何にいくらお金を使うのかという予定です。
予定がないままだと、その場のおトクっぽい雰囲気に流されて、ついいらないものを買ったり、少しでも安いものを選んだはずが、粗悪品でかえって割高についたりと、結果的には決してトクをしていないことが多いものです。
予算を立てることは、収入と支出をコントロールする第一歩。
お金を使う前に、しっかり考えておきたいですね。
お金持ちと貧乏をわける3つの生活習慣2:お金持ちは、新しいもの好き
お金持ちは、新しいサービスや商品が大好きなようです。情報を集めては、すぐに試してみています。
キャッシュレス決済や、定額制のサブスクリプションサービス、シェアリングサービスなどおトクなサービスも積極的に利用して、自分のライフスタイルに合うものはどんどん取り入れています。
お金持ちじゃなくても、新しいレストランや洋服、レジャースポットなどには、多くの人が興味を持つでしょう。いち早く出かけて行ったり買ったりして、周りの人にも教えてあげたくなるかもしれませんね。
しかし、このような新しいもの好きはお金が貯まるどころか、出費がかさんでしまいがち。
もうお気づきですね。お金持ちが好きな「新しいもの」は、お金に関するものや、おトクと言われているものなのです。
「お金に関するサービスは難しそう」「損をするのが怖い」などと敬遠しがちになっていませんか。もちろん、大きな損をしないように、学ぶことも大切ですが、予算を守れば大丈夫です。
経済は時代とともに移り変わっていきます。従来のスタイルにこだわるよりも、新しいものを取り入れることで、お金持ちはよりよい生活を手にいれる可能性を広げているのでしょう。
お金持ちと貧乏をわける3つの生活習慣3:お金持ちは、よく出かける
お金持ちは、家に閉じこもっているより、出歩く人が多いと感じます。
出かけていって人と会ったり、街中を見たりすれば様々な刺激を受けて有意義ですが、お金持ちのお出かけはそれだけではありません。
お金持ちがよく利用するのは、公園や図書館などの公共施設や、市民講座や無料の各種セミナーなど。
これならお金をかけずに知識を増やすことができますし、家にいないので電気代や水道代がかかることもありません。
貧乏な人は、出かける=お金を使う、と考えているふしがあります。しかし、決してそうではないことを知っていただきたいと思います。
お金持ちは、お金を使わず、それでいて豊かな時間の過ごし方を知っています。
お金持ちだからこそ、お金をかければいいというわけではないことを、知っているのではないでしょうか。
お金持ちならではの生活習慣を身につけて、お金に縛られない暮らしをしたいですね。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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