21/04/17
お金持ちと貧乏をわける5つの習慣
お金持ちと貧乏は、ちょっとした生活習慣にも違いがあります。一見すると同じように思えてもそこには明らかな違いが。うっかりすると見逃してしまいそうな違いとは、どのようなものなのでしょうか。
今回は、お金持ちの生活習慣を、貧乏な人との比較を通して考えてみたいと思います。
お金持ちと貧乏をわける生活習慣1:お金持ちは、お金のことは時々しか考えない
収入よりも支出が少なければ、その差額が貯まっていき、お金持ちにもなるでしょう。
しかし、支出を少しでも抑えたいからといって、いつもお金のことばかり考えているのは気が滅入るものです。
貧乏な人も、お金のことを考えるのは時々かもしれませんが、それはどんな時でしょうか。ムダづかいを後悔したり、月末ピンチでどうやって乗り切ろうか考えたりする時、つまりお金を使った後ではないでしょうか。
お金持ちがお金のことをじっくり考えるのは、主に予算を立てる時、つまりお金を使う前です。
予算は一度立てたら基本的に変更しないので、その後はあまりお金のことは考えず、予算を守ることだけ注意していればいいのです。しかし貧乏な人は、そもそも予算を立てていないことも少なくありません。
予算とは、何にいくらお金を使うのかという予定です。
予定がないままだと、その場のおトクっぽい雰囲気に流されて、ついいらないものを買ったり、少しでも安いものを選んだはずが、粗悪品でかえって割高についたりと、結果的には決してトクをしていないことが多いものです。
予算を立てることは、収入と支出をコントロールする第一歩。
お金を使う前に、しっかり考えておきたいですね。
お金持ちと貧乏をわける生活習慣2:お金持ちは、新しいもの好き
お金持ちは、新しいサービスや商品が大好きなようです。情報を集めては、すぐに試してみています。
キャッシュレス決済や、定額制のサブスクリプションサービス、シェアリングサービスなどおトクなサービスも積極的に利用して、自分のライフスタイルに合うものはどんどん取り入れています。
コロナ禍の影響で、働き方や住まい方が変わった人も多いと思いますが、お金持ちも例外ではありません。リモートワークを快適にするために、便利なグッズを揃えたり、オンラインサービスを利用したりしています。
購入にはお金がかかりますが、効率よく仕事ができればパフォーマンスがあがり、収入アップや時間の節約になればかえっておトクです。
お金持ちじゃなくても、新しいグッズやサービスなどには、多くの人が興味を持つでしょう。いち早く購入して試してみて、周りの人にも教えてあげたくなるかもしれませんね。
しかし、ただ「新しい」だけで選んでしまっていたら、お金が貯まるどころか、出費がかさんでしまいがちになってしまいます。
もうお気づきですね。お金持ちが好きな「新しいもの」の価値は、新しいだけでは不足。自分にとってどのくらい有益なのか、値段は見合うものなのか、しっかり計算して選んでいるのです。
特に、お金に関するものや、おトクと言われているものは大好き。
「お金に関するサービスは難しそう」「損をするのが怖い」などと敬遠しがちになっていたらもったいない。もちろん、大きな損をしないように、学ぶことも大切ですが、予算を守れば大丈夫です。
経済は時代とともに移り変わっていきます。従来のスタイルにこだわるよりも、新しいものを取り入れることで、お金持ちはよりよい生活を手にいれる可能性を広げているのでしょう。
お金持ちと貧乏をわける生活習慣3:お金持ちは、閉じこもらない
お金持ちは、家に閉じこもっているより、出歩く人が多いと感じます。ただ、コロナ禍の影響で出かけられる機会は少なくなっています。密を防ぐためには、混雑する電車に乗ったり、繁華街に行ったりするのは避けたいところ。
そこで注目されているのが、家にいながら外とつながることができる、各種オンラインサービスです。
オンラインのスポーツジムやウェビナーなどを利用すれば、お金をかけずに運動したり知識を得たりすることができます。
今までは、「遠いから」「時間がかかるから」と言った理由で敬遠していたものでも、オンラインなら移動時間や交通費はゼロ。とてもコストパフォーマンスが高いのです。
無料動画を利用すればさらにおトク。ウェビナーは無料の市民講座も多く開催されています。図書館も、オンラインサービスを充実させるところが増えています。
貧乏な人は、サービスを利用する=お金を使う、と考えているふしがあります。しかし、決してそうではないことを知っていただきたいと思います。
お金持ちは、お金を使わず、それでいて豊かな時間の過ごし方を知っています。
お金持ちだからこそ、お金をかければいいというわけではないことを、知っているのではないでしょうか。
お金持ちと貧乏をわける生活習慣4:お金持ちは、貯蓄をしない
お金持ちは、お金の活かし方を知っています。そのため、金融機関の普通預金口座に多額のお金を預けっぱなしにしておくことはしません。
もちろん、何かアクシデントがあった時すぐに使えるように、3~6カ月分の生活費程度のお金は普通預金口座にキープしてありますが、それ以外のお金は運用して少しでも増やす工夫をしています。
つまり、投資がとても身近なのです。
確かに、投資は貯蓄と違って元本保証ではないので、ある程度のリスクはあります。しかし、知識を持って向き合えば、リスクの小さな国債やインデックス型投資信託といった選択肢があることがわかります。
逆に、貯蓄だけではお金が目減りしてしまう可能性があります。経済成長、景気回復の波が今後あらわれると思われますが、そうなればお金の価値が変わってきます。
モノの値段が上がり、今年1万円で買えるものが、1年後には1万500円出さないと買えなくなれば、預金口座にとっておいた1万円の価値が下がったことになります。
お金のこと、投資のことを良く知らないと、元本保証が絶対で投資なんてとんでもない、と思ってしまうかもしれませんね。しかし、普通預金に預けたままではかえって損してしまいます。
お金持ちは、そんなところにも抜け目なくおトクを追求しているのです。
お金持ちと貧乏をわける生活習慣5:お金持ちは、ケンカをしない
「金持ちケンカせず」、とはよく言ったものです。実際、お金持ちは気持ちにも余裕があって、むやみに争うことはありません。
なぜ余裕があるのでしょうか。それは、自分に自信があるからではないかと思います。
自信があるから、何か不愉快なことをされたとしても、「バカにされたのではないか」「騙されているのでないか」などと疑心暗鬼にならず、気持ちを平静に保つことができます。
また、他人を嫉妬することもなく、誰かを蹴落とそうという気持ちにもならず、心穏やかにしていられるからではないでしょうか。
ただし、主張すべきところは主張します。自分にとって大切なものはしっかり守る必要があるからです。これは、ケンカとは違います。
ケンカは感情的で、相手を攻撃するものです。ケンカをしても得るものは少なく、失うもののほうが多くなるものです。そんなことに時間とエネルギーを使うのはかえって損。これが、お金持ちがケンカをしない主な理由だと考えます。
ちょっとしたことでも人と争いがちな人は要注意です。今は貧乏ではなくても、お金持ちからどんどん遠ざかってしまいます。
お金持ちならではの生活習慣を身につけて、お金に好かれるようになりたいですね。
磁石のようにお金が集まってくるようになればしめたものです。お金に縛られず、自分らしい暮らしをしていきましょう。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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