あの人が億万長者？隠れ金持ちの５つの特徴

億万長者といえば、高額な外国車を乗り回し、ブランド物に囲まれているイメージを抱きがちです。野村総研によると、世帯で金融資産を1億円以上保有している富裕層や超富裕層は、日本では全世帯のうち2.4%程度いるそうですから、単純にいって100人に2人〜3人程度はお金持ちです。しかし、イメージどおりのお金持ちはほとんど見かけないですよね。

日本人のお金持ちの多くは、実は「隠れ金持ち」だと考えられます。隠れ金持ちは一般の人たちに紛れているため、すぐには見分けがつきません。しかし、隠れ金持ちには、金持ちになるだけの特徴があるものです。今回は、そんな隠れ金持ちの持つ5つの特徴をご紹介します。もし資産を築きたいと思っているのなら、隠れ金持ちの特徴をまねしてみてはいかがでしょうか。

隠れ金持ちの特徴1：お金の使い方にシビア

親がお金持ちでその資産を引き継いだ場合を除けば、誰しも何らかの形で将来を見据えて自ら資産管理や運用、投資をしなければ、大きな資産を形成することはできません。隠れお金持ちは、お金の大切さを知っているからこそ、計画性が高く、地に足がついた堅実なお金の使い方を心掛けています。

たとえば、隠れ金持ちは自分にとって価値があるものには投資やお金を使いますが、安いという理由だけで買い物をすることはありません。必要のないものには、少額であっても財布の口を開きません。また、隠れ金持ちはデートにお金をかけないことも多く、誘われた飲み会を上手に断ります。ここぞというときにはスパッと支払いますが、そうでないときはお金を使わないようにします。隠れ金持ちは効果的なお金の使い方を実践していることが多いようです。

隠れ金持ちの特徴2：時間の使い方が上手い

お金持ちといわれる人は、時間を守り、遅刻をすることがありません。時間は誰にでも平等に与えられていますが、遅刻は相手の時間を奪うことになります。効率よく時間を使うために、早起きを習慣化していることも多いものです。

隠れ金持ちも、仕事もプライベートも大切にしたいので、業務の効率化を考え生産性の高い仕事をこなす人が多いのが特徴です。残業をせずに定時で帰るようにしている人は、お金持ちになる可能性が高いでしょう。

隠れ金持ちの特徴3：派手な服装や装飾品などにお金をかけない

一見派手で、ブランド物ばかり身に着けている人を見るとお金持ちだと思ってしまいますが、実はお金持ちではなく「お金を使っている人」なのです。お金をたくさん使えば、お金が貯まらないのは当然ですね。特に高級な外車に乗っている場合などは、高い物を持っている自分はすごいという承認欲求を満たすことができます。そういう人に限って、実はたくさんの負債を抱えていることも。

しかし、本当のお金持ちは見栄を張ることをせず、長く使える良質なものを選び、コストパフォーマンスが良いお金の使い方をします。車なども経営者でなければ対外的な評価を気にしなくてもよいので、実用性に重きを置いて選びます。また服装はブランドにこだわらず、身なりが整っています。

隠れお金持ちはお金に関連した話を自慢げにすることはありません。お金があることをアピールすると、詐欺や悪質商法、寄付や高額商品のセールスなどにつかまり、デメリットのほうが多くなることを知っているからです。無用な嫉妬を避けるために、意図的に資産状況を他人に話さない傾向があります。

隠れ金持ちの特徴4：行動力が高く、ポジティブ思考

隠れ金持ちの人は、ポジティブ思考で前向きです。「自分の人生なんてこれくらいだ」とあきらめている人は、人生をよくする方向へベクトルを向けることはできません。その点、隠れ金持ちの人は、失敗や不幸だと思えることがあったとしても、経験や学びとして自分の糧にします。物事をどうとらえるかで、自分の目に映るものも変わります。

すべてのことを前向きにとらえることは、さらに行動する勇気につながります。お金持ち体質の人は「自分にはムリ」といわず、「どうすればできるか？」とできる方法を探します。将来のために活動できるかどうかが、やがて大きな差を生みます。できないと思えば、何もしないから、何も得るものがないというわけですね。