22/07/03
お金持ちがする節約・しない節約ベスト3
お金は、あればあるだけ使いたくなるもの。ですから、節約はお金持ちでもしています。逆に、お金持ちだからこそ節約をしているともいえるでしょう。
貯蓄で資金をためて、さらにお金を増やすには、まずは節約からスタートです。
今回は、お金持ちがする節約と、しない節約のベスト3をあげました。お金持ちがする節約を参考に、貯蓄のペースを上げていきましょう。
お金持ちがする節約1位:暮らしのベースは質素倹約
お金持ちの生活というと、豪華で贅沢な暮らしをイメージしがちですが、実は質素倹約に努めている家庭が多いことは意外に知られていないようです。
食事はご飯と一汁一菜、洋服や靴はシンプルなものを長く使う、家の中は家具を増やさずスッキリと暮らす、といった具合です。
お金はたっぷりある時はいいのですが、枯渇する時もあります。特に資産家といわれるような何代も前からお金持ちの家庭では、お金がない時期を乗り越えてきた経験があり、そのため基本の生活費をできるだけ抑える教えが受け継がれています。
お金持ちの暮らしは質素倹約。だからこそお金がたまり、必要な時にしっかり使うことができるのでしょう。
お金持ちがする節約2位:手数料はできるだけ安く
お金持ちは、お金の大切さが人一倍わかっているともいえます。ですから、払わなくていいお金は払いたくない、というより払うべきではない、と考えています。
たとえば、金融機関のATMで払う時間外手数料や振込手数料は、少し工夫すれば払わなくてすむお金です。クレジットカードの年会費も同様です。
ほんの数百円であっても大切なお金。ムダに使うことなく節約しましょう。
投資をするにしても、証券会社の口座管理料や、株式売買手数料、投資信託の購入時手数料や信託報酬なども、できるだけ安いところを選びます。
また、クレジットカードの利用明細は、紙の明細書の郵送だと手数料がかかるところが増えています。ウェブ明細を毎月確認して、必要に応じて自分で印刷しておけばコストは安く抑えられます。
お金持ちがする節約3位:買っておトクになる節約
たとえばエコ家電を買うとなると、まとまった金額の出費になりますが、その後の電気代が抑えられるので、トータルで考えるとおトクになる節約方法です。
同様に、カーテンを遮熱効果のものに買い替えると、室内のエアコンの効率がよくなっておトクです。
支出をむやみにしぶるのではなく、長い目で見ておトクかどうか判断できることも大切です。
お金持ちがしない節約1位:安いものを選ぶ
一方、お金持ちがしない節約は、先ほどの逆をいく、とにかく安いものを選ぶことです。
品質や性能などから、少し高いものを買っておいたほうが長持ちして結果的におトクになるものでも、安いものに手を出して、結局は損をしてしまうはめに。
スーパーでよく見かける、まとめ買いコーナーも同様です。ひとつあたりの価格の安さに心惹かれて買ってはみても、使い切れなければかえって損。
価格は、安さではなく割安かどうか、使い切れるかどうかで判断したいですね。
お金持ちがしない節約2位:とりあえず取っておく
「もしかしたら後で使うかもしれない」、と思うと捨てられないものは増えるばかりです。確かにいったん捨てたものを、後から必要になって買うのはバカバカしいと思ってしまいます。
しかし、何でもかんでも取っておくと家の中は狭苦しく、ゆとりを感じられる居住空間には程遠くなります。そうすると、気持ちが豊かさとは逆の方向に引っ張られてしまうのではないでしょうか。
お金持ちの家は、スッキリ片付いていることが多いもの。それは、必要なものが把握できていることも表しています。
お財布の中だけではなく、気持ちも豊かに保っていくことも大事なのではないでしょうか。
お金持ちがしない節約3位:とにかくガマンする
節約=ガマン、と考えているなら、その節約が挫折するのは時間の問題です。ガマンするダイエットが続かないように、ガマンする節約も続かないばかりか、反動で浪費に走るリバウンドのリスクと隣り合わせです。
お金持ちの人たちは、ガマンの節約は経験しても期間限定のことが多いようです。〇カ月後には〇〇があるからそれまでガマン、といった節約なら、期限までがんばることも無理なくできそうです。
長く続く節約をするなら、ガマンしない節約方法を考えましょう。
無意識に支払いがちな固定費、たとえば、生命保険の保険料や携帯電話料金、インターネット通信費などは、数年に一度は見直したい支出です。
また、洗濯や掃除、お惣菜づくりなどの家事も、数日ごとにまとめられるなら、水道光熱費の節約になります。
まとめ
お金持ちがする節約と、しない節約のベスト3をご紹介しました。
もし、お金持ちがしない節約をしているなら、がんばっても成果は少なくなってしまうかもしれません。せっかくなら、お金持ちがする節約をして、お金を増やしていきましょう。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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