22/07/02
マイナポイント第2弾の受け取り方を試してみた!独自のポイントを上乗せするサービス・自治体は?
マイナポイント第2弾の申込み受付が2022年6月30日より本格的にスタートしました。最大で2万円分、第1弾を受け取った人でも1万5000円分が受け取れるのですから、ぜひ受け取っておきたいですね。今回筆者は早速、マイナポイント第2弾の申込みを試してみましたので、その手順をご紹介します。また、マイナポイントをもらう条件や、お得にマイナポイントが受け取れるサービスも確認していきます。
マイナポイント第2弾はどう申込む?
マイナポイント第2弾の申込みは、お手持ちのスマホ・パソコンからできます。申し込みに必要なものは、
・マイナンバーカード
・数字4桁のパスワード
・決済サービスのID・セキュリティコード
です。
また、スマホの場合は「マイナポイント」アプリをインストールしていること、パソコンの場合は「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールし、対応のICカードリーダライターを用意することが必要です。スマホのほうが、準備するものが少なくて楽です。
筆者は、マイナポイント第1弾をPayPayで受け取っています。ここではさらにマイナポイント第2弾として、「健康保険証登録」「公金受取口座登録」の計1万5000円分を受け取る手順を紹介します。
●マイナポイントを受け取る手順
① 総務省のマイナポイントのサイトから手続き開始
総務省のマイナポイントのサイトにアクセスし「申込みをはじめる」から手続き開始。画面の指示に従って操作をすれば、迷うことはないでしょう。マイナンバーカードをスマホで読み取るときは、マイナンバーカード取得時に設定した数字4桁の暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマホの読み取り部に当てて読み込ませます。
② 受け取るマイナポイントを選択する
「健康保険証としての利用申込み」7500ポイントと「公金受取口座の登録」7500ポイントのところにあるチェックボックスにチェックを入れ、画面下側にある「2つ選んで次へ」のボタンを選択します。なお、筆者の場合、マイナポイント第1弾(マイナンバーカードの新規取得)5000ポイントはすでに受け取っているので「対象外」と表示されています。
③ マイナポイントを受け取る決済サービスを確認
マイナポイントを受け取る決済サービスは、原則としてマイナポイント第1弾と同じにする必要があり、変更できません。例外的に、LINE Pay、メルペイ、PASMOなど、すでにマイナポイントの申込みの受付や付与を終了した決済サービスを利用していた場合は、別の決済サービスが選べます。
マイナポイントを受け取る決済サービスを確認し、「OK」を選択します。
④ 決済サービスの情報を入力
指示に従って、決済サービスの情報を入力します。ここで入力する情報は、選択した決済サービスにより異なります。
PayPayの場合「決済サービスID」と「セキュリティコード1」という情報を求められました。決済サービスIDとセキュリティコード1は、PayPayのアプリを起動し、トップページにあるマイナポイントのアイコン→「新しい特典を一括で申し込む」→「決済サービスIDを使って申し込む」と選択すると表示されます。これらの情報に加えて電話番号の末尾4桁を入力し、「次へ」を選択します。
⑤ 申込み内容・利用規約の確認を経て、申込み完了
ここまでの申込み内容や、マイナポイントの利用規約・健康保険証の利用規約などが表示されるので、確認後「同意して次へ」「同意して申込む」を選択すれば、申込み完了です。
筆者は登録初日の午前中に手続きしました。手続き開始まで2分ほど待ち時間がありましたが、その後はスムーズに手続きが完了。操作は5分足らずで終わりました。
なお、スマホ・パソコンで手続きが難しい場合は、全国に約7万箇所ある「マイナポイント手続スポット」でも手続きができます。市区町村の窓口、郵便局、コンビニ、スーパーなどに用意されていますので、ぜひ足を運んで手続きしてくださいね。
マイナポイント第2弾を受け取る3つの条件は?
