21/12/11
子どもの分のマイナポイント、どうやって受け取るのが正解か
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2021年11月に発表された「マイナポイント第2弾」は、マイナンバーカード取得者が最大2万円分のポイントをもらえる経済政策です。マイナンバーカードは子どもの分も作れますし、マイナポイントも受け取れます。でも、せっかく受け取るのですから、なるべくお得に受け取りたいですよね。そこで今回は、自分のマイナポイントに加えて子どもの分のマイナポイントもお得に受け取るにはどうすればいいのか、紹介します。
マイナポイント第2弾はどうすればもらえる?
マイナポイントは、マイナンバーカード・キャッシュレス決済の普及と消費の活性化を目指して行われる制度です。マイナポイント第1弾は、対象のキャッシュレス決済サービスとマイナンバーを紐づけてチャージまたは決済すると、25%(最大5000円分)のポイント還元が受けられる仕組みです。
マイナポイント第2弾では、最大で2万円分のポイントが受け取れます。対象者は次のとおりです。
①マイナンバーカードを新規に取得した方(最大5000円相当)
こちらはマイナポイント第1弾と同様、対象のキャッシュレス決済サービスを利用することで最大5000円分のポイントが付与されるというものです。「プレミアム率25%」とあるので、2万円の利用に対して5000円分が付与される点も、おそらく同じでしょう。
なお、すでにマイナンバーカードを取得した方でも、マイナポイント第1弾に申し込んでいない人は対象になるとのことです。逆に、マイナポイント第1弾を申し込んだ(受け取った)人は対象外になります。
②健康保険証の利用登録を行った方(7500円相当)
マイナンバーカードは2021年10月から健康保険証としても利用できるようになっています。この利用登録を行うとマイナポイントが受け取れます。こちらは、すでに利用登録を行った人も対象です。
③公金受取口座の登録を行った方(7500円相当)
マイナンバーカードに年金や児童手当、給付金などといった公金を受け取るための銀行口座を登録するとマイナポイントが受け取れます。
具体的な受け取りの方法が明らかになるのはこれからですが、少なくとも対象者の条件には、年齢制限がありません。マイナンバーカードは、申請すれば0歳の赤ちゃんの分でも作れます。したがって、マイナポイントは子どもでももらうことができる、というわけです。
子どもの分は「違うキャッシュレス決済サービス」で受け取るルール
もっとも、いくら「子どもでも赤ちゃんでももらえる」といっても、子どもが自分で申請するのは無理があります。しかし、15歳未満の未成年者のマイナポイントの申請は、本人の代わりに保護者など(法定代理人)ができるようになっているので、大丈夫です。なお、15歳以上の未成年者の場合は、特段の理由がない限り本人が手続きを行う(保護者が手続きを行う場合も、本人同席で行う)となっています。
マイナポイント第1弾の場合、子どもの分のマイナポイントの受け取り方法は自分のマイナポイントを受け取るときと同じ。子どもの分のマイナンバーカードを取得して、マイナポイントを申し込み、指定したキャッシュレス決済を利用することでマイナポイントが受け取れます。
マイナポイントは原則、本人名義のキャッシュレス決済サービスで受け取る必要があるのですが、未成年の場合は例外で、保護者名義のキャッシュレス決済で受け取ることもできます。ただし、保護者がマイナポイントを受け取ったキャッシュレス決済手段で、子どもの分のマイナポイントを受け取ることはできません。子どもの分のマイナポイントは、別のキャッシュレス決済で受け取る必要があるのです。別のキャッシュレス決済で受け取ると、受け取れるポイントも別のものになるため、まとめて使いにくい点には注意が必要です。
なお、少々裏技的ではありますが、マイナポイントの受け取りに同じポイントが貯められる別のキャッシュレス決済を選ぶことで、ポイントをまとめる方法もあります。
たとえば、楽天カードと楽天ペイでは、マイナポイントでどちらも楽天ポイントが貯まります。この楽天ポイントは楽天会員に紐づいていますので、たとえば保護者が楽天カード、子どもが保護者名義の楽天ペイでマイナポイントをそれぞれ5000ポイントずつ受け取ることで、楽天ポイントを合計1万ポイントにできます。子どもが2人いるなら、さらに保護者名義の楽天Edyも利用するとチャージで最大5000円分のEdyがもらえます。そのうえ、これらの決済を利用することで楽天ポイントをさらに貯めることができます。
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子どもの分のマイナポイント、どうやって受け取るのがお得?
子どもの分のマイナポイントは、子どもに対して付与されたポイントですから、その使い道は自分で選ぶのが筋かもしれません。しかし、子どもがまだ小さく、自分で使い道を選べないケースも。その場合は、保護者が代わりに使うこともあるでしょう。
保護者が子どもの分のマイナポイントも利用するのであれば、やはりよく行くお店・よく使う経済圏で利用できる(利用している)キャッシュレス決済を選びましょう。近ごろはさまざまな決済に対応している店舗・サービスも増えましたが、それでも利用できない決済があるケースもあります。普段の食品や日用品を買っている店舗で利用できるかをチェックしましょう。
PayPay経済圏、楽天経済圏、イオン経済圏、ドコモ経済圏、au経済圏など、複数のサービスを利用することでよりお得になる「経済圏」がたくさんあります。これらの経済圏を活用しているなら、その経済圏で使えるポイントが貯まる決済を選ぶのもひとつの方法。ポイントの利用の幅が広がります。
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また、チャージすることでマイナポイントが付与されるサービスを優先しましょう。マイナポイントの付与条件には、チャージと決済があります(どちらかを選べるものもあります)。決済が条件だと、いらないものでもつい買ってしまいがちになるかもしれません。その点チャージであれば、今すぐ買い物する予定がなくても、とりあえずチャージしてポイントを手に入れることができます。
一方、子どもがすでに小学生、中学生などで、子ども名義のキャッシュレス決済でマイナポイントを受け取りたい場合もあるでしょう。子どものうちから、キャッシュレス決済の体験をさせることも、これから必要になってくるはずです。
中学生までの場合、クレジットカードはそもそも持つことができませんので、利用に際して年齢制限のない電子マネーやQRコード決済を選ぶことになります。
この場合も、なるべくさまざまな店舗で使える決済を選ぶのがおすすめ。子ども用の記名式のSuica(My Suica(記名式))を利用すれば、主だったコンビニやスーパーなどで利用できますし、電車にも乗れます。また、電車に乗る用事が少ないならWAONやnanacoといった、スーパーで活用できる電子マネーもいいでしょう。一緒に買い物に行ったときに使っていいことにすれば、お金の教育にも役立ちますね。
中学生くらいになって、スマホ決済も使えるのであれば、利用可能店舗の多いPayPayや上でも紹介した楽天ペイなどがいいでしょう。スマホで残高や利用履歴を確認できるので、保護者も何にお金を使っているか把握しやすいのがメリットです。また自分自身でも、無駄遣いを防いだり、お金の使い方を考えたりするきっかけにも役立ちます。
まとめ
マイナポイントはマイナンバーカードの取得者が所定の手続きをすることでもらえるポイント。マイナポイント第2弾では、最大2万ポイントが受け取れます。詳細は、これから明らかになってくると思われますが、自分の分はもちろん子どもの分までもらわないと損! ぜひ活用していきましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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