19/06/09
男女別・結婚相手として重視したい条件、第1位は男女ともにアレ
結婚相手は一生を共にする相手。慎重に選ばなければならないのは言うまでもありません。独身男女は、結婚相手の条件として、どのようなことを重視しているのでしょうか?
今回は、明治安田生活福祉研究所が2016年に行った「第9回結婚・出産に関する調査」の結果をもとに、現代の若者が考える結婚相手の条件について分析してみます。
男女とも結婚相手に求めるのは価値観の一致
●結婚相手として重視したい条件(20・30 代未婚の男女)
(明治安田生命生活福祉研究所「第9回結婚・出産に関する調査」より)
20代・30代の独身者が、結婚相手を選ぶときに最も重視したいと考えているのは、「物事の価値観が合う」こと。男性の約7割、女性の約8割が価値観の一致を重視しています。
また、男性では約7割、女性では約8割が「優しい」ことも重視しています。その他、男女とも「健康である」「浮気をしない」といったことを重視する人が多くなっています。現代の若者は、結婚相手には内面や健康面が重要と考えているんですね。
ちなみに、「容姿や身長」を重視するという人は、男性の約5割、女性の約4割。男性の方がやや外見を重視する傾向があるようです。顔の良し悪しが判断基準というのではなく、男性側には、女性の方が高身長であれば格好がつかないといった見栄があるのかもしれません。
女性が結婚相手に求める年収は400万円以上!?
結婚するとなると気になるのは相手の年収。20代・30代の独身者で、結婚するとき「相手の年収・経済力」を重視するという人は、男性では21.1%なのに対し、女性では65.6%と差があります。女性の約3分の2は男性の「稼ぎ力」も大事と考えているのです。
では、いったいどの程度の「稼ぎ力」が必要なのでしょうか?
●20・30 代未婚女性が結婚相手に希望する最低年収
(明治安田生命生活福祉研究所「第9回結婚・出産に関する調査」より)
「結婚相手に求める最低年収」としては、20代の独身女性の57.1%、30代の独身女性の67.9%が「400万円以上」を希望しています。
しかし、皮肉なことに、年収400万円以上の独身男性は、20代では全体の15.2%、30代でも全体の37.0%という調査結果が。また、男性は独身でいる理由として、「家族を養うほどの収入がない」を挙げている人が20代で27.3%、30代で27.0%となっています。
●20・30 代未婚男性の年収の分布
(明治安田生命生活福祉研究所「第9回結婚・出産に関する調査」より)
女性側が希望する年収に応えられないがために、結婚を躊躇する男性も多いことがうかがえます。
女性の「稼ぎ力」で結婚生活のお金の問題を解決!
現代では共働きが当たり前になってきていますから、結婚後も男性だけの収入で暮らさなければならないケースは少ないでしょう。結婚するときには、夫婦合わせてどれくらいの年収があれば大丈夫なのかを知っておく必要があります。
●結婚生活を送るために最低必要だと思う世帯年収(20~40 代男女、未婚・既婚別)
(明治安田生命生活福祉研究所「第9回結婚・出産に関する調査」より)
20~40代の男女(既婚者含む)のうち、「結婚生活に最低必要だと思う世帯年収」が400万円以上であると答えた人は、既婚者59.1%、未婚者72.3%と、少々開きがあります。
実際に結婚生活を送っている既婚者の約4割は年収400万円未満でも生活できると考えていますし、400万円台を含めれば6割を超えます。
確かに、夫の収入だけで暮らすのであれば、女性の希望しているとおり、夫が年収400万円以上を稼がなければなりません。しかし、女性側がしっかり稼ぐことができれば、経済面の問題は少なくなります。
実際に、20代・30代独身女性の44.3%が「結婚には、女性の稼ぎ力も大事」と回答しています。女性側も、男性の「稼ぎ力」だけを頼りにできないという認識なのです。男性の年収が少なくても、結婚をあきらめる必要はありません。女性の「稼ぎ力」を生かせば、結婚生活は十分できるのです。
まとめ
現代は、自分と価値観が合う相手と結婚したいと思う人が大半です。男性は年収が少ないことで結婚に躊躇してしまうことも多いようですが、女性に「稼ぎ力」があれば、大きな問題にはなりません。
結婚生活を長く続けていく上で大事なのは、年収の多い少ないよりも、お金に対する考え方や価値観が一致していること。結婚するなら、お金の話題を避けることなく、気軽に話し合えるような関係を築きましょう。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。
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