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20/01/26

家計・ライフ

2020年こそお金を見える化! FP高山一恵が選ぶおすすめ家計簿アプリ3選

2020年こそ貯蓄するぞ!と意気込んでいる人も多いことでしょう。貯蓄ができる家計にするためには、まず「支出」を「見える化」することが大切です。とはいえ、これまで家計簿にトライしてみたものの、長続きしなかった…という人は少なくないのでは?そこで、オススメなのが、場所も時間も選ばず手軽に利用できる「家計簿アプリ」。ただし、家計簿アプリといっても、様々な種類があり、それぞれ特徴が違います。
今回はオススメの家計簿アプリをご紹介します!

オススメ家計簿アプリその1:おカネレコ

家計簿超初心者にオススメなのが「おカネレコ」です。サブキャッチに「もっともカンタンでもっとも続く家計簿」とあるように、おカネレコは、画面も操作もシンプル・簡単なところが特徴です。特にITに苦手意識を持つ女性からの支持が熱く、約400万人いるユーザーの約7割が女性です。

● 画面も操作もシンプルなのでわかりやすい

おカネレコは、アプリを開いたところから「入力画面」になりますが、入力画面は、わかりやすさを重視しており、ムダなボタンがありません。金額の入力は電卓型なので、誰でも迷わずに入力することができます。また、項目の設定も自由にカスタマイズが可能です。「食費」としてもよいし、「○○スーパー」のように、よく行くお店の名前で設定してもよいでしょう。

● 項目ごとに色分けした円グラフで家計を「見える化」

入力した支出は、項目ごとに色分けした円グラフで表示され、支出の割合がすぐにわかるようになっています。グラフの色も見やすいように工夫されています。かかった金額が「見える化」され、定期的に確認することで、翌月の節約目標や家計の見直しにつながります。円グラフに加えて、支出額がどう変化しているかを見ることができる棒グラフも表示されます。円グラフも棒グラフも「月ごと」だけでなく、「日ごと」や「週ごと」、「年ごと」で表示することができます。

●「設定機能」を活用し、自分仕様にカスタマイズ

自分の使い勝手良くカスタマイズするには、「設定機能」をフル活用することです。例えば、支出を集計する締め日を「月末」にしたり、お給料日に合わせて「25日」にしたりと、家庭の事情に合わせて締め日を設定できます。

オススメ家計簿アプリその2:カケイブ

カケイブは、「たまる」をコンセプトに、昨年8月にリリースされたニューフェイスの家計簿アプリです。カケイブは、イオン銀行に口座を持っていたり、イオンでよく買い物したりする人には、便利かつお得なアプリです。

● レシート撮影で金額も品目も自動読み取りが可能

カケイブの大きな特徴は、買ったものをひとつひとつ入力しなくても、スマホのカメラでレシートを撮影すれば、買った品物や金額、お店まで情報を読み取ってくれるところです。家計の状況は棒グラフや円グラフで表示され、支出を分析することが可能なので、節約ポイントが分かります。また、イオン銀行口座と連携することができ、入出金情報を自動入力できます。イオン銀行を利用している人は口座の状況も把握できるのでとても便利です。

● 予算機能で「予算化」が可能!

また、注目したいのは「予算機能」です。お金を貯めるには、支出を分析して、きちんと「予算化」すること。とはいえ、そもそもどれくらいの予算にしたらよいのかわからないという人も少なくありません。カケイブでは、初期に月収や性別、誕生年、配偶者、子どもなどのプロフィールを設定すれば、設定されたプロフィールから一般的な予算が参考として表示されます。

● 毎日暮らしのヒントが届いたり、くじひきができたりする

カケイブに住むキャラクター「タマル」から、毎日、食費の節約のコツや家計の見直しの秘訣など、暮らしのヒントが届きます。また、毎日1回くじ引きができ、当選すると電子マネーWAONポイントが貯まります。使えば使うほど、ポイントや節約ができてお金を貯めやすくなります。

オススメ家計簿アプリその3:マネーフォワードME

マネーフォワードMEは、家計管理も資産管理もしっかりやりたいというビジネスパーソンのユーザーが多く、男女比はほぼ半々です。家計簿アプリの利用者数は700万人を突破しており、家計簿アプリのシェアではトップクラスです。

● 日々の家計管理も手軽にできる

マネーフォワードMEでも、他の家計簿アプリと同様にレシートの読み取り機能があり、日々の支出管理が手軽にできたり、棒グラフや円グラフで支出を分析できたりします。また、毎月の収入、支出の推移のグラフ化が可能。変化が一目でわかるので、家計の改善ポイントを把握しやすくなります。

● 外部サービスとの連携の多さに強み

日々の家計管理もそうですが、マネーフォワードMEの強みは、外部サービスとの連携数の多さです。銀行、証券会社、クレジットカード、ポイントカード、電子マネー、年金、ネットショッピングなど、その数は約2,600以上にものぼります。便利なのは、銀行口座やクレジットカード、電子マネーも一度登録してしまえば、自動的に情報を取得し、振り分けてくれるところ。複数口座を持っていると、口座ごとに確認する手間がありますが、登録している口座、サービスが一覧で見ることができるのは便利ですね。

● プレミアム会員になると受けられるワンランク上のサービス

マネーフォワードMEでは、月額500円(税込)を支払う「プレミアム会員」制度があります。無料版では、登録できるサービスの連携数は10までですが、無制限で登録したいという場合や全ての連携先の最新データを取得したいという場合には、毎月500円を払って「プレミアム会員」になる必要があります。
また、プレミアム会員になると、自分の属性に近い「理想の家計」との比較ができます。黒字家計の人の家計と自分の家計を比べることにより、削減ポイントがわかり、支出削減効果があるようです。


このように、ひとくちに家計簿アプリといってもそれぞれ特徴が違います。自分のライフスタイルなどに合わせて使い勝手のよいものを選びましょう。

高山 一恵 ファイナンシャルプランナー

(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万9000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍100冊、累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。X(旧Twitter)→@takayamakazue

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