23/08/01
クレカ投資で月5万円 30年間投資でいくら還元されるのか
※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
クレジットカードで投資ができるクレカ投資のサービスが広まっています。ただ、どのようなサービスかご存じない方も多いのではないでしょうか。今回は、クレカ投資のしくみや利用できるクレジットカードの種類、そして月5万円、30年間投資した場合にどのくらいお得になるのか、紹介します。
そもそもクレカ投資とは
クレカ投資とは、クレジットカードで投資信託などの積立投資ができるサービスのことです。クレカ積立と呼ばれることもあります。クレカ投資は、クレジットカード会社が、提携先証券会社やグループ内証券会社を通してサービスを提供しています。
クレカ投資のメリットは、大きく3つあります。
●クレカ投資のメリット①投資の手間が省ける
クレカ投資では、投資する商品や金額を一度設定すれば、あとはその設定にしたがって投資が自動的に行われます。毎月クレジットカードからの投資になるので、銀行口座から証券口座にお金を移す手間も省くことができ、とても便利です。
●クレカ投資のメリット②ドルコスト平均法を生かせる
クレカ投資に限った話ではないのですが、値動きのある商品に一定額ずつ投資すると、価格が高いときは少ししか買わず、価格が低いときは多く買うことになります。これを続けると平均購入金額を下げることができます。これをドルコスト平均法といいます。ドルコスト平均法により、少しの値上がりでも利益を出しやすくなります。
●クレカ投資のメリット③ポイントが貯まる
クレカ投資をすることで、クレジットカードのポイントも貯めることができます。現金で投資したのではもらえないポイントなのですから、クレカ投資の方がお得ですよね。
つまりクレカ投資は、手軽で便利な上にお得なサービスなのです。
クレカ投資はどのクレジットカードでできるの?
クレカ投資ができるクレジットカードは、金融機関によって異なります。主なクレジットカードと金融機関、ポイントの還元率は次のとおりです。
●クレカ投資のできる主なクレジットカード・金融機関・還元率
・三井住友カード(SBI証券)0.5%〜5%
・楽天カード(楽天証券)0.5%〜1%
・au PAYカード(auカブコム証券)1%
・マネックスカード(マネックス証券)1.1%
・エポスカード(tsumiki証券)0.1%〜0.5%
ポイントの還元率とは、利用した金額に対してもらえるポイント数の割合のことです。クレジットカード・金融機関によって、還元率には違いがあることがわかります。
どれくらいポイントが還元されるの?
クレカ投資の投資ルールは「毎月1回・最大5万円まで」となっていることがほとんどです。たとえば、還元率1%のクレジットカードで毎月5万円の投資を30年間続けるとしましょう。この場合、年間60万円×30年×1%で、なんと18万ポイントも還元されることになります。1ポイント1円相当だとして、18万円のお得と考えるとなかなか大きな金額なのではないでしょうか。
ポイントの還元率はクレジットカードの種類によって異なります。
例えば、SBI証券の三井住友カードの場合は、
・一般カード: 0.5%
・ゴールドカード: 1.0%
・プラチナカード: 2.0%
・プラチナプリファード: 5.0%
となっています。
上位のクレジットカードほど還元率は高いのですが、年会費が発生します。せっかく還元率が高くても、もらえるポイントより年会費が高ければ本末転倒ですね。
一般カードの場合、年会費は無料ですが、還元率は0.5%。年間60万円投資した場合にもらえるポイントは60万円×0.5%=3,000ポイントです。
それに対して、プラチナプリファードは年会費が3万3000円(税込)で還元率5%なので、年間60万円投資した場合にもらえるポイントは60万円×5%=30,000ポイント。クレカ投資だけでは年会費を補えないことがわかります。したがって、クレカ投資のみを目的にする場合には、一般カードのほうがよさそうです。
しかし、プラチナプリファードの場合は一般カードと違い、
・買い物したときの基本還元率が1%(一般カードは0.5%)
・100万円利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)
※クレカ積立の投資分は利用額に含まない
・宿泊予約サイトで最大15%還元
・コンビニやレストラン、タクシーなどの利用で最大7%還元
・コンシェルジュサービスや国内空港ラウンジが利用可能、無料保険付帯
などの特典があります。
これらが有効に利用できるという方は、プラチナプリファードを選んだほうがお得でしょう。
楽天証券の楽天カードのポイントの還元率も
・一般カード: 0.5%
・ゴールドカード: 0.75%
・プラチナカード: 1%
と違いがあります。
考え方は三井住友カードの場合と同様で、年会費を払ってもそれを上回るポイントがもらえるようであれば、上位のカードを利用するのがいいでしょう。
>>楽天カードはこちら
なお、auカブコム証券やマネックス証券などの場合はクレジットカードによる還元率の差はありません。シンプルにこちらを利用するのもひとつの考え方です。
まとめ
クレジットカードで積立投資ができるクレカ投資は、手間なく投資ができてクレジットカードのポイント還元も得られます。1%のポイント還元でも、月5万円・30年間続けたら18万ポイントももらえる計算。せっかく投資するなら、ポイントをもらいながら投資したほうがいいですよね。まだ利用していないならば、ぜひスタートさせましょう。
【関連記事もチェック】
・「お金持ち夫婦」と「貧乏夫婦」を分ける、決定的な5つの違い
・自己破産しても免除されない6つの支払い
・年収500万円、600万円、700万円の人がiDeCoを満額やると、ふるさと納税の限度額はいくら減るのか
・「ねんきん定期便久々に見たら大幅増額」年金額が数十万円増えている驚きの理由
・貧乏な人が自然としてしまう「貧乏を加速する」4つの習慣
城山ちょこ ライター
東京海上日動火災保険出身。慶応大学院SDM研究科修了。
2013年よりライターの道へ。執筆ジャンルは金融(保険)、働き方、子育て、結婚など女性のライフスタイル全般。2児の子育てと仕事の両立に日々奮闘中。丁寧でわかりやすい記事をモットーとしています!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう