connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

22/09/06

家計・ライフ

「夫婦共通の財布管理」が幸せ家計になる1番の理由

「夫婦共通の財布管理」が幸せ家計になる1番の理由

夫婦共働きの家庭では、生活等にかかるお金を夫婦それぞれの財布から出しあっているというケースもあるでしょう。しかし、夫婦別財布での家計のやりくりは「なかなかお金が貯まらない」、「世帯としてどれくらい資産があるのか見えない」という悩みもあるものです。そこで今回は、家計運営を夫婦共通の財布で管理するメリットについてご説明した上で、別財布で家計をやりくりしてきた夫婦が、これから夫婦共通財布でうまく家計管理する方法についてご紹介します。

夫婦共通の財布で「幸せ家計」に

夫婦のそれぞれの収入の中から、夫婦共通の財布にお金を出しあって生活費等の支出や積立を行う家計運営には、以下のようなメリットがあります。

●家計がブラックボックスにならない

夫婦別財布で家計管理をしている方から、よく聞かれるのは「相手が何にどれくらい」お金を使っているのか分からないという声です。中には、相手の収入がいくらなのかも分からないというケースもあります。その結果、実際の状況も分からないままに、「自分はこれだけ家計に貢献しているのに、相手は自由にやっている」という不満が生じてしまう可能性もあります。
夫婦共通の財布で家計管理をすると、お互いの収入や生活にかかるお金、将来のためにどれくらい貯めていくのかを必然的に話し合うことになりますので、家計がブラックボックスにならないで済みます。

●お金が貯まりやすい

夫婦共通の財布で家計管理をすると、将来のライフプランの実現のために、どれくらいお金を貯めていかなければならないのか、共通の目標を持つことにもつながっていきます。その目標達成のために共通の貯蓄用口座を持ち、その口座のお金には原則として話し合いで決めた目的以外には手を触れないというルール作りをすれば、お金は貯まりやすくなりますし、世帯全体としてどれくらい資産があるのかが見えやすくなります。

もし今夫婦別財布で家計管理しているのであれば、夫婦共通財布にするのがおすすめ。夫婦共通財布は、家計の支出がわかりやすいうえに、お金を貯めやすい「幸せ家計」の管理方法だからです。

夫婦共通財布で家計を管理する5つのステップ

幸せ家計になる夫婦共通財布にしたいと思うものの、今まで別財布で家計管理をしてきた夫婦にとってはハードルが高いかもしれません。そこで、次の5つのステップを踏んで共通財布での家計管理に移行しましょう。

●夫婦共通財布で家計を管理するステップ1:現状の生活費を書き出す

夫婦がお互いに、家計のために何にどれくらいお金を使っているのかを書き出してみましょう。夫婦によっては、「自分はこれだけ家計に貢献しているのに、相手は家計にお金を使わず、自由にやっている」と感じていることもあるかもしれません。しかし、実際に書き出してみると、「実は相手も家族のための積み立てや学資保険などにたくさん支出をしていた」というケースもあります。いずれにせよ、毎月生活費にいくらお金を使っているのかが把握できないとお金を貯めにくいので、ここはお互い正直に書き出しましょう。

●夫婦共通財布で家計を管理するステップ2:今後のライフプランを話し合う

次に、夫婦でこれからの人生をどのように過ごしたいのか、今後のライフプランを話し合いましょう。たとえば、今後どのように働いていくのか、家や子どもはどうするのか、趣味などにどのくらいこだわるのか、そしてどの程度お金をかけるのかといったことです。
今後実現したい目標や夢をまとめて、価値観をすり合わせておくと、共通の目標を持ってお金を貯められるようになります。家族として夫婦で家計について正面から向き合い、話し合いの機会をもちましょう。

