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21/02/11

資産運用・経済

決して買ってはいけない投資信託・関連投資サービス、5つの地雷商品

投資家から集めたお金をプロがまとめて運用してくれる投資信託。
私たちが投資できる投資信託は6000本以上もあります。投資信託の中には、株と同様にリアルタイムで取引できるETF(上場投資信託)もあります。
そして、投資信託・ETFを主に活用する投資サービスとして、ロボアドやファンドラップなどのサービスがあります。

しかし、そのすべてが効率的にお金を増やしてくれるかというと、そうではありません。
今回は、お金を効率的に増やしたいのであれば、決して買ってはいけない投資信託・関連投資サービスを5つ紹介します。テーマは「手数料」です。

買ってはいけない「地雷商品」①:毎月分配型ファンド

毎月分配型ファンドとは、その名のとおり、毎月分配金がもらえるタイプの投資信託です。
「毎月分配金がもらえるなんて、たくさんもらえてお得」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

●分配金の支払パターンは2種類

分配金の支払いパターンは、大きく分けて2つあります。
ひとつは、分配金を運用益から支払うものです。分配金を運用益から支払っていれば、元本は減りません。ただ、だからといっていいというものでもありません。利息が利息を生む複利効果が生かせないからです。

たとえば、運用利回り3%の投資信託を10万円分買い付けて、1年後に3000円をもらったとします。この3000円を受け取らずに再度投資へ回せば、翌年は10万3000円に対して3%の利益が得られます。

毎月分配型では、この3000円を受け取ることになるので、複利効果を得られません。また、利益を分配金として受け取ると、その時点で20.315%の税金が取られてしまうので、その分を再投資に回せないのは非効率といえます。

もうひとつの、分配金を運用益だけでなく、取り崩した元本と合わせて支払うものはさらにまずいことになります。元本が減ってしまうということは、投資信託が投資に回せるお金が減ってしまうため、複利効果がさらに少なくなってしまうのです。

にもかかわらず、毎月分配型ファンドは人気です。毎月お小遣いのようにお金が受け取れるからと、目先の利益に飛びついているのが現状なのです。
しかし、特にこれから資産形成をしたい若年層の方が、お金を増やすという観点で、毎月分配型ファンドを選ぶのは非効率です。投資で効率よく増やしたいならば、運用で得た利益も投資へ回す「複利」で増やすことが大切だからです。

選ぶべきは「分配金が再投資される」タイプ、もしくは「無分配」タイプの投資信託です。投資の利益が非課税になる「つみたてNISA」で購入できる投資信託からも、毎月分配型ファンドは外されています。それが、資産形成には向かない何よりの証拠だといえます。

なお、毎月分配型ファンドも、購入時手数料や信託報酬が高い傾向があります。手数料はあなたの資産を確実に減らす「損失」ですから、少ないものを選びましょう。

買ってはいけない「地雷商品」②:テーマ型ファンド

テーマ型ファンドとは、世の中で話題になっているテーマに関連する銘柄に的を絞って投資する株式投資信託のことです。SDGs、再生医療、ロボット、AI(人工知能)、ヘルスケア、FinTech、さらには仮想通貨(暗号資産)まで、旬なテーマに関連している銘柄に絞ったテーマ型ファンドがたくさんあります。今後も、新たなテーマが出てくれば増えていくことでしょう。

テーマ型ファンドは、テーマに沿った銘柄を選別するアクティブファンドがほとんどなので、ファンドマネージャーの銘柄選定にかかる調査や分析などの負担により、信託報酬が高いものばかり。年2%以上のものも少なくありません。

信託報酬が高くても、ハイリターンが実現できるならばいいですが、残念ながらそうは行かないようです。一時的に成績が良くても、その後すぐに運用成績が悪化しているものが目立ちます。

その理由は、世間で注目されるテーマは時間とともに変化し、あっという間に忘れられるからです。仮に注目度が低くなっても、投資している企業の業績が長期的に伸びていれば、株価も上昇すると考えられるので問題はありませんが、注目度が低くなるだけでなく、業績が伸びず株価も上昇しなければ、テーマ型ファンドの運用成績も悪化してしまうのです。

●テーマ型ファンドの設定は旬を過ぎている

したがって、テーマ型ファンドはとてもおすすめできる投資信託ではありません。どうしても投資したいという方は、長期的にそのテーマが存続し得るのかを検討のうえ、短期的に投資すると割り切って行うのがよいでしょう。なお、テーマ型ファンドも、購入時手数料が高い傾向があります。

買ってはいけない「地雷商品」③:通貨選択型ファンド

通貨選択型ファンドは、株式や債券などの投資対象だけでなく、円以外の通貨を選択できる商品です。そうすることで、投資した資産の値上がり益、配当、利子に加えて、選択した通貨の為替差益や為替取引によるプレミアムも受け取れる商品です。ちなみに「プレミアム」は、選択した通貨の金利が投資信託の投資先の通貨の金利より高い場合に、その金利差にあたる金額がもらえる、ということです。逆に、選択した通貨の金利が低い場合は、その金利差にあたる金額を支払う必要があります。

選択できる通貨は、多くの場合、現地通貨ベースの金利が高いトルコ・リラ、ブラジル・レアル、豪ドル、南アフリカ・ランドなど、リスクの高い新興国通貨が選択されています。

●通貨選択型ファンドは収益がわかりにくい…

運用益だけでなく為替差益やプレミアムまで受け取れる可能性があるというと、なんだかすごく儲かりそうですが、そのぶんリスクも高く、購入時手数料や信託報酬もかなり高いものがほとんどです。
なにより、仕組みが複雑で理解しにくいのも問題です。運用実績が振るわないものが多いのが実情です。そもそも自分で仕組みを理解できないような商品を買うべきではありません。

