18/09/09
買った投資信託が値下がり…どうしたらいいの?
この記事は『1000円から増やす積み立て投資術』(standards)からの内容を抜粋したものになります。
※以下、書籍より抜粋
値下がりは多く買うチャンスに
投資の損失が出るということは「そのまま貯めていたほうがよかった」ということ。そのような事態はできるだけ避けたいでしょう。
しかし、相場が急落することはよくあります。
たとえば、これまでも重大なニュースが世界中で報じられ、大規模な株安が発生しました。株が安くなると、投資信託の基準価額も下落すると考えられます。
それが気になるのもわかりますが、ここはじっと耐えて、毎月コツコツ続けることをおすすめします。
投資信託の積み立ては、価格が下がったときこそ多く買い付けるチャンス。
ということは、相場が急落したときは絶好の買いチャンスだともいえるのです。
ずっと下がり続ける相場がないこともまた事実です。
数十年、じっくり運用することで、短期的な損失は気にならなくなるでしょう。
ですので、基本的には運用を続けてほしいのですが、もし、左に掲げたような投資信託だったのならば、乗り換えを考えてもいいかもしれません。
用語説明:繰上償還
投資信託の運用期間(信託期間)より前に運用が終わってしまうこと。繰上償還が行われると、損を抱えていたとしても強制的に現金化されてしまう。
まとめ
下落は多く買い付けるチャンスなので、じっくり投資に取り組むのが基本。ただ、「数年間資産が減る一方」「繰上償還の可能性」などの場合は見直そう。
少額から投資を始めよう!
【1000円から増やす積み立て投資術シリーズ】
・第1回「1000円からの積立投資、何のためにいくら貯めるのかを具体化しよう」
・第2回「積み立て投資を始めたい! NISAやiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)はどこでできるの?」
・第3回「銀行?証券会社?NISA(つみたてNISA)はどこで運用するべき?」
・第4回「投資商品選びの鉄則!自分のリスク許容度を見極めるには」
・第5回「買った投資信託が値下がり…どうしたらいいの?」
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頼藤 太希 マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍100冊、累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧Twitter)→@yorifujitaiki
高山 一恵 ファイナンシャルプランナー
(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万9000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍100冊、累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。X(旧Twitter)→@takayamakazue
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