18/11/06
男女の生活費の違いはココ! 違いを知って、上手に節約する
お金を貯めたいと思ったらまずは節約して支出を減らそうと思うでしょう。支出の中でも日々の生活費を見直すことはとても大切です。データをみてみると男女の生活費には違いがあり、おしゃれにかける金額は2倍になっています。男女の生活費の違いを知って上手に節約する方法を紹介します。
女性がおしゃれにかける金額は男性の2倍!?
自分の生活費でここが気になるなという支出はありますか?
総務省の調査結果では男女で大きな違いのある支出がありました。被服費、理容・美容関係の支出、つまり「おしゃれ」にかける支出です。被服費は服や靴などの履物代で女性は男性の1.21倍、理容・美容サービスは美容室でカットやパーマしてもらう費用で男性の1.41倍です。理容・美容用品は化粧品やヘアケア製品などへの費用で男性の2.03倍となっています。
「総務省・1世帯当たり1か月間の収入と支出・34歳までから抜粋」(2017年2月)
特に女性ならではの支出を上手に抑えるには?
女性として節約するには、お金をかけている「おしゃれに関する費用」に注目して節約していくことがポイントです。
・被服費
流行のデザインのものはGUなどのファストファッションやメルカリなどのフリマアプリを利用して安いものを購入する。
・美容院
理容・美容サービスはホットペッパービューティーなどのサイトも充実してきて良いサービスをお手頃で受ける。
・化粧品
化粧水・乳液など定番商品は、カウンセリングを受けなくてもよいのであればポイントの貯まるドラッグストアや化粧品格安販売のお店を利用する。
男女間で、意外と違う食費と光熱費も上手に抑える!
また、別の支出で男女の違いがあったのは食事関係と光熱費関係の支出です。
食事関係では、男性は自炊をしないためか外食費が2万3952円とかなり多いのですが、女性は1万2437円で男性のおよそ半分です。男性より少ない支出であることを強みとして考え、飲み会を1回減らすなど工夫して外食を減らすということもポイントでしょう。
光熱費関係の電気・ガス・水道代は女性の方が高く、男性は6218円でしたが女性は7776円で1.25倍でした。お風呂やシャワーの回数が多いため水道代が増え、ドライヤーやヘアアイロンなど美容に関わる電気代、自炊のためガス代などが増える傾向があるといえるでしょう。
水道代は、節水シャワーにすると50~70%節水できるものもあります。電気代は、つけっぱなしのテレビはこまめに消す、電球をLEDに替える、暖房便座をオフにして便座カバーにするなど小さなことから始めてみるとよいでしょう。
まとめ
生活費を男女で比べてみるとおしゃれにかける金額がまだまだ多いのが女性の特徴です。自分のご褒美に服や化粧品の購入、エステを受けにいくのも働くモチベーションになるので悪いことではありません。しかしご褒美の度が過ぎると使いすぎになりがちなのが「おしゃれにかける金額」です。
お金のやりくりも、女性の身体もメリハリが大切です。男女の違いを知って、節約できる「おしゃれにかける金額」部分を意識してメリハリのあるやりくりを目指しましょう。
稲村 優貴子
ファイナンシャルプランナー(CFP)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。
記事提供:moneliy
【関連記事もチェック】
・まず値札を見る人は要注意!FPが考える、損をしない買物術
・支出割合を「6:2:2」の黄金比にするだけで、年収の2割が貯まる家計整え術
・1000万円貯めている人が、決してやらない3つの節約
・スポーツジムの月会費を無駄にせず続ける3つのコツ
・銀行ATM手数料がぞくぞく値上げ!手数料が無料になる条件は?
moneliy マネリー
「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
マネーケアで生活に彩りを与え、女性が笑顔でいられる社会を目指すための情報を発信します。
moneliy
この記事が気に入ったら
いいね!しよう