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21/02/18

資産運用・経済

FIREを手にするために高配当株・ETF投資をするなら、この証券会社で買え

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

近年、欧米の若者を中心に「FIRE(ファイア)」が話題になっていることをご存知ですか。
日本でも関連書籍が売れていたり、ブロガーがたくさん登場したりと勢いがあります。
FIREとはひとことでいえば、早期リタイアするということなのですが、昔のいわゆる早期リタイアとは少し違い、誰でも目指すことができるとあって、注目されています。

今回は、FIREの考え方を紹介します。合わせて、FIREを手にするための投資として注目されている高配当株・ETF投資について、解説します。

FIREってどういうこと?

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった造語。経済的に自立し、早期退職を目指す、といった意味です。英語で「おまえはクビだ」というときに「You are fired!」といいますが、こちらのFIREはクビよりもずっとポジティブな考え方です。

FIREの目指すところは、単に大金を稼いで引退しようということではありません。昔のいわゆる早期リタイアは、億万長者になって仕事を辞め、あとは資産を切り崩して生活するといったものでしょう。しかしFIREのいう早期退職は、資産運用によって収入(不労所得)を増やし、支出を減らし、きちんと貯蓄を行い、毎年の生活を賄っていくというもの。この考えにのっとれば、比較的少ない資産でもリタイアが可能なため、「誰でも目指すことができる」として話題になっているのです。

FIREを手にし、お金から自由になって、自分の夢や目標を達成したい。FIREは、そう考える欧米の若者を中心に支持されています。

FIREを手にする資産運用の狙い目は「配当金」

FIREでは、資産運用によって収入を増やすことを目指します。資産運用の方法はいろいろありますが、FIREを手にするという観点で特に注目されているのが、配当金です。

配当金は、株を持っている株主が受け取れる分け前のようなもの。企業は、投資家に株を買ってもらうことでお金を集めて、事業を行います。この事業がうまくいき、利益が出た場合に、企業が株主に利益を分配します。これが配当金です。株主は、持っている株数に応じて配当金を受け取ることができます。

配当金を狙うメリットはたくさんあります。そのなかでも、大きいのは次の3つです。

●配当金のメリット1:株を持っているだけで定期的に手に入る

配当金は、配当金を出す株を買って持っているだけで定期的に手に入る安定収入です。その株の企業が利益を出し続けている限り(配当金を支払っている限り)受け取れるのは、FIREを実現するうえでも大切です。

●配当金のメリット2:時間をかけるほど、どんどん積み上がっていく

配当金は自動的に証券口座に振り込まれます。毎月一定の不労所得があれば、これだけで生活できるようになります。また、配当金を使わず再び投資に回すことで、増えたお金がさらに増える複利効果が期待できます。資産が加速度的に積み上がっていくと、FIREにまた一歩近づきます。なにより資産が増えるのが楽しくなっていくでしょう。

●配当金のメリット3:売買のタイミングをはかる必要がない

株式投資やFX(外国為替証拠金取引)のような取引では、値動きを見て、タイミングよく売買することで値上がり益(売却益)が手に入ります。値上がり益も確かに投資の醍醐味ではあるのですが、一方でタイミングを間違えると大きく損をしてしまう可能性もあります。その点、配当金狙いならば、売買のタイミングをはかる必要はありません。配当金が安定的に支払われる優良企業、その配当金が増配していくような優良企業に投資したら、あとは配当金を受け取るだけですから、投資が楽です。

高配当株・連続増配株・高配当ETFに投資しよう

FIREを手に入れるために投資する株は、ずばり「高配当株・連続増配株」です。
1株あたりの配当金を1株あたりの株価で割った配当利回りが高い銘柄を高配当株といいます。同じ金額の銘柄ならば、配当利回りの高い銘柄のほうがたくさん(効率よく)配当金が受け取れます。

また、連続増配株とは、何年も増配を続けている株のことです。増配とは、配当金の額を増やすことです。増配は、そもそも企業が成長して利益を出し続けないとできません。さらにいうと、リーマンショック・コロナショックなど、市場はたびたび大きな下落を経験してきました。その逆風にも負けず、せっせと増配を続けてきた企業は、安定した企業だといえるでしょう。もちろん、そうした企業が今後も増配をし続ける保証はありませんが、だからといって投資候補から除外する理由にもならないでしょう。

高配当株・連続増配株の狙い目は、米国株です。米国株の中には、50年以上増配を続ける企業がたくさんあります。たとえば、次のような企業があげられます。

●米国株の連続増配株

各決算情報をもとに筆者作成

トップのアメリカン・ステイツ・ウォーターはなんと66年連続増配。これほどの長い期間、投資家に利益を還元しつづけているのです。
中にはおなじみの会社もいくつかありますね。プロクター・アンド・ギャンブルは洗剤やシャンプーなどの日用品を幅広く手がける大企業。「P&G」といったらお分かりの方が多いでしょう。スリーエムは付箋や両面テープ、文具などでよく見かける会社です。ジョンソン・エンド・ジョンソンは医療品やヘルスケア関連製品を多数取り扱っています。そしてコカ・コーラは言わずと知れた飲料品メーカーです。

米国株の多くは四半期配当、つまり年に4回(3か月に1回)配当金を出しているのもうれしいですね。1月・4月・7月・10月に権利確定する銘柄、2・5・8・11月に権利確定する銘柄、3月・6月・9月・12月に権利確定する銘柄と分散して保有すれば、毎月のように配当金が入ってくるようにできます。


