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21/09/10

家計・ライフ

定年後にかかる意外と大きい6つの出費

定年後にかかる意外と大きい6つの出費

老後資金を考える場合、まずは必要最小限の費用を計算して、年金と貯蓄でやりくりできるか確認するのではないでしょうか。食費や光熱費、日用品代にも困る生活は避けたいものです。しかし、暮らしは食べて寝るだけではありません。誰しもさまざまなイベントがあります。老後になってもそうしたイベントは楽しみたいものですが、老後資金も心配です。

そこで今回は、定年後にかかる生活費以外の出費のうち、盲点になりがちなものについてお伝えします。

定年後の意外な出費1:教育費の続き

子どもにかかる費用として、教育費は大きなウエイトを占めています。30代後半から40代で生まれた子どもなら、定年になった後も学生である可能性があります。
大学の年間授業料は、国立は53万5800円、私立文科系の平均は約79万4000円、私立理科系の平均は約111万7000円、私立医歯系の平均は286万8000円です(文部科学省「令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額」より)。学部の卒業後、大学院に進学したいという希望を持つこともあるでしょう。
教育費は、子どもの将来にもかかわることなので慎重に考えておきたい資金です。

定年後の意外な出費2:子どもの結婚

子どもが結婚する際には、親からの援助をしてあげたいと思う方も多いのではないでしょうか。援助を考えていなくても、お相手の親御さんが援助をするなら、こちらも合わせて…となるのもありがちなことです。
結婚すると、結婚式・披露宴だけではなく、ハネムーンや新生活準備にもお金がかかります。親の援助の相場は50万~100万円程度。ゼクシィ「結婚トレンド調査2020」によると、親・親族からの援助総額の平均は172.1万円となっています。こちらも、準備しておけば安心です。

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定年後の意外な出費3:孫の誕生

孫は子どもよりかわいいと言います。小さいうちはイベントも多いので、費用をかけようと思えばいくらでもかかります。お誕生のお祝いだけではなく、生後100日頃のお食い初め、初節句、七五三、入園、入学、と続きます。毎年お正月にはお年玉、誕生日やクリスマスにはプレゼントなど、きりがないですね。
かわいい孫のためにはあまり節約したくない、と思うかもしれませんが、孫にかけるお金は年間の予算を決めておきましょう。計画的にすることで自分の老後資金を守ることができますから、結果的に子どもや孫の負担を避けられます。

定年後の意外な出費4:親の介護

親の介護にもお金がかかります。介護保険だけではまかないきれず、貯蓄を取り崩すこともあるでしょう。生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」によれば、介護費用は、介護用の住宅改修や介護ベッドの購入などの一時的な費用が69万円かかり、その後も月額平均7万8000円の負担になります。
介護期間は平均54.5カ月(4年7カ月)ですから、決して少なくない金額です。介護度によっても費用は変わりますが、介護費用は基本的に親のお金から出すようにしましょう。子どもが費用を出すと、自分の老後資金がなくなってしまいます。また、きょうだい・親族間の不公平感から生まれがちなトラブルを避けるためにも必要です。

定年後の意外な出費5:墓じまい

近年、墓じまいが増えています。先祖代々のお墓が実家の近くあると遠くてたびたび行かれないので墓じまいをして、自宅近くにお墓を移したいと思う、などの理由が多いようです。
墓じまいには、移転元でのお墓の撤去、遺骨の取り出し、お布施、離檀料のほか、移転先でも墓石を使うならその運搬費も必要です。
移転先では、埋葬費、お布施、入檀料などがかかります。子どもがいないなど、将来的にお墓を継ぐ人がいなくなるケースでは、樹木葬など合同葬を選ぶことも増えています。
費用は、50万~数百万円とも言われ、お布施や離檀料などが大きく影響するようです。
墓じまいの代行業者も多いので、複数の見積もりをとって納得できる墓じまいができるようにしましょう。

定年後の意外な出費6:住まいのリフォーム

住まいのリフォームは、老朽化だけでははく、介護予防や子ども世帯との同居などをきっかけに考える人も多くいます。バリアフリー、省エネ、同居対応といったリフォームで、一定の条件をクリアすると減税が受けられる制度もあります。
制度を上手に利用して、資金計画を立てることがポイントになります。

定年後におこる予想外の出費は、収入が限られるなか家計への影響が大きくなります。
あらかじめ準備して、安心の老後をむかえましょう。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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