18/06/06
夫婦の財布、別と一緒どっちが良いの?
昔の日本は、夫の収入を専業主婦である妻がやりくりして家計を管理するという家庭が一般的でした。しかし、最近は妻の収入も家計を支える柱として必須になってきています。そこで今回は、夫婦の財布が別と一緒はどちらが良いのか考えてみたいと思います。
夫婦の財布が別の場合のメリット・デメリット
夫婦の財布が別々の場合、毎月の支出項目を分担していることが多いようです。
例えば、住宅ローンや光熱費、子供の毎月の学費は夫、食費や日用品、子供の習い事の月謝は妻、生命保険や被服費、交際費はそれぞれというように。
夫婦の財布が別々でのメリットは、それぞれが家計を支えているという意識が高いということになります。また、お小遣いを何に使っているかなどお互い干渉が少ないため、日々の生活でのお金のもめごとは少ないようです。
しかし、夫婦の財布が別々の場合、貯金も別々のようです。そのため、家計の貯蓄額が把握しにくいというデメリットもあります。お互いの貯蓄額は内緒にするなど、聞きにくいのです。
それぞれに話を聞くと相手が、「子供の大学資金を貯めているかわからない」「毎月どのくらい収入があり、小遣いを使っているかわからない」「老後資金のことを考えているのかわからない」「加入している保険がどんなものか知らない」という声があがります。
実際お互い貯めていると思っていたけど、大学入学寸前でどちらも貯めていなくてお互いをののしりあうほどの大喧嘩ということもあります。
夫婦の財布が一緒場合のメリット、デメリット
夫婦の財布が一緒の場合、夫婦どちらかが収入の入ってくる口座や日常生活口座の通帳を管理していることが多いようです。一方が、二人の収入を合算してやりくりを考え、支出や貯蓄に充てています。つまり、一方は家計にタッチせず、毎月決まったお小遣いをもらうだけです。
夫婦の財布が一緒のメリットは、支出をしっかり把握でき、合理的に家計のことが考えられるということです。未来のライフプラン設計もしやすくなります。やりくり上手であれば、無駄な支出を省き、貯蓄もしっかりできる家庭ということになります。
しかし、家計管理を任せっきりの一方は、お金に関して疎くなりがちになるというデメリットもあります。家計にどのくらいお金があるのか、子供の教育費にどのくらいお金が足りないのかなども関知しません。また、家計を任されている側も決してやりくり上手とは限りません。そのため、家計に関することでお互い分かち合えず、お金のことで喧嘩なんてことも結構あるようです。
まとめ
お金が貯まりやすいという観点から言うと、夫婦の財布が一緒の方に軍配があがります。
我が家の場合は、お金の事に強い筆者が、先々お金で困らないように家計管理をしています。ただし、年に1度は家計の棚卸と、今後のお金の事を考える時間を夫と持つようにしています。
財布が一緒でも別々でも、夫婦で家計の事を話す時間をとりましょう。今より家計がうまく回ること間違いなしですよ。
廣木 智代
ファイナンシャルプランナー(CFP)
結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけに、お金に賢くなるお手伝いをするべくCFP資格を取得。心と体とお金の健康バランスを軸に、個別相談、セミナー、執筆を展開中。FP Cafe録パートナー。
記事提供:moneliy
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moneliy マネリー
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