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22/02/06

家計・ライフ

年収300万円・500万円・700万円で全然違う!年収別「お金の貯め方」

年収300万円・500万円・700万円で全然違う!年収別「お金の貯め方」

先行き不透明な今の時代、将来に備えて少しでもお金を貯めたいという人は多いことでしょう。とはいえ、一口にお金を貯めるといっても、年収によってお金の貯め方のコツには違いがあります。
そこで、今回は、年収300万円、500万円、700万円を例にあげ、それぞれの年収別に「お金の貯め方」をご紹介します。
※シングル世帯を想定して執筆しています。

年収300万円の人は、まず、どの項目から節約できるのかを把握すること

年収300万円というと、毎月の手取り収入は20万円程度。実家暮らしならまだしも、1人暮らしをしている場合は、家計にゆとりはないでしょう。

年収300万円の人は、そもそも手取り収入が少ないので、余程無駄遣いしていない限り、大きく削減できる項目はあまりないはずです。そこで、まず、最低限生きていくための衣食住の「基本生活費」と趣味やレジャーなどの「生活を豊かにするための費用」に分けて支出を把握してみましょう。そうすることで、基本生活費以外の費用からどれくらい節約できるのかが把握できるでしょう。

また、家計がギリギリの場合、冠婚葬祭費や家賃の更新料、電化製品などの「臨時支出」の分は予め予算化しておきたいもの。ここを予算化しておかないとすぐに家計は赤字になってしまいます。昨年1年分の冠婚葬祭費や帰省代などの臨時支出代を書き出してみて、それを12ヶ月で割り、毎月の家計の中に予算として組み込んでおくと良いでしょう。

収入が少ないとなかなか貯金に回す金額を捻出するのは難しいかもしれませんが、当面の貯蓄として準備したい金額の目安は、生活費の6ヶ月分〜1年分程度。手取り収入が20万円の場合、最低でも120万円は貯蓄したいところです。

ただし、生活費の口座に貯蓄してしまうと、きちんと貯蓄ができているか把握できないので、銀行口座を「生活費口座」「貯蓄用口座」に分けましょう。生活費用口座と貯蓄用口座を分けることで、貯蓄用口座の金額は目減りせずに、少しずつ増えていくので、お金が貯まっていることが実感でき、モチベーションを維持できるでしょう。

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年収500万円の人は「固定費」が高くなる傾向に

民間給与実態統計調査によると、現在の会社員の平均年収は433万円程度とのこと。参考までに男性の平均給与は、532万円、女性の平均給与は、293万円。ですから、女性で年収500万円というと、稼いでいるイメージがありますね。
年収500万円というと、毎月の手取り収入は30万円程度になります。家計にも余裕が出てくるので、余裕が出る分、家計費の中の「固定費」が高めになる傾向に。固定費とは、毎月あるいは毎年、一定の金額がかかる費用のことをいいます。

例えば、月々の家賃や住宅ローン、生命保険料、スマホ・インターネット代、サブスク代などが挙げられます。節約というと、食費や日用品費などに目が行きがちですが、最初にメスを入れたいのが「固定費」です。というのも、食費などは毎月金額が変動するので、月によって節約の成果にはバラツキがありますが、固定費は1度見直してしまえば、その後は何もしなくても節約効果が得られ、何よりうれしいのがまとまった金額を減らせるからです。

年収500万円の人は、家計にも余裕が出てくるので、無駄遣いを防ぐためにも、貯蓄についても「先取り貯蓄」でしっかり貯める習慣をつけましょう。先取り貯蓄とは、お給料が入ったら、まず、貯蓄分を取り分けるという方法です。人間は心が弱いので、余ったら貯蓄しようでは、「今月は外食が多かったら貯蓄しなくていいや」「今月は友達と買い物に行きたいから貯蓄はなし!」という具合に考えてしまい、なかなか貯蓄することはできません。

ですから、財形貯蓄、積立定期預金など、毎月の指定日に指定した金額を給与や銀行口座から自動的に積み立ててくれる制度を活用すると良いでしょう。また、適正に家計管理ができれば、投資をする資金も捻出できるでしょう。貯蓄は預貯金だけでなく、一部を投資信託(つみたてNISAやiDeCo)などの投資商品にも預け、お金を増やすことも考えましょう。

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年収700万円の人は全体的に支出が膨らむ傾向に

年収700万円というと、毎月の手取り収入は45万円程度になります。毎月の手取りが45万円ともなると、年収300万円、500万円の人に比べ、余暇や趣味など、自分の楽しみのためにお金を使う余裕がでてきます。

ただし、家計に余裕がでる分、無駄遣いが多くなってしまうという傾向も。日々の生活に必要なものを気軽にコンビニで買ってしまったり、自炊はほとんどせずに外食ばかりだったり…と、気がつけば意外にお金が貯まっていない…というケースも少なくありません。
また、日常の買い物は成城石井、飲料水用にウォーターサーバーを設置し、こだわりの電化製品を活用するなど、平均年収の人たちの家計に比べると、全体的にワンランク上の買い物をする傾向も。家計に余裕があるからといって油断しているとなかなかお金は貯まりません。

無駄遣いを防ぐには、何にどれだけお金を使ったのか、支出の「見える化」を習慣化することです。イマドキは、便利な「家計簿アプリ」がたくさん出ています。買ったものを1つ1つ入力しなくても、スマホのカメラでレシートを撮影すれば、買った品物や金額、お店まで読み取ってくれます。家計の状況は、棒グラフや円グラフで表示され、支出を分析することが可能なので、節約ポイントが簡単にわかります。

年収700万円の人は、無駄遣いをせず、適正に家計管理ができれば、10万円以上貯蓄できるケースも少なくないでしょう。

ただし、高年収になると意識したいのが、社会保険料と税金の負担です。日本は、お給料が上がれば上がるほど所得税の税率が上がる「累進課税制度」を導入しているので、年収が上がっても税金の負担は増えていきますし、社会保険料の支払いも増えます。

ですから、節税しつつ、お金を増やすという観点も意識することが大切です。iDeCo 、つみたてNISAは、節税しつつ中長期的に安定的にお金を増やせる制度ですから、投資枠満額の投資を目指したいですね。さらに、家計に余裕がある場合には、国内外の株式投資などにもチャレンジして、積極的にお金を増やしていくことも考えましょう。

高山 一恵 ファイナンシャルプランナー

(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万7000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍90冊、累計150万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。twitter→@takayamakazue

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