18/06/18
節約上手に24時間密着!お金と健康に気を使うのがくらしの秘訣
本当の節約上手な人は、出費を抑えるために無理な努力やガマンはしていません。その暮らしぶりはいたって自然体。必要なものはしっかり買い揃え、おつきあいもそつなくこなします。
そんな節約上手な人は、どのように24時間を過ごしているのでしょうか。
今回お話を聞かせてもらったのは、東京都在住の派遣社員マスミさん(35歳)です。月の手取りは20万円。一人暮らしの家賃は7万円です。旅行が好きなので、そのために普段の暮らしは節約をして、月5万円を貯蓄しています。
節約上手のマスミさんの暮らしを朝から追ってみましょう。
節約上手はくらし上手
6:00 起床:優雅なハーブティも電気代は節約
朝起きたら、お湯をわかしてハーブティを飲みます。専門店でブレンドしたこだわりの一杯ですが、電気代は節約します。
いつでも熱湯が使える電気ポットは便利ですが、朝と夜にお茶を飲む程度なら、保温の電気代がもったいないのでガスで沸かしたほうが経済的。マスミさんもガスを使っていましたが、最近電子ケトルを買いました。テーブルにおける小さいもので、沸いたら自動的にスイッチが切れるので、手軽に使えて保温にかかる電気代はゼロです。
7:00 朝食:1日1品作りおきで、朝食もランチもラクラク
朝食は1日の活力。できるだけ食べるようにしたいですね。
マスミさんは、朝食の準備と一緒にランチ用のお弁当を詰めて、ランチ代の節約だけでなく時間の節約もしています。おかずは作りおきができるものを中心に1日1品だけ作っておけば、その日作ったものと、前日までに作っておいたものを詰めるだけなので、カンタンに飽きないお弁当が作れます。
8:00 身支度:化粧品はモニターなどを利用して無料でゲット
基礎化粧品やメイク用品は、こだわりのものはしっかりお金をかけている人が多いようです。しかし、サンプル品として無料でゲットする方法もあります。インターネットサイトでアンケートに答えると、サンプルをもらえたり、サンプルを配布するイベントに参加できたりするので大変おトク。マスミさんは、化粧品にお金はほとんどかかりません。そのかわり、隙間時間を利用してインターネットのおトク情報のチェックはかかせません。
9:00 出社:コンビニに寄る習慣をなくして月1万円節約
出社前にコンビニに寄る習慣があると、お金が貯まりにくいようです。
コーヒーだけ、と思っていても目に付いたお菓子や雑誌を買ってしまうことはよくあります。コンビニになんとなく立ち寄ると、ついで買いで無駄遣いをしてしまいがち。1日500円でも1カ月で1万円以上になっていまいます。
これに気付いたマスミさんは、買物がある時だけコンビニに行くようにして、月1万円の節約に成功しました。
12:00 ランチ:外食の時でも節約はできる
節約生活に無理は禁物。マスミさんも忙しいときはお弁当を持ってこられない日もあります。外食をしても、節約できるお店をチェックしておくといいですね。
「ご飯すくなめ」や「麺すくなめ」がオーダーできるお店だと、ダイエットにもなり、ランチ代も割引になります。毎回50円の割引でも10日で500円。少額だからと面倒がらずに節約したいですね。
18:00 終業:お金を使ったら、すぐに家計簿アプリに入力しておく
友達と食事をする時は、ポイントのたまるお店や、クーポンが利用できるお店を利用するのは当たり前。新しいお店探しをする時も、クーポンサイトで探すと効率的です。
また、お金を使ったらすぐにスマートフォンで家計簿アプリに入力することも大切です。家計簿は「あとでまとめて」と思って後回しにしていると、いつの間にか何に使ったかわからなくなってしまいます。
マスミさんは、帰りの電車の中で入力しています。帰宅してからだと面倒になってしまいがちですが、アプリならどこでもすぐに入力できるので忘れませんし、自動的に集計してグラフにまとめてくれるので便利です。
21:00 帰宅:インターネットショッピングは自分なりのルールを決める
帰宅をしてからはインターネットなどでゆっくり楽しみます。欲しい物の値段を比較検討するのにインターネットはとても便利。しかし、インターネットショッピングは手軽すぎてつい買いすぎてしまうことが心配です。
マスミさんは、買物に自分なりのルールを決めています。それは、「欲しい!」と思った商品でも即決はせず、1日考えてから買うことにするというもの。1日たつと、必要性やコスパなどを冷静に判断できるからです。
23:00 就寝:ゆっくり休むことは健康にもお財布にも大切
マスミさんは、寝る1時間前にはスマートフォンの利用をやめるようにしています。ゆっくり寝て休養をとるためには、ブルーライトの刺激は禁物。健康に気をつけることは、実は節約にもつながっています。
具合が悪くなって病院に行ったり、薬を買ったりすればお金がかかりますし、寝不足でお肌のコンディションが悪くなれば、高い化粧品を使っても、いまひとつメイクも決まらないでしょう。
マスミさんは以前、不眠から体調を崩して仕事を休みがちになった時期がありました。派遣で働いていると、仕事を休めばその分お給料にダイレクトに響きます。クリニックへの通院代もかかるので、身体だけではなく、経済的にもピンチになってしまいます。しかし今では、就寝前のリラックスタイムを上手にすごし、健康も取り戻しています。
節約習慣はくらしのスタイルそのもの
節約は、わざわざ気をつけてやるよりも、生活習慣にすると無理なく続けることができます。ちょっとした無駄遣いを減らすことで、1カ月後や1年後に大きな差が生まれます。
大切なお金はしっかり節約して、楽しく使いましょう。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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