ちなみに、日本にも連続増配株はあります。

●日本の連続増配株

各決算情報をもとに筆者作成

連続増配はトップの花王で31年。これでも十分にすごいことだとは思いますが、記録としては米国株より短めです。また日本株の多くは配当金が年2回となっています。

こういった企業の株を買い、長く保有し続けることで配当金を受け取るのが基本戦略となります。

もっとも、これらの企業が今後も増配するとは限らないことは覚えておきましょう。業績が悪くなれば増配をストップすることもあります。さらには、配当金を少なくしたり(減配)、なくしたり(無配)する可能性もあるのです。

かつて高配当株として知られていた銘柄に東京電力があります。電力株やガス株は不況にも強いディフェンシブ銘柄。そのうえ配当金も高く、人気だったのです。しかし、その東京電力も、震災後は株価が大きく下落しました。そのうえ、配当金をゼロにしています。
このように、絶対に安全な投資はありませんので、ご注意ください。

また、これまで投資などやったことがないという方には、米国高配当株に投資するETF(上場投資信託)を選ぶのもいいでしょう。ETFは、1本買うことで数十・数百の銘柄に投資するのと同じような効果を得ることができます。

たとえば、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)、S&P500高配当株式ETF(SPYD)などが挙げられます。いずれも、米国の複数の高配当株に分散投資を行います。いずれも手数料(経費率)が0.1%未満と安いのが特徴です。

どれかひとつの銘柄に集中投資してしまうと、その銘柄が暴落したときに大損する可能性があります。しかし、分散投資をしておけば、仮にどれかが値下がりしても、値下がりは限定的です。それどころか、他の銘柄の値上がりでカバーすることもできるかもしれません。
分散投資はリスクを抑え、堅実に増やすのに適した方法なのです。

高配当株・連続増配株・高配当ETFを買えるおすすめ証券会社

ここまでお話ししてきた高配当株・連続増配株・高配当ETFは、証券会社で買うことができます。証券会社はたくさんありますが、米国株の取扱いが多く、安価な手数料で投資できる証券会社としては、以下の4つの証券会社がおすすめです。

SBI証券

SBI証券はネット証券最大手の証券会社です。国内の株はもちろん、外国株式、投資信託、債券、FX(外国為替証拠金取引)、先物、金などに至るまで、さまざまな商品を扱っています。また、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)にも対応。税金を節約しながら投資することもできます。

SBI証券では、米国株式・ETF定期買付サービスが使えます。あらかじめ日付・銘柄・購入金額を設定しておけば、あとはその設定にしたがって自動的に商品が買い付けられます。手間なく投資をしたい人に向いています。

●SBI証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 片道25銭(住信SBIネット銀行利用時は片道4銭)
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス

SBI証券[旧イー・トレード証券]


楽天証券

楽天証券もSBI証券と並ぶ、大手のネット証券会社です。SBI証券と競うようにして、サービスを拡充しています。米国株・ETFを積立購入できる「米株積立」にも対応。あらかじめ設定した条件で自動的に米国株・ETFを買い付けることができます。
楽天証券では、取引に応じて楽天ポイントが得られます。国内株式だけでなく、外国株式、投資信託、個人向け国債などの取引も対象です。手に入れた楽天ポイントは、投資に回すことも可能。米国株の購入代金や手数料としても利用できます。楽天市場で買い物した場合のポイントが増える「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象にもなります(楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定のうえ、楽天ポイントを1ポイント以上使って当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍、当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍)。楽天経済圏を活用したい人におすすめです。

●楽天証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 片道25銭
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス


●マネックス証券

マネックス証券も、SBI証券・楽天証券と同様、主な投資は一通りできるネット証券です。
マネックス証券は米国株の売買に定評があります。品揃えも豊富です。投資したい銘柄がはっきりしていて、他の証券会社では取り扱っていないという場合には、マネックス証券を利用するのがいいでしょう。また、買付時の為替手数料が0銭となっています(今後、見直す可能性があるとしていますが、2019年7月以降0銭が続いています)。

2021年6月からは「米国株定期買付サービス」がスタート。マネックス証券で取扱いのある米国株・米国ETFを毎月の指定日に自動で買い付けることができます。また、保有銘柄からの配当金を自動的に同じ銘柄の買い付けにあてる「配当金再投資サービス」を利用すれば、配当金を自動で再投資することもできます。

●マネックス証券の米国株投資

・取扱銘柄数 4000本以上(ETF含む)
・売買通貨  米ドル・日本円
・売買手数料 約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)(税込)
・為替手数料 買付時0銭・売却時25銭
・備考    米国株・米国ETFの自動積立サービス
       配当金再投資サービス


●PayPay証券

スマホ証券のひとつ、PayPay証券では有名企業の米国株を株価に関わらず1000円から購入できます。たとえば、1株の株価が1万円の銘柄でも、1000円ずつ購入することができるのです。操作も銘柄選択から購入までわずか3タップととても簡単。定期的に購入できる自動積立サービスも用意されています。

また、投資の基礎知識や米国株式の歴史をマンガで読めるコンテンツもあり、楽しく学ぶことができます。

●PayPay証券の米国株投資

・取扱銘柄数 160本以上(ETF含む)
・売買通貨  日本円
・売買手数料 スプレッド(売買時の単価に対して加減)
       約定価格の0.5〜0.7%
・為替手数料 片道35銭
・備考    株価にかかわらず1000円から投資可能
       米国株・米国ETFの自動積立サービス

まとめ

経済的に自立し、早期退職を目指すFIREの考え方と、FIREを手にするための第一歩としての高配当株・連続増配株投資について紹介しました。配当金を狙う投資には派手さはありませんし、お金が増えるのにも相応に時間がかかります。しかし、いきなりFIREを達成するのは難しくても、お金は少しでも増えるところに置くのが大切。配当金を狙う高配当株・連続増配株・高配当ETF投資、証券会社に口座を開いて、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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