18/02/02
貯蓄賢者の習慣を身につけるための3ステップ
貯金したいのに貯金できない、無駄遣いしているつもりはないのに貯金ができない、そんな人はお金の体質改善が必要かもしれません。ダイエットでも体質改善をするときはやり方があるように、お金の体質改善にも正しいやり方があります。貯蓄賢者の習慣を身につけるための3つのステップを紹介します。
ステップ1:自分のお金の使い方を知る
初めに自分が1ヶ月にいくら使っているのか把握することから始めましょう。最初はざっくり1ヶ月の支出の合計でもいいです。慣れてきたらその支出を大まかに分類してみましょう。すると、自分でも気づかないお金の使い方の「クセ」がみつかります。
まずはレシートを全てノートなどに貼り出しましょう。すると、1ヶ月で何回買い物したかがわかります。慣れてきたらそれを「必要なもの」「どちらかというと必要なもの」「いらなかったもの」に分けて貼ります。時間がたってからレシートを見直すことでその行動を客観的に見ることができます。すると自分がどんなお金の使い方をしているかの傾向がわかります。もし、いらなかったものが多ければそこから見直していきましょう。
ステップ2:見直しは固定費からが鉄則
毎月何にお金を使っているか把握できたら、今度はその中から削減できる支出はないか見つけ出します。そのとき、最優先で考えるのは固定費と言われる、毎月変わらず出て行くお金です。固定費は一度見直すとその効果は継続するので毎月のやりくりなどの努力が必要ないので自然と節約することができるのです。
代表的なものは、保険料や家賃、携帯電話の通信費などです。
例えば、保険料であれば、本当にその保険が必要なのか考えます。保障内容をよく確認すると必要のない特約が付いている可能性もあります。必要のないものは解約するなどしてシンプルな保険料にするといいでしょう。また、携帯電話は、格安スマホに変えるだけでも毎月数千円料金の削減ができます。
大事なのは、なんでもかんでも我慢することではありません。我慢の限界を超えると衝動買いなどを引き起こしてしまいかねません。予算を決めて、気持ち良くお金を使うことも必要です。
ステップ3:貯金美人への第一歩は「先取り貯金」から
貯金をするときは、その目的があるはずです。なんとなく将来が不安だから貯金しているという人もいるでしょうが、貯金のモチベーションを保つためにはやはり目的は大事です。
「目的」と「金額」そして「期日」を決めることによってなんとなくではなく、自分との約束になるのです。目的が明確な人ほど上手に貯金ができています。目標金額が決まれば毎月の積立額をきめられます。
決めた金額は最優先で貯金する「先取り貯金」の仕組みを作っておきましょう。
先取り貯金とは、毎月の収入から貯金する金額を先に取り分けて、残りのお金で生活することです。そうすることで毎月決まった金額を決まった期日に確実に貯金でき、支出を抑える効果がある仕組みです。会社の財形制度でもいいですし、銀行の積立定期預金でもいいでしょう。大切なのは、強制的にでも毎月積み立てる仕組みを作ることです。
さらに中級者にオススメしたい「お金を増やす」方法
貯金することに慣れてきたら今度は少しステップアップして投資にチェレンジしてみましょう。貯金は「貯める」ことはできますが「増やす」ということはあまり期待できません。
そこで少額からでもいいので増やす行動を取り入れましょう。
例えば、毎月5000円から始めることのできるiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)や、証券会社にもよりますが100円や1000円など少額から始めることができるつみたてNISA(積立NISA)を活用して、節税も意識しながらおトクに始めてみましょう。
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黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー
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