18/01/08
お金の使い方見直し計画!効果絶大3選
年が明け「今年こそお金を貯めよう」と思った人も多いのではないでしょうか?アクションを起こさなければあっという間に一年が終わってしまいます。マネー美人になるための「見直し計画」をご紹介しましょう。
給与明細で「支給額」と「引かれている金額」をチェックする
給与明細をもらってチェックするのは「手取額」だけではありませんか?
お給料から引かれている社会保険料や所得税・住民税もしっかりチェックしましょう。その金額の大きさにあらためて驚くでしょう。
税金を少なくするためには、その計算の基礎となる「課税所得」を低くする必要があります。生命保険に加入すると「生命保険料控除」、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)で老後資金の積み立てをすると「小規模企業共済等掛金控除」、ふるさと納税をすると「寄付金控除」が受けられ、所得税・住民税が安くなります。自分にあった将来設計をもとに、控除を活用した資金計画を立ててみましょう。
支出を徹底的に見直す(効果絶大3選)
なんとなく面倒だから見ないふりをしている支出はありませんか?毎月定期的にでていく固定費を見直すだけでかなりの節約になります。効果が大きいのはこの3つです。具体的な金額例でイメージしてみましょう。
(1) 通信費:1ヶ月10040円節約(1年で12万480円)
大手キャリアで夫婦それぞれ8000円の場合、格安スマホに変更して2980円へ。月5020円×二人分の節約になります。支払い明細を持参して格安スマホショップで見積もりしてもらうと軽減額がわかります。今の携帯会社への違約金を考慮して数ヶ月で元がとれるなら検討の余地ありです。
(2) 保険:1ヶ月2000円節約(1年で2万4000円)
健康保険の高額療養費制度により、1ヶ月8万円程度で治療費はまかなえます。既に健康保険・厚生年金や勤務先の福利厚生で保障している内容を考慮して、現在加入している生命保険の保障額を下げたり、安いからとなんとなくつけた特約をとったりして月2000円カットできるケースもあります。
(3) 習い事:1ヶ月5752円節約(1年で6万8904円)
大手の英会話教室に1年間週1回50分コースで年間12万8304円(1ヶ月あたり1万692円)を、Skypeを利用した安いネット英会話(25分のレッスンが毎日受講可能)に変更すると1ヶ月4950円カット。
支出見直しの効果は1年で21万3000円にも!
では、上記の支出見直しのケースで1年あたりいくら効果があったのでしょうか?
合計すると21万3384円です。ひとつひとつの軽減額は少額でも積み上がると大きな金額になります。そして、この額をそのまま10年貯金したら213万円3840円です。ちょっとびっくりする額になりますね。
この金額でやる気が出てきたのではないでしょうか?
支出の見直しをして貯金可能額を増やしてみましょう。
マネー美人への道は1日1日コツコツと
節約できる支出は、収入・将来への夢・趣味などそれぞれ異なります。節約しすぎて息苦しくなると、ダイエットの「リバウンド」と同じように疲れて散財してしまいかねません。楽しみながらマネー美人になるための「お金の使い方見直し計画」をたててみましょう。
執筆者
稲村優貴子
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。
記事提供:moneliy
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