18/01/26
お金がない人も貯蓄金額を増やせる!究極の支出削減術3選
お金の使い方は、人それぞれの個性と価値観があらわれます。どんな使い方をしても個人の自由。ただし、使えるお金の総額は決まっています。そのため、好きな事にたくさんお金を使ったら、そのぶん他のことに使う金額は、減らさなくてはなりません。
つまり節約が必要になりますが、実際のマネー相談では思い切った節約アイデアが出てくることが珍しくありません。
今回はそんな節約術を3つ、ご紹介します。
ティッシュペーパーは買わない
Aさんは旅行が趣味。特に温泉が好きで毎月のように行っています。年に1回は海外にも行くので、出費は年収の約4分の1にもなります。
旅行の費用を捻出するために、Aさんは普段の生活費を大変節約していますが、日用品の節約はかなり大胆でした。
まず、お風呂でボディシャンプーは使わず固形石鹸を使います。理由は、ボディシャプーだとポンプを押すだけなので使いすぎてしまうから。さらに下着や靴下などの洗濯は入浴時にして、洗濯機は脱水のみ使用するという徹底ぶり。
さらに、ティッシュペーパーは買わないと決めていました。ちょっとその辺を拭く時など、ティッシュペーパーでなくてもよいのに、あれば使ってしまうのは無駄遣い。Aさんはそんなことにお金を使わないように、箱ティッシュは買わずに街頭で配られているポケットティッシュしか利用していません。
ティッシュペーパーまで節約するとは、Aさんの旅行に対する情熱のなせるワザだと、すっかり感心してしまいました。
マイボトルには湯冷ましを入れて持ち歩く
Bさんはマイホーム購入を目標に、貯蓄に励んでいました。しかし、無駄遣いをしているつもりはないのに、なかなか貯まらないのが悩みのタネ。そこで、毎日の支出を細かくチェックしてみたところ、数百円単位の出費が多いことに気付きました。
自動販売機やコンビニで、ペットボトル飲料を買ったりお菓子を買ったり、LineやFacebookで使うスタンプもよく買っていました。ひとつひとつは少額なので気軽に買っていたのですが、「ちりも積もれば山となる」の言葉通り、月に1~2万円の出費になっていました。
そこでこの際、そのような出費は一切やめることに。お菓子を買わないのはダイエットにもなると思って、我慢することにしました。スタンプは無料のものを探すことにしました。そして、ペットボトル飲料は買わずに、マイボトルを持ち歩くようにしました。
意外だったのがマイボトルの中身。ハーブティーなどにするのはよく聞きますが、Bさんの場合は湯冷ましです。理由を聞けば、湯冷ましは水を沸かすだけなのでお茶よりも安価、そしてマイボトルが茶渋で汚れないので洗うのも楽、洗剤も節約できる、とのことでした。確かにその通りです。
食事は野菜中心、しかも無料
Cさんは借金返済の悩みをかかえていました。軽い気持ちでクレジットカードのリボ払いを利用してしまい、気が付けば借金が年収の半分以上にもなっていました。早く返さないと、利息が利息を生んで借金が膨らむ一方です。
自己破産をするほどではないものの、1日でも早く返すためにさまざまな工夫をして節約しました。とは言え、節約しすぎるといけないものもあります。たとえば食費です。あまりにも削ってしまって栄養のバランスが悪くなると、風邪をひきやすくなったり、お肌が荒れやすくなったりして、結局高くつく場合が少なくありません。
ところが、Cさんの考えた食費の節約術はすごかった。なんと、野菜を無料でもらってくるというものです。キャベツや白菜の外側の硬い葉っぱや、大根やカブの葉っぱなどは、お店で売る時に取り除いて捨ててしまいますが、これをもらってくるというのです。自宅近くのスーパーと八百屋さんに「ウサギを飼っている」と言って、週に1度もらいに行っていました。ウサギは方便で、Cさんが食べていたことは言うまでもありません。
自分で考えた節約法は長続きする
マネー相談で「あと○○円の節約が必要」となった時、できるだけ当事者に節約法を考えてもらいます。お金の使い方は、人それぞれの価値観で決まります。節約もまた同様。どんなに効率のよい節約法でも、価値観に合わなければ続きません。逆に、自分で考えた節約法なら長続きして、しっかり節約できるものです。
自分なりのグッドアイデアを思いついたら、ぜひ試してみましょう。意外な節約法で、貯蓄にはずみがつくはずです。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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