19/02/09
クレジットカードは3枚が鉄則! 役割別のカード活用術を公開
買い物がお得で便利になるクレジットカードは魅力ですよね。でも、入会特典にひかれて、勧誘されるままに申し込んでしまい、お財布がカードでパンパンということはありませんか? クレジットカードは3枚あればOKです。ここでは、上手に使ってムダを省く3枚のクレジットカードをご紹介します。
クレジットカードを少数に絞るメリットとは?
クレジットカードを少数にすることには、次のようなメリットがあります。
(1) 管理が楽になる
毎月の締日や引落日はカードごとに違うので、カードが増えると管理するのが大変。カードを減らすと、お金の管理がしやすくなります。
(2) 財布がかさばらない
お財布の中には、クレジットカードに限らず、ポイントカードや電子マネーなどいろいろなカードが入っているはず。お財布をスッキリさせたいなら、カードは意識的に減らしましょう。
(3) ムダな年会費を払わずにすむ
クレジットカードの中には年会費が発生するものもあります。初年度無料でも、2年目以降知らない間に年会費がかかっていることも。ムダなお金を払わなくてすむよう、使わないカードは解約しましょう。
必要なクレジットカードはこの3枚!
クレジットカードを持つなら、役割別に3枚程度にしましょう。以下、持っておくとよいおすすめのカードをご紹介します。
(1) ポイントを貯めるカード
クレジットカードの魅力は、ポイント還元が受けられること。ポイントをムダなく貯められるカードを1枚持っておきましょう。
まずは、ポイント還元率をチェック。標準的なポイント還元率は0.5%ですが、1%を超える高還元率のカードもあります。
また、ポイントの種類にも注目。おすすめは、楽天スーパーポイント、Tポイント、dポイント、Pontaポイントなどの「共通ポイント」が貯まるカード。現金払いでもポイントが貯まるほか、貯めたポイントを使えるお店が多いので、ムダがありません。
【主なおすすめカード】
・楽天カード…基本のポイント還元率は1%で、楽天スーパーポイントが貯まります。楽天グループのサービスで利用すると、ポイントが2~4倍になってさらにお得。
・PayPayカード…PayPayポイント・Tポイントを貯めたい人におすすめ。基本のポイント還元率は1%ですが、YahooショッピングやLOHACOでのお買い物では常に3%(PayPayポイント2%+Tポイント1%)となります。
・リクルートカード…基本のポイント還元率は1.2%。貯まるのはリクルートポイントですが、Pontaポイントに交換可能。
(2) 日常の買い物が便利でお得になるカード
食品や日用品などの買い物には、よく行くスーパーの系列のカードを持っておくと便利です。スーパーでカードを出すとサインが面倒ですが、同系列のクレジットカードなら通常はサインレスでOK。カードを出した方がスムーズにレジを通過できます。スーパー系列のカードは、特定の日に割引特典が受けられるのも魅力です。
【主なおすすめカード】
・イオンカード…毎月20日と30日の「お客様感謝デー」にはイオン系のお店でのお買い物が5%OFFに。
・セブンカード…毎月8の付く「ハッピーデー」にイトーヨーカドーでのお買い物が5%OFFに。
・セゾンカード…毎月第1・第3土曜日に西友、LIVINでのお買い物が5%OFFに。
(3) 海外旅行に便利なカード
国内では主に現金払いしている人も、海外旅行の際にはクレジットカードが必須です。たいていのクレジットカードには国際ブランドが付いているので、買い物には困らないはず。注目してほしいのは、海外旅行保険の付帯の有無です。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていれば、別途加入しなくてもすむことも。年会費無料のカードでも、海外旅行保険付きのものはありますので、海外へ行く機会が多い人は1枚持っておくと安心です。
海外旅行保険は、補償金額だけでなく、補償の内容をしっかり比較しましょう。クレジットカードの海外旅行保険の中には、現地での治療費を一旦立て替えなければならないものも多くなっています。キャッシュレス診療に対応したものを選んでおくと安心です。
なお、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。自動付帯なら持っているだけで補償の対象に。一方、利用付帯ならカードで旅行代金を払わなければ補償が受けられません。利用付帯のカードを選ぶときには注意しておきましょう。
【主なおすすめカード】
・エポスカード…年会費無料なのに、海外旅行保険が自動付帯で、キャッシュレス診療にも対応。
・REX CARD…年会費無料で最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯。キャッシュレス診療可。国内旅行保険も利用付帯。
カードに付いている国際ブランドは分けておこう!
クレジットカードを少数に絞るときには、それぞれの国際ブランドを分けておくのがおすすめ。たとえば、3枚に絞るなら、VISA、MasterCard、JCBの3つになるようにしておけば、国内でも海外でもほとんどのお店で使えます。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。
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