LINE証券

買ってはいけない「地雷商品」④:ファンドラップ(ラップ口座)

ファンドラップとは、投資家と金融機関との間で「投資一任契約」を結び、売買の判断はもちろん実際の売買、管理に至るまですべてお任せするサービスです。投資信託も運用はプロにお任せなのですが、投資信託は何に投資するのかを自分で見て選ぶ必要があるのに対して、ファンドラップの場合はどこに資産を配分するか、投資商品はどうするかなどすべて金融機関にお任せする点が違います。投資家の意向をくんで、最適な投資先をプロが探してくれる、というわけです。

ファンドラップは、以前は富裕層向けのサービスが中心でしたが、最近は、一般の人向けにもサービスが広がっています。とはいえ、最低投資金額は300万円程度から。それなりにまとまった金額が必要です。

運用のプロが自分にぴったりの運用方法を考え、運用までしてくれるなら便利ですね。しかし、それだけの手間をかける以上、手数料も相応に高くなってしまうのです。

●ファンドラップの手数料は「二重構造」

そもそも、投資信託には、買うときにかかる購入時手数料、持っている間にかかる信託報酬、売るときにかかる信託財産留保額といった手数料がかかります(購入時手数料・信託財産留保額はない商品もあります)。

ファンドラップの場合、売買時の手数料はかからないのですが、そのかわりに「口座管理手数料」や「投資一任手数料」といった手数料がかかります。この金額がはっきり言って高いのです。金融機関によって多少異なりますが、年間3%程度の手数料がかかっています。年間3%の手数料がかかるとして、1000万円をファンドラップで運用したら、ファンドラップの手数料だけで30万円です。

それでいてもちろん、プロに一任したから絶対に儲かる、というわけではありません。プロも私たちと同じ投資信託を利用して投資を行います。であれば、手数料の安い投資信託を自分で選んで運用したほうが、はるかに効率的です。

たとえば、国内・海外の株・債券・不動産に幅広く投資するバランス型投資信託、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬は年0.154%(2021年2月8日現在)です。プロに任せて3%の手数料を払い続ける投資をするのか、それとも自分で投資して0.1%程度の手数料の投資をするのか、どちらがいいかは明白です。

投資では、コストを下げることが何よりも大切です。ぜひ、コストを意識した投資を心がけましょう。

PayPay証券

買ってはいけない「地雷商品」⑤:ロボアドバイザー(ロボアド)

ロボアドは、金融のプロが開発したアルゴリズムを投資に生かすことのできる商品です。
ロボアドには大きく分けて、資産状況、環境、目的などに合わせたポートフォリオを診断し、投資商品の選定から購入、積立、リバランス(資産配分の調整)まで自動で行ってくれる「運用一任型」と、ポートフォリオを診断して商品を示すだけ(購入や積立などは自分で行う)の「アドバイス型」の2種類があります。

●2種類のロボアドの違い

このうち、アドバイス型は無料で利用できるものが多いので、投資の参考に使ってみる分にはいいでしょう。しかし、問題は運用一任型。先のファンドラップ同様、運用一任型のロボアドでも運用資産の年率1%前後の手数料がかかります。これは割高ですから、自身でインデックス型投資信託やETFを選んだほうが断然いいと考えます。

「自動で分散投資し、自動でリバランスまでしてくれるのがありがたい」という理由でロボアドを購入しているなら、バランス型投資信託を購入した方がコスト面で断然お得です。

日本のロボアドはサービス開始からそれほど年月が経っていないため、十分な運用実績の検証は難しいですが、過去に世界株式型インデックス型投資信託やバランス型投資信託と、投資条件を同じにして運用実績をロボアドと検証したところ、世界株式型インデックス型投資信託の圧勝、バランス型投資信託とはほぼ変わらずという結果でした。
詳しく知りたい方は「ロボアドvsバランスファンド、どっちが儲かっているのか【Money&You TV】」でご確認ください。

いくらプロのアルゴリズムが使えるからといって、儲かるとは限りません。1990 年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏が礎を築いた現代ポートフォリオ理論に基づく「平均分散法」を活用しているから、「リスクをより抑えられる」、とも限りません。
そもそも、リスク・リターンの計測期間(3年なのか、5年なのか、10年なのか)、観測時期(直近なのか、リーマンショックなどの時期は入れなくて良いのか)、データ頻度(日次、週次、月次)など前提によっても変わります。将来リターンの推定法にもよります。

そして大事なのがそもそも「1%」という手数料は妥当なのか、です。アメリカのオンライン取引を中核とする大手証券会社「チャールズシュワブ」が提供するロボアドサービス「Schwab Intelligent Portfolios」は手数料無料です。もちろん、ポートフォリオに組み込むETFそのものの信託報酬(年間0.1〜0.2%)は追加でかかります。

もっとも、今後、ロボアドが発達して、ローン・保険・貯蓄・資産運用などの総合的な提案・実行支援ができるようになるなど、便利なものになっていく可能性もあります。低コスト化も進むでしょう。もしそうなったら、そのときにコストに見合っているのかを判断の上、活用を検討すればいいでしょう。

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まとめ

買ってはいけない「地雷」投資信託・関連投資サービスを見てきました。結局、手数料が安く、シンプルな仕組みの投資信託・ETFを自分で選んで買うのが、資産を効率よく増やすのに最適です。
新しいものだから、なんだか凄そうだから、儲かりそうだからと安易に手を出すのではなく、頭で良く考えること。そして行動することを忘れずに堅実にお金を増やしていきましょう。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『SNS時代に自分の価値を最大化する方法』(河出書房新社)、『入門 仮想通貨のしくみ』(日本実業出版社)、『人気FPが教える! 稼げるスマホ株投資』(スタンダーズ)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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