「まだまったくマイナポイントの手続きをしていない」という方もいるでしょう。マイナポイントは次の3つの条件を満たすと、最大2万円分受け取ることができます。
●マイナポイント第2弾を受け取る3つの条件
①マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントを申請:最大5000円分
②マイナンバーカードに健康保険証の利用登録:7500円分
③マイナンバーカードに公金受取口座の登録を行う:7500円分
まだマイナンバーカードを持っていない方でも、これから新たにマイナンバーカードを取得し、マイナポイントを申請すれば、マイナポイントを受け取れます。
①はマイナポイント第1弾と同様の制度で、選択したキャッシュレス決済でチャージまたは買い物をすると、その25%(上限5000円分)のマイナポイントが受け取れます。「マイナポイント」がもらえるのではなく、選択したキャッシュレス決済のポイントが受け取れます。PayPayで受け取った筆者の場合は、PayPayポイントがもらえるというわけです。
マイナンバーカードは持っているものの、まだこの5000円分のマイナポイントをもらっていない方も受け取ることが可能。しかし、マイナポイント第1弾を既に受け取った方は対象外です。
②の健康保険証の利用登録は文字どおり、マイナンバーカードを健康保険証として使えるように登録すれば条件達成。③の公金受取口座(国からの給付金をスムーズに受け取れる口座)の登録もすることで、それぞれ7500円分のマイナポイントが受け取れます。どちらも、マイナンバーカード所有者が使える「マイナポータル」で登録が可能です。
ただし、マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限は2023年2月末まで。また、マイナポイントの申込期限は2023年5月末までとなっています。
この期限を過ぎると、マイナポイントは受け取れなくなりますので、早めの手続きをおすすめします。
マイナポイントを上乗せするサービス・自治体も
キャッシュレス決済サービスやお住まいの自治体の中には、マイナポイントを受け取る際に上乗せするキャンペーンを展開しているところもあります。
●Suica
Suicaの「マイナポイントはSuicaで貯めよう! キャンペーン第2弾」では、「JRE POINT」に登録したSuicaでマイナポイントに申込み、2万円チャージして5000円分のポイントをもらうと、さらに1000ポイントが追加でもらえます。2万円のチャージで6000円分もらえる、というわけです。
さらに、健康保険証または公金受取口座の登録をした人の中から抽選で毎月1000名に1万ポイントが当たります。JRE POINTの各サービスとの連携などにより当選確率がアップする仕組みになっています。
●majica
majicaは、ドン・キホーテなどで利用できる電子マネーです。majicaでは、マイナンバーカードを取得してmajicaアプリでマイナポイントの受け取りを申し込みチャージすることで、チャージの翌月に最大1000円分のmajicaポイントを受け取ることができます。
●au PAY
au PAYでは、保険証利用の申込みまたは公金受取口座の登録で受け取るマイナポイントをau PAYまたはau PAYカードで受け取る場合、抽選で10万名に1000円分のau PAY残高がプレゼントされます。マイナポイント第1弾をau PAYやau PAYカードで受け取った方も抽選の対象になります。
●自治体によるマイナポイントの上乗せ
自治体の中には、マイナポイントを上乗せしているところもあります。
たとえば、愛媛県「愛媛県版マイナポイント事業」では、健康保険証・公金受取口座のマイナポイントを指定のキャッシュレス決済サービス(d払いなど)で受け取り、県内の対象店舗でそのキャッシュレス決済を利用すると、最大4000円分の愛媛県版マイナポイントを受け取ることができます。
また、徳島県「徳島県版プレミアムポイント事業第2弾」では、対象のキャッシュレス決済サービス(au PAY・d払い・楽天ペイアプリ・WAONなど)でマイナポイントに申し込み、県内の対象店舗で利用すると、最大3000円分のポイントが受け取れます。
最大2万円分のポイントが受け取れるマイナポイント。前回の5000円分を受け取った方でも、新たに1万5000円分が受け取れます。ぜひ活用して、家計に役立てていきましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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