21/10/11
au、楽天、イオン…銀行との連携で普通預金金利が5倍〜200倍にアップするサービス4選
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長らく続く低金利の影響で、銀行の普通預金金利は年 0.001%程度まで低下。100万円預けても受け取れる利息は10円足らず(税引前)です。しかしネット銀行等では、グループ企業のサービス連携で金利がアップするサービスを展開しています。
今回は銀行との連携で普通預金金利が5倍〜200倍にアップするサービスをご紹介します。少しでも普通預金金利をアップさせたい方はぜひチェックしてみてください。
auじぶん銀行:3つのサービス連携で金利が最大年0.2%に
auじぶん銀行では、2021年9月1日からグループ企業のサービスを連携することで普通預金の金利が最大年0.2%(税引前)になるサービス「auまとめて金利優遇」が始まりました。au PAY、au PAY カード、auカブコム証券をそれぞれ指定の方法でauじぶん銀行と連携することで、通常の普通預金金利に対して金利が上乗せされる仕組みです。
それぞれのサービスの連携方法と上乗せされる金利は下表のとおりです。
●auじぶん銀行「auまとめて金利優遇」
auじぶん銀行のサイトを参考に筆者作成
3つのサービスをすべて連携して上乗せされる金利の合計は年0.199%。これに2021年9月時点の普通預金金利年0.001%を加えることで、最大200倍の年0.2%まで金利をアップすることができるのです。なお、特典対象月の前月末時点(au PAY カードは前月10日)で指定の方法で連携が完了していることが金利アップの条件となります。
年0.2%の普通預金金利は業界最高水準。100万円預ければ2000円(税引前)の利息を受け取ることができます。低金利時代に普通預金にお金を預けておくならかなりお得と言えるでしょう。
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楽天銀行:楽天証券との連携で金利が年最大0.1%にアップ
楽天銀行では、楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」の利用で年0.02%の普通預金金利が年最大0.1%(残高300万円以下の部分)・年0.04%(残高300万円超の部分)にアップします。前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了している場合に、特典対象月1ヶ月間の金利が年最大0.1%にアップします。
マネーブリッジは楽天銀行と楽天証券の資金移動をスムーズにすることを主な目的としたサービスです。楽天証券で株式や投資信託などの金融商品を購入する際に楽天証券の資金が不足している場合でも、楽天銀行の普通預金残高から自動的に資金移動してくれます。
金利優遇以外にも、楽天証券の取引状況に応じて楽天ポイントがもらえるなどの特典が受けられます。楽天銀行と楽天証券のどちらも利用している方なら、連携しておいて損はないでしょう。
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イオン銀行:イオングループの各種サービス利用で金利が最大年0.1%に
イオン銀行では、イオンカードセレクト(イオン銀行キャッシュカード機能、クレジットカード機能、電子マネーWAON機能が1枚となったカード)など、イオングループの各種サービスを利用することで、普通預金金利が通常の10倍~100倍にアップする「イオン銀行Myステージ」特典を提供中。2021年9月時点のイオン銀行の普通預金金利は年0.001%(税引前)。最大年0.1%までアップします。
イオン銀行Myステージとは、対象取引の利用で貯まる「イオン銀行スコア」に応じて決定したステージごとに特典を受けられるサービスです。ステージは4段階に分けられており、ステージが上がるほど金利も高くなる仕組みです。
下表はステージの種類ごとの金利およびその他特典と、必要なイオン銀行スコアです。
●イオン銀行Myステージの特典
イオン銀行のサイトを参考に筆者作成
自分のステージがどれか知りたい場合は、イオン銀行公式サイトの「イオン銀行Myステージシミュレーション」で取引のある項目を選択することで確認できます。
イオンカードセレクトを持っていて、イオン銀行の口座からイオンカード利用代金の引落しが月5万円、WAONの利用が月5000円ある方の例でシミュレーションしてみましょう。
●イオン銀行Myステージのシミュレーション
イオン銀行のサイトより
上図のとおりイオン銀行スコアは50点、「シルバーステージ」が適用となるため普通預金金利は30倍の年0.03%にアップします。
普段のお買い物でイオンカードセレクトやWAONを利用している方、またはイオン銀行の各種取引をしている方はお得に金利をアップさせることができます。
住信SBIネット銀行:SBI証券との連携で年0.01%!
住信SBIネット銀行でも、同じSBIグループのSBI証券の口座と連携することで普通預金金利が10倍にアップする優遇が受けられます。2021年9月時点の普通預金金利は年0.001%(税引前)。年0.01%にアップします。
金利優遇を受けるためにはSBI 証券と連携した円預金口座である「SBIハイブリッド預金」への入金が必要です。SBIハイブリッド預金の申込みは公式サイトですることができます。
SBIハイブリッド預金も、楽天銀行のマネーブリッジと同様、住信SBIネット銀行とSBI証券の資金移動をスムーズにできます。利用も無料ですので、設定しておいて損はないでしょう。
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まとめ
筆者は楽天銀行の「マネーブリッジ」を利用することで毎月の普通預金金利をアップさせています。近年iDeCoやつみたてNISAなどの資産運用が注目されていますが、一定額はすぐに引き出せる普通預金に預けておきたいという方もいるでしょう。せっかく銀行に預けるなら、少しでも高い金利を受け取りたいものです。今回ご紹介したサービスのなかですでに利用しているものがあれば、金利アップのチャンス。ひと手間を惜しまず、対象の銀行口座と連携してみましょう。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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