23/03/18
10万円もらえる自治体も!ありがたすぎる「自治体子育て支援」5選
今や少子化対策は国として最も取り組まなければならないことの一つですが、なかなか目立った施策はなく、児童手当の所得制限撤廃ですら揉めに揉めている状況。年収が上がるにつれ、所得税、住民税、社会保険料などが重くのしかかり、働けど働けど家計はカツカツ…。まじめに働いて子育てするほど、手助けしてもらえないという苦しい状況です。
そのような中、東京都では、所得制限なしで18歳以下に月5000円を給付することを決定。そのほかにも、国の支援とは別に、補助金や支援を実施している自治体もあります。今回は、子育てをばっちりサポートしてくれている自治体のありがたい制度をご紹介。引っ越しや出産を検討している方はぜひ、参考にしてください。
子育て支援制度1:子どもが生まれると10万円もらえる!
2023年1月よりスタートした「出産・子育て応援給付金」は、2023年1月1日以降に生まれる新生児1人につき10万円分の現金またはベビー用品や家事サービスなどに利用できるクーポンなどを支給する制度。自治体に妊娠届と出生届を提出することで、それぞれ5万円分ずつをもらうことができます。なお、2022年4月から12月に生まれた子についても、10万円分が支給されます。
現金で支給するかクーポンで支給するかは、自治体により異なります。子どもが生まれるとなると、何かと必要なものも多くお金もかかりますので、助かりますね。
子育て支援制度2:電動アシスト付き自転車がお得になる!
ママの必須アイテムである電動アシスト付き自転車。小回りが利くうえ、子どもを乗せてもすいすいお出かけできるため、エリアによっては車より大活躍な乗り物です。
その電動アシスト付き自転車の購入費用を一部助成してくれる制度があるのが、山形県山形市、東京都葛飾区、埼玉県桶川市などです。購入金額の1/2(上限3万円)まで。高くてなかなか手が出ない電動アシスト付き自転車ですが、3万円の支給があれば、手が届く人も多いでしょう。
子育て支援制度3:おむつを配送してくれる!
赤ちゃんに必須のおむつを自宅まで配送してくれる制度があるのが、神奈川県厚木市や座間市です。
厚木市では、「厚木市子育て日常生活支援事業」として、0歳児の児童を養育する家庭に対象に、紙おむつや布おむつ、おしりふきシート、赤ちゃん用ウェットティッシュなどを自宅へ配送する支援を実施しています。申請をすれば、毎月1回4,500円相当まで支給されます。
また座間市では、おむつやおしりふきシートなどの育児用品(1回1万円分まで)をカタログから注文することができます。かさばるおむつを自宅まで配送してくれるのは、赤ちゃんを抱えたママにとって、とてもありがたいサービスです。
子育て支援制度4:第3子にとってもお得!
3人目を生むと手厚い支援が受けられるという自治体も。
茨城県利根町では、3人目が生まれた世帯にはなんと最大100万円もの「子育て応援手当」が支給されます(出生した年から15歳まで毎年分割で支給)。
神奈川県大和市では、「第3子以降の出産費用助成」として、出産費用から、加入している健康保険が助成する「出産一時金」などを除いた額の2分の1まで(上限5万円。各種要件あり)を助成してくれます。
また、埼玉県では、どのエリアでも「3キュー子育てチケット」として、子育て支援を受けることができる5万円分のチケットを配布しています。
大阪府池田市「エンゼル祝品支給制度」では、第1子・第2子に1万円、第3子以上は5万円の「積立式定期預金通帳」をプレゼント。将来にわたって、お金を貯められるようになるといいですね。
子育て支援制度5:子どもの誕生をお祝いしてくれる!
子どもの誕生日を盛大にお祝いしてくれるという自治体もあります。
東京都北区では、「みんなでお祝い輝きバースデー」として、同じ地域で暮らす同じ年代の子どもと一緒に誕生日会を開く支援をしています。対象は北区在住の満1歳を迎える子ども。子どもの友達やママ友を作るきっかけになるので、輪を広げていきたいママさんにもってこいのイベントです。
また、イベントではありませんが、お祝い品を贈ってくれる自治体も。神奈川県横浜市は記念樹、東京都荒川区はカタログギフトがもらえます。子どもの誕生を自治体をあげてお祝いしてくれるのは、嬉しいですね。
まとめ
子どもは生むのも育てるのも大仕事。先の見えにくい昨今の状況を考えると、出産を躊躇してしまう方は少なくないかもしれません。とはいえ、子どもはとても可愛いですし、子育てを心強くバックアップしてくれる自治体もあります。これから出産を考えている方は、ぜひ、自治体の支援をフルに活用して快適な育児を楽しんでください。お住まいの自治体にも、同様の子育て支援制度があるかもしれないので、ぜひチェックしてみましょう。
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城山ちょこ ライター
東京海上日動火災保険出身。慶応大学院SDM研究科修了。
2013年よりライターの道へ。執筆ジャンルは金融(保険)、働き方、子育て、結婚など女性のライフスタイル全般。2児の子育てと仕事の両立に日々奮闘中。丁寧でわかりやすい記事をモットーとしています!
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