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20/05/04

資産運用・経済

コロナ不況を生き抜く資産防衛術

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

現在、新型コロナウイルスが猛威を振るっていますが、一向に収束の目処がたっておらず、長期化する様相を呈してきました。そこで、長引くコロナ不況を乗り越えるためにどうやって資産を守っていったら良いのか、コロナ不況を生き抜くための資産防衛術について考えてみたいと思います。

攻めと守りをバランスよく!基本は「コアサテライト戦略」

新型コロナとは、長い付き合いになることを前提にこれから自分の資産をどうやって守り、また少しずつでも増やしくのかを考える必要があります。

こういう時にお手本にしたいのが、保険会社や銀行など多くの人からお金を預かり運用している機関投資家の考え方です。
例えば、保険会社の資産運用部門では、多くの人が支払う莫大な保険料を預かります。その保険料の大半は将来の保険金などの支払いを確実に果たすための資金となるので、大きく減らさずかつ、安定的にお金を増やしていく必要があります。

国内の生命保険会社では、総資産の7割〜9割は日本国債を中心とした円建て債券などで安定運用・長期運用を行い、残りの1割〜3割で株式、外国債券(主に米国債)、ハイイールド債券、不動産などといったリスクの高い資産で利益を狙った運用を行っています。

これは、「コアサテライト戦略」という考え方で、資産形成のコアとなる部分は安定成長・長期運用で行い、サテライト部分で積極的に利益を狙った運用を行うというものです。

コアサテライト戦略は個人の資産運用でも有効です。
個人の場合、コア資産の例は現預金、定期預金、インデックス型の投資信託、純金積立などがあります。投資信託はiDeCo(個人型確定拠出年金)、企業型確定拠出年金、つみたてNISAと組み合わせるとさらに効率よくお金を増やすことができます。
サテライト資産は、FX、株式投資、仮想通貨(暗号資産)、アクティブファンドなどです。

不況を耐え抜くためには、コア資産をしっかりと築く

不況時は、サテライト資産であるFXや株式投資などは大暴落する可能性が高いので、まずは、コア資産をきちんと固めたいところです。

●不況時に頼りになる「現預金」は生活費の6ヶ月から1年分を確保

不況時になんといっても頼りになるのが「現預金」です。今回のコロナの影響で収入が大幅に減少している人も少なくないと思いますが、そんな時に貯金があるかないかで、家計状況はまったく違います。いざという時に備えて、生活費の6ヶ月から1年分は預貯金で確保しておきたいところです。

●「投資信託」の積立投資は長期・分散で継続

積極的に資産運用をしていないという人でも投資信託を保有している人は多いのではないでしょうか。特に最近は、iDeCo やつみたてNISAなど、税制優遇を味方につけながら投資信託の積み立てで資産運用をスタートするという人が増えています。

iDeCoもつみたてNISAも運用で得た利益(売却益・分配金など)に税金がかからず、効率的にお金を増やしていけるのがメリットです。iDeCoやつみたてNISAを活用して、コツコツ投資信託積立で増やす資産もまさにコア資産に該当します。

とはいえ、今回のコロナ危機では、投資信託でコツコツ資産運用をしてきた人も暴落が直撃しました。恐怖心で耐えきれず思わず売ってしまおうと思った人も少なくないと思いますが、どんなに相場が大荒れの時でも、投資信託の積立投資では「長期」「分散」が基本です。

投資信託積立は、価格が下がったときこそチャンス! というのも価格が下がった時には、多くの口数が買えるため、平均購入単価を下げることができるからです。これをドル・コスト平均法と言います。平均購入単価を下げることで、値上がりに転じた際に利益を得られやすくなります。これまで幾度も経済危機はありましたが下がり続ける相場はありません。いつか相場は上がります。

2008年9月に起こったリーマン・ショックの時を思い出してみましょう。リーマン・ショックの影響は半年ほど続き、アメリカの株価はリーマン・ショック前の半分ほどになりました。しかしそこから数年でリーマン・ショック前の水準に回復し、さらに大きく株価を伸ばしてきたのです。100年に1度の金融危機も、市場は乗り越えてきたのです。

実際、リーマン・ショック時に慌てて資産を売ってしまった人もたくさんいるでしょう。そこで売ってしまった人は、売った後の上昇の恩恵を受けられなかったことになります。一方、パニックにならずに淡々と投資を続けてきた人は、資産が倍増していることになります。

また、投資信託積立を活用する際には、国内外に資産が分散されていて、かつ、信託報酬が低いインデックス型の投資信託を活用すると安定的に資産を増やせる可能性が高まるでしょう。