●夫婦共通財布で家計を管理するステップ3:生活費口座と貯蓄口座を作る

夫婦共通財布を用意するにあたって、銀行口座は生活費口座と貯蓄口座の2つを用意しましょう。生活費口座と貯蓄口座を1つにしてしまうと、いくら貯蓄できているかがわかりにくくなったり、つい貯蓄分を使ったりしてしまう可能性があるためです。
生活費口座からは食費など、毎月の生活費を引き出して使うほか、家賃や公共料金など、毎月の引き落としの費用を支払います。対する貯蓄口座は、将来に向けてお金を貯めておく専用の口座として利用します。

●夫婦共通財布で家計を管理するステップ4:生活費口座にいくら入れるかを決める

生活費口座・貯蓄口座が用意できたら、生活費口座にお互いにいくらずつ入れるかを決めましょう。共働きで同じくらいの収入があるならば、夫婦同額ずつ入れればいいでしょう。夫婦の収入に差がある場合は、収入の割合に応じて6:4、7:3などといった具合に入金する配分を分けてもいいでしょう。残業代や賞与の割り振りについても、合わせて話し合いをしておきましょう。

生活費口座にお金を入れたら、お金を使う前に貯蓄分を貯蓄用口座に先取り貯蓄することが大切。「今月はお金を使いすぎたから貯められなかった」を防ぐことができます。銀行の自動入金サービスを使うと、手間なく自動的・強制的にお金を貯蓄用口座に移せます。

生活費口座に入れなかった「残ったお金」は、お互いの小遣いにするといいでしょう。自由に使っても良いという余裕を作っておいた方がストレスなく、夫婦共通財布での家計管理を継続できるでしょう。

●夫婦共通財布で家計を管理するステップ5:振り返りをする

以上の流れで夫婦共通財布を作ったら、しばらくこの方式で生活してみましょう。実際に生活するなかで、不便な点・改善点などが出てきたら、適宜夫婦で相談して修正しましょう。また、ライフスタイルの変化に応じて、共通財布の使い方や家計の環境が変化する可能性もあります。1年に1回程度、毎月の支出や貯蓄額などを振り返りながら、入金する金額や夫婦の割り振りの変更を行う話し合いの機会をもつようにしましょう。

まとめ

実は夫婦別財布には、自由になるお金が多いというメリットがあります。確かに夫婦それぞれががんばって稼いだお金を自由に使いたいという気持ちはわかります。しかし、家族として共通の目標のために協力していく姿勢も大切にしたいものです。何より、夫婦別在府では将来のためのお金もなかなか貯まらないでしょう。この機会に、夫婦別財布の家計管理から夫婦共通財布の家計管理への移行に取り組んでみてはいかがでしょうか?

キムラミキ 株式会社ラフデッサン 代表取締役

AFP・社会福祉士・宅地建物取引士。外資系生命保険会社、マンションディベロッパーの営業を経て独立。現在は、就労移行支援事業所Fine米子オフィス(うつや発達障がいのある方の就労サポート施設)の運営に携わり、経済的自立をしたいと考える方のサポーターとして活動中。得意分野はライフプラン、キャリアプラン、生命保険、不動産。BSS山陰放送ラジオパーソナリティ歴10年以上の顔も持つ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

育児休暇中の内職ってしてもいいの?

家計・ライフ京都府 いいね 4
2015/12/04

現在会社を育児休暇中の母です。私が今回質問したいのは、育児休暇中に内職をしてもよいか、ということです。
私は十分な貯金がないまま子供を出産したので、旦那の給料のみではいずれ家計が苦しくなること...

マネー相談の続きを見る

現在、公営住宅に住んでおります。
世帯収入が低いので月々のお家賃は駐車場込みで32000円ほどです。
3LDKで、まぁまぁ綺麗ですし住む事自体には満足ですが、度々入ってくる住宅販売の広告を見...

マネー相談の続きを見る

転勤族は何時まで付いていくべき?

家計・ライフ岡山県 いいね 0
2015/06/15

私は30代主婦なのですが、我が家には4歳、3歳、0歳の3人の子供がいます。
旦那は世に言う転勤族でして、全国何時何処に異動になるか分かりません。

何度か子供を保育園に預け、私自身も働いて...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