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25/06/13

相続・税金・年金

年金を平均以上もらっていても生活が苦しい人の5つの共通点

年金を平均以上もらっていても生活が苦しい人の5つの共通点

「年金はそれなりにもらっているはずなのに、なぜか生活が苦しい」ということはないでしょうか?平均額以上の年金を受給しているにもかかわらず生活に余裕がない場合、お金との付き合い方に問題があるのかもしれません。
本記事ではまず年金の平均額を確認し、生活が苦しくなる5つの共通点を具体的に解説していきます。

年金の平均額はどれくらい?

厚生労働省が公表している「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、民間企業に勤めていた人(厚生年金保険第1号受給者)の年金平均月額(国民年金・厚生年金の合計額)は14万7,360円となっています。

厚生年金の額は、現役時代の給料や厚生年金に加入していた年数などによって大きく変わります。高給与で長く勤務した人なら、月20万円~30万円くらいの年金がもらえることもあるでしょう。夫婦共働きだった場合には、2人分の年金を合わせると余裕がありそうです。

しかし、実際には平均額以上の年金をもらっていても生活が苦しいと感じている高齢者は多く存在しています。

年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由

年金を平均額以上もらっていても生活が苦しくなる人に共通する5つの特徴を見ていきます。年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由や改善すべき点についても合わせて紹介します。

●年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由(1) 生活をダウンサイジングできていない

現役時代の感覚のまま、高めの生活水準を維持していると、年金収入では足りなくなります。たとえば、外食や旅行の回数が減っていない、ブランド品や趣味にかけるお金を変えられない、車を複数所有しているなどです。

身の丈に合った暮らしへの切り替え(ダウンサイジング)ができていないと、たとえ年金額が多くても赤字に陥ります。老後の生活には、生活のダウンサイジングが欠かせません。

●年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由(2) 支出を把握できていない

何にどれくらいお金を使っているのかを把握していないと、気がつけばお金がなくなっているという状況に陥りがちです。支出を把握できなければ、節約のポイントが見えず、無駄遣いにも気づけないでしょう。

特に年金生活では、入ってくるお金が限られている分、支出の管理が非常に重要になります。家計簿をつけたり、クレジットカードや銀行の利用明細を確認したりするなどして、定期的に支出の内訳を把握する習慣をつけることが大切です。

●年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由(3) 固定費の見直しをしていない

毎月決まって出ていく住宅ローン、家賃、光熱費、通信費、保険料などの固定費は、生活費の中でも大きな割合を占めます。固定費の見直しを怠ると、知らない間に生活が圧迫される状態になります。年金収入があっても、支出がそれ以上に膨らんでいては意味がありません。

固定費を見直すことで、大幅な支出削減につながる可能性があります。たとえば、電力会社や通信プランの変更、不要な保険の解約などを検討してみる価値はあるでしょう。

●年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由(4) 子・孫への援助が多い

かわいい子や孫のために、ついついお金を使いすぎてしまうというケースも少なくありません。学費や生活費を負担したり、お年玉やプレゼントに使い過ぎたりしてしまうこともあるでしょう。

経済的に余裕があるうちは問題ありませんが、年金収入が中心となる老後においては、過度な援助は自身の生活を圧迫する可能性があります。愛情を示す方法は金銭的な援助だけではないことを理解し、無理のない範囲でのサポートを心がけることが大切です。

●年金を平均額以上もらっていても生活が苦しい理由(5) 給付金や高齢者向けのサービスを活用していない

国や自治体によっては、高齢者向けの様々な給付金やサービスが用意されています。たとえば、医療費助成制度や介護保険サービス、公共交通機関の割引制度など、知っていれば生活費の負担を軽減できるものが多くあります。

より安心して老後生活を送るために、積極的に情報収集し、高齢者向けの制度を活用しましょう。

老後安心して暮らすためには支出の見直しが大切

平均額以上の年金を受給していても生活が苦しいと感じる場合は、今回ご紹介した5つの共通点に該当しないかを確認し、生活スタイルや支出の状況を改善していくことが大切です。早めの見直しと対策が、より豊かなセカンドライフを送るための第一歩となるでしょう。

森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー

Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

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