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18/08/22

家計・ライフ

すべての女性が利用するべき 「子宮頸がん」と「乳がん」の無料検診の受け方

芸能人が「がん」になったニュースを耳にし、こんなに若い人が!と思った人もいるでしょう。そこで検診を受けたいと思っても、手続きがわからないとあきらめてしまうこともあるようです。
子宮頸がんなど20歳代から増えているがんもあり、もしもの時は仕事や結婚、子育てに影響が出ることも少なくありません。今回はすべての女性が利用するべき「子宮頸がん」と「乳がん」の無料検診の受け方を紹介します。

がん検診の受診率は50%未満

2007年6月に策定された「がん対策推進基本計画」では、がんを早期発見するための目標として、がん検診の受診率を50%以上とすることが掲げられました。ここから、もうすでに10年以上の月日が経ちますが、残念ながら乳がん検診の受診率は44.9%、子宮頚がん検診の受診率は42.4%と50%を割り込んだままです。(厚生労働省 2016年 国民生活基礎調査 )

では、何が原因でがん検診を受けていないのでしょうか。
内閣府の2016年度がん対策に関する世論調査によると
1. 受ける時間がないから(48.0%)
2. 費用がかかり経済的にも負担になるから(38.9%)
3. がんであると分かるのが怖いから(37.7%)
4. 健康状態に自信があり,必要性を感じないから(33.1%)
などが、がん検診を受けない理由となっていました。

医学の進歩によって、「がん」は死に直結する病気から、早期発見・早期治療によって「治せる病気」、あるいは「長く付き合う病気」へと変わってきました。筆者は乳がんの経験者ですが、がん検診は「病気を見つけること」だけが目的ではなく、がんを早期発見し適切な治療を行うことで、「がんで命を落とさないため」に受けるものだと考えています。できれば毎年誕生日など決まった日に受診すると決めて、時間の確保をしておくことをお勧めします。

がん検診を無料で受けるには

乳がんなら40歳、子宮頸がんなら20歳など、一定の年齢の時に市町村から無料のクーポンが届きます。このクーポンはどこでも使えるわけではなく、決められた病院の中から使えるところを選択します。
また、市町村によって無料クーポンが使える期間に違いがあり、届く時期もまちまちです。使用期限間近は予約が混み合い、受診できない場合があるので、期日までに予約し受診することを忘れずに。案内が届いたらすぐに病院を予約しておきましょう。

その後も定期的に市町村から少額の支払いで済む検診パスポートなどが届きます。乳がん検診でのクーポン利用は、40歳以上の女性が対象で、受診間隔は2年に1回です。
子宮頸がん検診でのクーポン利用は20歳以上の女性を対象としており、受診間隔は2年に1回。
クーポンの対象外ではありますが、見つけにくいがんでもあるので子宮頸がんの検査と一緒に子宮体がんと卵巣がんの検査も受けておくと安心です。検診当日でも追加の検査を受け付けている医療機関もありますが、がん検診の予約時に一緒に受けたいと伝えておくと検査がスムーズに行えます。追加検査の費用は医療機関によって違いがあるので申込時に確認しておきましょう。

がんの検診は病気の治療ではなく、予防のための医療です。健康保険証は使えず、受診料は全額自己負担が原則です。ただし、検診で診断を受けた結果、「再検査」あるいは「精密検査」が必要と判断された場合には、保険が適用されます。

がん検診を受けると何がお得?

女性の罹患率で第一位の乳がんは、触診をしたり鏡を見たりと自分で見つけることができる唯一のがんとも言われています。自分でおかしいと気づけばいいけれど、見つけにくい乳がんもあります。
また、子宮頸がんは、がんが進行すると子宮を全て摘出することがあり、妊娠・出産の可能性を失うことも。
検診により早期発見が可能になると、進行したがんに比べて身体や気持ち、経済的にも負担が少なく治療できることも大きなメリットでしょう。

まとめ

がん検診を受診して「異常なし」であれば、ひとまず安心です。ただ、がんは目に見える大きさになるまで時間がかかります。定期的ながん検診を欠かさずに行うことで、過度に心配することなく自分を守りましょう。


辻本 ゆか
CFP、おふたりさまの暮らしとお金プランナー
企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。暮らしにまつわるお金について知識を得ることは、人生を豊かにすると知る。43歳で乳がんを発症した経験から、備えることの大切さを伝える活動を始める。結婚を機に奈良に転居し、現在は独立系のFP事務所を開業。セミナーを主としながら、子どものいないご夫婦(DINKS・事実婚)やシングルの方の相談業務、執筆も行っている。FP Cafe登録パートナー

記事提供:moneliy

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「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
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