●有事に強い「金」 純金積立がおすすめ

さらに、資産を手堅く守るために持っておきたいのが「金」です。
昔から有事の時には「金」といわれ、資産の避難先として金は注目されています。その理由は、金は「現物資産」だからです。例えば、株式などは、ペーパー資産といわれ、世界経済が混乱するような出来事が起こり、万が一発行元が破綻してしまった場合には、紙くずになってしまう可能性がありますが、金は、現物資産なので価値がゼロになることはありません。万が一、日本が破綻することがあっても、金は世界中どこにいっても取引できるのもメリット。資産を守るためにも、資産の一部を金で持っておくとよいでしょう。

とはいえ、いきなり金投資と言われてもどうやったらよいのかわからない・・・という人も少なくないでしょう。ひとくちに金投資といっても、金に投資する方法は、①ゴールドバー(棒状の地金)②地金型金貨③金に投資しているETF や投資信託④純金積立の4つがあります。

この中でも初心者にオススメなのが、「純金積立」です。純金積立は、純金積立を取り扱っている業者と契約を結び、毎月一定額を積み立てながら金の現物に継続的に投資をしていく仕組みの商品のこと。純金積立は、「田中貴金属工業」や「三菱マテリアル」などの貴金属商や鉱山会社、「SBI証券」や「楽天証券」などのネット証券などで始めることができます。

2018年以降、金の価格は右肩で上がっているので、高値掴みを心配する人も多いのですが、前述した投資信託の積立同様、毎月定額を積み立てることで、平均購入単価を下げる効果があり、高値掴みを避ける効果があります。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

資産の1割〜3割はサテライト資産で運用

資産全体の1割〜3割は積極的に資産を増やす国内外の株式や銘柄を選別して運用するアクティブ型の投資信託などで運用すると良いでしょう。とはいえ、今のような相場だと、「危機に強い企業」「現金が潤沢にある企業」など、銘柄選別をする能力がないと厳しいかもしれません。株式投資の知識を身につけつつ、情報のアンテナを立て情報を収集したいですね。

●株式投資の主役は「米国株」

世界の株式の中では注目すべきは「米国株」。米国株は最高値を更新し続けた年明けの大相場から一転、コロナの影響で3月に歴史的な急落に転じました。ですが、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftなど、いわゆる、世界を牽引する巨大テクノロジー企業GAFAMは、既に収益力の高いビジネスモデルを築いており、まだまだ成長が期待できそうです。

株価が割安な今、中長期的な成長が見込める優良株に投資しておくのも一つの方法でしょう。スマホ証券PayPay証券(旧OneTapBUY)では、誰もが知っている有名な米国株を1000円から購入することができます。こちらのサービスは米国株の積立ができますのでおすすめです。

PayPay証券


●積極的な投資の代表格「FX」も積立で

そして、積極的な投資の代表格といえば、FXが挙げられます。FXでは、2国間の通貨の為替の値動きを利用しつつ、少ない資金で多くの取引ができるレバレッジや、毎日もらえる利息のようなスワップポイントなどのしくみを生かして利益を狙います。
レバレッジをかけて取引できることから大きなリターンを得られる反面、損失も大きくなります。ニュースなどでは、損失が大きくなった事例ばかりが取り上げられるので、FX=危険、怖いというイメージがついてしまっているようです。

さて、為替は、金利差や需給、各国首脳や要人発言などで動きます。市場が大暴落している時は投資家がリスクを回避するために、安全資産としての円やドルを買う傾向にありますが、今は超がつくほどのリスク回避が起きているため主要通貨であるドルを買い戻し、現金化する傾向からドル買いが進んでいるようです。
とはいえ、為替の動きを読むのはプロでも至難の技。そこで、今のような相場では、FXを行う場合も積立で行うことがオススメです。SBI証券またはSBI FXトレードでは積み立てでFXができる「積立FX」というサービスがあります。


積立FXは、購入通貨・購入金額・購入頻度・レバレッジの4点をあらかじめ登録しておくだけで、FXで積立投資をしてくれる仕組みです。たとえば、1日100円ずつの計算で「月3000円分ずつ」と指定すると、1カ月で3000円分の通貨を少しずつ購入できます。レバレッジを2倍・3倍にすると、通貨を2倍・3倍購入できることになります。低レバレッジで、ドル・コスト平均法を利用しながら購入することができるというわけです。

まとめ

今回は、コロナ不況を生き抜くための資産防衛術についてお話しました。
現在は、人類が経験したことのない危機に直面していますが、危機に惑わされずに、基本は、攻めと守りを考えながら淡々と続けることです。
コロナとの付き合いは長らく続きそうなので、この機会にぜひ、ご自身の資産の防衛について考えてみてくださいね。

高山 一恵 ファイナンシャルプランナー

(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万9000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍100冊、累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。X(旧Twitter)→@takayamakazue

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